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Cormorant:水中発進するロボット偵察機


ロッキード・マーチン社が開発する無人偵察機"Cormorant"は原子力潜水艦のミサイル発射管から射出され、水面に達するとロケットブースターを点火して離陸、コンピュータ制御で偵察やピンポイント攻撃をおこなうという機体。(Cormorantは海鵜の意)。

冷戦時には核弾道ミサイルが収められていたとはいえ発射管の直径は2メートル程度しかないため、翼は途中で折り畳んで胴体につける構造。また水深約50メートルから発進する際の水圧に耐えるようジェットエンジンの給排気口やミサイルベイはすべて密閉され不活性ガスで予圧される。任務を終えたあとは海上に着水、潜水艦から発進した別の無人潜水艇が回収する。現在はDARPAによって基礎的なシステムの試験がおこなわれており、良好な結果が得られたときはプロトタイプが制作される見込み。


という話ですが、いくらU-2やブラックバードで有名なロッキードのスカンクワークスとはいえこんな嘘みたいな機体を作れるのかどうか簡単には信じられません。直径7フィートの発射管に畳んで収納という時点でゴブリン的ないかがわしさ全開です(XF-85 ゴブリン。爆撃機に折り畳んで収納される護衛戦闘機。一度出撃したあとの帰還がものすごく難しかった上、無理なサイズに収めるため寸胴に尾翼六枚という変態的な形になり、けっきょく普通の戦闘機より弱くてろくな護衛にもならなかったという計画倒れ珍兵器の代表格。実戦配備なし)。

核削減で普通のミサイルくらいしか詰めるものがなくなったオハイオ級の存在感を示すために実現しなくてもいいから何か考えてくれといわれて苦し紛れに考案されたのではないかと邪推したくなりますが、無人偵察機自体はいまやそれほど高度な技術でもないことを考えると折り畳み翼・水圧・海上発進・回収さえクリアできればそれなりに現実的......なのかなあ。たしかに水中発進の無人機が魅力的なのは分かるけれど。

[本家Engadget]

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