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ヤマハ、TENORI-ON の廉価版「TNR-O」を発表



ヤマハと岩井俊雄のコラボレーションで生み出された電子楽器「TENORI-ON」の廉価版が発表になりました。16×16のLEDボタンという基本的な部分はそのままですが、LEDを白色から橙色に、外装をマグネシウム合金からプラスチックに、電池駆動からACアダプタ駆動のみにするなど「求めやすい価格」にするための変更が施されました。背面のLEDもバッサリと切り捨てられ、発光パターンは演奏者にしか見えなくなりました。ステージでの見栄えは犠牲になりましたが、家庭や仲間内で演奏を楽しむ一般消費者向けという位置づけ、ということでしょう。

その「求めやすい価格」ですが、オープンプライス故にヤマハ関係者からも明言は避けられてしまいましたが、かなりコストダウンはされたとのこと。オリジナルモデルの半額くらいを期待したいところです。12月1日から発売予定。今日から8日までパシフィコ横浜で開催されている「楽器フェア」でも展示されています。

ワコム初のDJ機器 nextbeat 正式発表、9月18日発売・16万9800円



今年3月に概要だけ明らかになっていたワコム初のDJ機器、nextbeatが正式に発表されました。ダイレクトサンプリング可能なサンプラー、6種類のエフェクター、2音源が利用できるミキサーがひとつになったもの。MIDIコントローラーではなく、3.5インチ液晶を見ながら単体で操作できる「楽器」です。データのやりとりにはコンパクト・フラッシュを利用。USB接続によりPCからのデータ転送も可能です。対応ファイル形式はWAV、MP3、AAC-LC、AIFF。

サイズは300 x 300 x 85 mm・2.6kgと多機能のわりにはコンパクト。ペンタブレットで名を馳せる同社技術を利用したターンテーブル部は、ポータブルユニットとして取り外しが可能になっており、そのままワイヤレスで操作することができます。ポータブルユニットは単3電池4本駆動、重さは620g。いっそPacemakerと合体してくれたらと思わないでもありません。

国内での発売日は来月18日。価格は税込16万9800円。これは買うと決めていた方、貯金は十分だったでしょうか。続きに広告動画を掲載。

動画:水着モデル15人×導電ボディペイントで人間シンセサイザー



写真はミュージシャン Calvin Harrisと、かれのバックダンサーたち......ではなく楽器「Humanthesizer」。15人のモデル女性はそれぞれArduino経由でMacに「接続」されたスイッチの役割を果たしており、全体がひとつの人間シンセサイザとしてCalvin Harrisの新曲シングルを奏でます。肌もあらわなのはもちろん見た目のため。だけではなく、導電性のボディペイントを施すことで互いに触りあって演奏するため。続きに掲載した実際の動画では、水着で地味なダンスあるいは音楽ゲームを遊んでいる雰囲気となっています。

演奏している曲は先日発売されたばかりの Ready for the Weekend。メイキング動画によれば、導電性パッドと人間でできた回路をMacと接続しているインターフェースはArduino Mega基板 + Max/MSP。Mac上の演奏ソフトウェアはAbleton Liveが使われているとのこと。人体の複雑な動きを音として解釈するといった高尚な話ではなく、ただキーのかわりに人間を使ったギミックではあるものの、「材料:ビキニ美女15人とArduino Mega」な楽器とはなかなかシュールです。

Gallery: Humanthesizer

動画:プリンタで印刷できるタンジブル・ドラムマシン d-touch


宇宙人向け軍人将棋のように見えるかもしれませんが、これはドラムマシンです。d-touchという名前で、スイス連邦工科大学(EPFL)の研究助手 Enrico Costanza氏らが開発したもの。A4用紙上に置いた駒の表面をウェブカメラが読み取り、位置に応じて異なるドラム音を出力する仕組みです。駒の縦位置はタイミング、横位置は音色に対応。

カメラとマーカーでタンジブル・ミュージック! という取り組みはreactableThe Music Tableなど過去に例がないわけではありませんが、d-touchがおもしろいのはソフトウェアから駒作成用の図面まで公開しているところ。アカウントの作成こそ必要ですが、あとはPCとウェブカメラとプリンターと紙とカッターとノリと根気さえあれば同じものを作ることができます。とりあえずどんなもんよという方は、続きの動画へ。タンジブルが俺にもっと輝けと言って止まらない方は週末の工作にどうぞ。

[Via Engadget German]

動画:人間と合奏するマリンバ・ロボット Shimon



バイオリンやトランペットを演奏するトヨタのパートナーロボットを例にとっても、楽器とロボットの組み合わせはもはやそう珍しいものではありません。しかし人間とロボットの合奏となると、あらかじめ演奏をプログラムされたロボットに人間がついていく......というのがせいぜい。そこでちゃんと人間に合わせて演奏するロボットを目指したのが、このマリンバ演奏ロボット、Shimonです。

開発はジョージア工科大学のGuy Hoffman研究員がプログラミングを担当し、Gil Weinberg准教授率いる同大学のCenter for Music Technologyがバックアップ、デザインと設計はAlium LabsのRoberto Aimi氏が行いました。4月に行われたShimonの初演奏会では、Hoffman氏のピアノと共に、米国のジャズピアニスト、デューク・ジョーダンの「Jordu」を演奏。残念ながら演奏技術の詳細は解説されていませんが、人間の演奏を聞き、拍子、同期性、主題を理解して演奏を行うとのこと。できばえは続きに掲載した動画で実際に確認して下さいとしか言えませんが、バチをゆらゆらと動かしながら人間の演奏を待ち構える姿には風格さえ漂います。あえて意地悪を言うなら、ピアノが下手だったときにどう取り繕うかを見てみたいものです。

[Thanks, Guy!]

