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ASUSは10月23日にスマートフォンZenFone 7シリーズを発売します。価格は「ZenFone 7 Pro」が税別9万9800円で、「ZenFone 7」が税別8万5800円となっています。

ZenFone 7シリーズは前モデルの「ZenFone 6」の特徴であるフリップカメラを引き継ぎつつ、スペックや各種機能を向上させた旗艦モデルです。本記事では、一足先にZenFone 7 Proの実機をお借りした筆者が機能の紹介をしつつ、使用感などをお伝えしていきます。

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まず、ZenFone 7シリーズの特徴となるカメラからご紹介します。同機が搭載しているフリップカメラは、モーターによる180度回転でリアカメラをインカメラとして活用できるというもの。

モーターは前モデルからアップデートさており、40%小型化されているにもかかわらず2.5倍近いトルクを実現しています。最大20万回のフリップに耐えられる構造となっており、これは一日100回の開閉を仮定して5年以上の耐久性とのこと。

フリップカメラが開いた状態で端末を落下させてしまっても確実に閉じてくれる機能も継承しています。なので仮に落としてしまってもフリップカメラへのダメージは軽減され、壊れるのを防ぐとされています。実際に落としてみたのが上記の動画ですが、しっかりとフリップカメラは閉じられていました。

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フリップカメラの角度は音量ボタンで調節できます。これによりスマホの持ち手を変えずにアオリの構図でサッと撮影することも。ZenFone 7シリーズからの新機能としてお気に入りの角度を3つまで保存可能です。

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▲音量ボタンには、カメラのフリップ角度調整以外にズームやシャッターを割り当てることもできます。
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▲付属のケースにはカメラをロックできるツメが備わっています。これにより意図しないフリップの作動を防げます。
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▲ロックされているとフリップカメラを動かすことができません。
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カメラは3眼仕様で、メイン広角カメラは6400万画素のソニー製フラッグシップセンサー「IMX686」を採用します。マクロ撮影にも対応した超広角カメラには、1200万画素のソニーIMX363センサーを搭載。望遠カメラは光学3倍ズームを搭載し、最大12倍のデジタルズームで安定した撮影が可能です。なお、Proのみ光学手ブレ補正に対応しています。撮影した作例をいくつかご紹介します。

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▲3眼カメラでの自撮りはZenFone 7ならではの体験。広角・高画質ってだけでアガります。大人数での旅行やお買い物が楽しくなるハズ。
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▲新桜台の「ラハメン ヤマン」にて「JUNK らはめん」をパシャリ。この艶感たまらないです。
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▲風景作例。広角で気持ちよく1枚に収まります。
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▲歩道橋でのパノラマ。シャッターを押すと自動でフリップカメラが動いて撮影してくれます。
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▲つなぎ目のない美麗なパノラマ撮影を実現。
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▲ポートレートは被写体を見ながら背景のボケ具合を調整できます。これはメインカメラと超広角カメラの2つのカメラを使用することで実現しているそうです。

動画は8K30fps、4K60fpsにて撮影可能。子供や動物の撮影で重宝するモーショントラッキング機能も搭載しています。風切り音の低減や、ズーム先の音声を大きく収録できる機能も備えます。

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どうしてもフリップカメラばかりに目がいくZenFone 7ですが、そのほかの面も妥協していません。液晶は6.67インチナノエッジAMOLEDディスプレイを採用しており、ピーク輝度は1000nits、リフレッシュレートは90Hzとなっています。

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搭載されるプロセッサーは、ZenFone 7 Proが「Snapdragon 865 Plus」、ZenFone 7が「Snapdragon 865」。ZenFone 7 Proでベンチマークアプリ「AnTuTu」を実行したところ、スコアは627701。記事執筆時点ではAnTuTuのスコアランキングで3位となっていました。

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▲親指をあてがっている部分が電源ボタン。

本体側面の電源ボタン内に指紋認証センサーを搭載しており、スリープ解除とロック解除を同時に実行できます。バッテリー容量は5000mAhで、30Wでの急速充電も可能です。

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▲カラーリングは「オーロラブラック」と「パステルホワイト」の2色展開。
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▲ZenFone 7 ProとZenFone 7のスペック表。ストレージ容量、光学手ブレ補正の有無、駆動時間に違いがあります。

一見するとその機構から変化球と思われがちなフリップカメラは率先して自撮りをしたくなるカメラ体験を提供してくれます。ゲームやYouTube視聴が多い筆者は、遮るもの(インカメラ等)がなく、没入感が高いディスプレイに心惹かれました。ZenFone 7シリーズは他にない特徴がありつつ、押さえるべき部分をしっかりとカバーした遊び心のあるフラグシップモデルでした。

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