ZHIYUN WEEBILL S

2020年ベストバイにNikon Z 6IIを挙げた筆者ですが、もう一つのベストバイ「ZHIYUN WEEBILL S」をご紹介します。

ZHIYUN WEEBILL S (Amazon)

iPhone 12には手ぶれ補正がないということで動画撮影用にスマートフォン向けのジンバル「MOZA MINI-MX」を導入してみたのですが、動画を撮り始めるとより良い画質でと思うようになり、ミラーレスカメラ用にZHIYUN WEEBILL Sにたどり着いたわけです。

DJIのジンバルラインナップとも比較したのですが、ZHIYUN WEEBILL Sを選んだ理由は、スタビライザー機能が優れているという評判、Nikon Z 6IIなども搭載できるペイロード、そしてカメラコントロールもできる連携機能など。さらに、Amazon.co.jpのタイムセールで通常より安く買えたのが決め手でした。(※12月26日時点の価格は5万2800円、5280円OFFクーポンの適用が可能)

セットアップで難航

ZHIYUN WEEBILL S

スマホ用ジンバルのつもりでセットアップを始めたところ、意外に難航してしまいました。3軸それぞれでバランスを取る必要があるのですが、ズームレンズをつけている場合、ズーム倍率を変えるだけでレンズの長さが変わり、バランスが崩れることもあり調整が大変です。

また、カメラには外部モニターやレコーダーを取り付けることもあり、その場合はすべての機器を取り付けてバランスを取る必要がある点にも最初は手間取りました。

購入したばかりのタイミングでSIGMA fpを使ってテスト撮影

ZHIYUN WEEBILL S

ともあれ、ZHIYUN WEEBILL SにSIGMA fpを取り付け撮影に臨んでみました。最初のテストにSIGMA fpを選んだ理由は、動画に特化したミラーレスカメラということ、本体のみであれば軽量であるということ、外部モニターなどでシステムを組む場合は本命カメラになりうるかも? という期待からです。事実、SIGMA fpと45mm F2.8 DG DNの組み合わせでは重心が中央よりとなり、セッティングがしやすいです。テスト撮影してみた様子は以下の動画となります。

このタイミングではジンバルの操作に不慣れなこともあり、パン・チルトフォロー(上下左右のカメラ操作)などが意図しないタイミングで生じる場面もありました。また、混雑している街中ではAFをONにしているとあちこちにピントが合ってしまい、使える絵がなかなか撮れなかったのが反省点です。

一方、胸の前で保持する持ち方、手で持って下げるような持ち方、両方のパターンで使え、それぞれ面白い映像が撮れたのは収穫でした。路面に凹凸があって揺らさないように気を使って歩くことができなかったのですが、だいぶ振動を抑えてくれているように感じました。

まだまだ使いこなすのはこれからだけれど、新しい撮影スタイルは楽しい

ZHIYUN WEEBILL S

実際のところ、まだまだ完全に使いこなすまでには至ってはいません。それでも動画撮影の楽しさを感じ始めています。当初、一眼カメラでの撮影はカメラREC(内蔵メモリへの録画)で十分かと思っていましたが、外部モニターや収録機が欲しくなり、Atomos Ninja Vを購入するなど、だんだんとステップアップしています。

Atomos Ninja V (Amazon)

何回か使った後でNikon Z 6に24-70mm F4をつけてテスト撮影を行いました。レンズが繰り出すズームレンズなので、必要な画角を決めた後でバランスを調整するという順番でセッティング。その様子が以下の動画となります。

今回は、ジンバルを持って進んでみたり、ドリー撮影のように対象物をぐるりと囲むように撮ってみたり。また、目の位置より高いポジションに掲げてドローンのようなイメージでも撮影しています。チルト・パンフォローの他に、ジョイスティックでの操作も行ってみましたが、ズームレンズを装着しているにも関わらずスムースな動作でした。

この時はまだAtomos Ninja Vを導入していなかったため、カメラの背面モニターを動かして確認しながらの撮影。そちらに気を取られる場面もありました。この撮影終わりで外部モニターの必要性を痛感し、Atomos Ninja Vの導入に至るわけです。

ZHIYUN WEEBILL S

……と、機材は揃いつつあるものの、コロナの状況が落ち着くまで人通りの多い場所での撮影は難しそうです。それまでの間はひたすら練習することになるでしょう。

最初は手間取っていたバランス調整も慣れれば迅速に終わらせることができるようになりましたし、Nikon Z 6IIに24-70mm F4のズームレンズを装着しても使用できるので(より重い24-70mm f2.8にも対応)、これからは映像表現の幅が広がりそうです。

ZHIYUN WEEBILL S
▲リグ関連の周辺機器(グリップやモニターアタッチメントなど)の拡張性にも期待が持てます。