動画:ArduinoとIRセンサーで作ったテルミン「スクエアミン」



登場から百年近く経って今もなおガジェット界をインスパイアし続けているテルミンに、また新種が登場しました。写真はNick Hardemanさんが製作したテルミン風楽器 Squaremin。ふたつの赤外線センサーが内部に搭載されており、左右に構えた手との距離によって、ひとつは音階を、もうひとつはオクターブを変えます。テルミンのように音量調整はできませんが、7オクターブ分の音を奏でることが可能。内部はArduinoベースで、音色の出力部分はArduino公式サイトのサンプルをそのまま利用しています。

動画は続きに掲載。なかなか格好良いデザインですが、釣り合うくらい上手に演奏するにはかなりの労力が必要そうです。

[Via Make]

ビョークも愛用のテーブルトップ電子楽器 reactable、製品化へ



ビョークが使っていることでもおなじみの電子楽器 reactableの開発者が、同システムの事業化のための会社を設立しました。社名はそのままreactable System。同社ウェブサイトによれば、reactableをはじめ「直感的に」操作できクリエイティビティを促進するさまざまな製品を開発する予定とのこと。

写真のreactableは、テーブル上のオブジェクトを回転/移動させることで自由に楽曲を作れるシンセサイザーです。ループ音源、オシレータ、フィルタなどさまざまな機能を持ったオブジェクトが存在し、オブジェクト同士を近づけることで音源をミックスしたり、エフェクトを追加することができます。実際に使用した感じだと確かに操作は直感的ではあるのですが、それなりの知識がなければ音は作れても音楽は作れないかもしれません。続きにMusikmesse Frankfurt 2009で撮影されたデモ映像とビョークのライブ映像を掲載しています。

オブジェクトのID、位置、傾きなどの情報は、蓮根にしか見えない マーカとreacTIVisionと呼ばれるオリジナル画像処理ソフト経由で取得されています。reactableプロジェクトのウェブサイトでは、C++, Java, C#, Processing, FlashをはじめとするライブラリをGPLライセンスで提供中。どなたか斬新なアイディアをお持ちのかたは、自前で実装してみるとreactable Systemから発売が決定する可能性もなきにしもあらずです。製品版 reactableの価格・発売時期はいまのところ未定。

[Via MusicRadar]

触って演奏するミュージカル・ブラ



ホワイトデーのお返しにお悩みの皆様へ、押すと音が鳴るミュージカルブラのご紹介です。トリンプ製不思議ブラの歴史に新たなページが加わったわけではなく、お馴染み「作り方共有サイト」instructablesで発表された個人制作もの。玩具のキーボードを分解し、鍵盤部分だったスイッチとスピーカーを前面に、バッテリーと基盤を背面に埋め込んでいます。というわけで押しても警報が流れたりアニメ声で罵倒されるわけではなく、ただキーボード音が鳴るだけと思われます。

男が作ったのか女が作ったのかで大きく意味あいが変わってきそうですが、作者のsarahlayneさんは名前と写真を見る限り女性で一安心です。Read先ではInstructablesらしい詳細な作り方を紹介中。ただし誰もが抱く「なぜ?」には全く答えていません。

[Via Music Radar]

ギターに取り付けるレーザーガイド「マエストロ」、タブ譜生成機能つき



「マエストロ」はギターに取り付けると、楽曲に合わせて押さえるフレットをレーザーで示してくれるというアイデア。ガイド付き電子ピアノのギター版、あるいは「なんでもギターヒーロー / ロックバンド化」と言うべきでしょうか。作者はデザイナーEugene Cheong氏。SDカードスロットを備え、WAV、MP3、MIDI形式の楽曲データを登録すると自動的にギター成分を解析し、タブ符を作り出してガイドしてくれる仕組み。前衛的すぎないギターなら、だいたい取り付けることが可能です。ただし、まだコンセプト段階ですので、値段や発売時期は不明。Fで指がつる方への救済策も搭載されていません。ジミー・ペイジのダブルネック奏法や、アート・リンゼイの無調律奏法をどのように解析するか、今から興味津々です。

[Via DVICE]

Lexicon I∙ONIX USBデスクトップ レコーディングインターフェース



Lexiconが「USB デスクトップ レコーディング インターフェース」I∙ONIXシリーズ U22 / U42S / U82Sを発表しました。キーボードとモニタのあいだに収まるデザインになっており、2chレコーディングに対応した下位機種 U22の基本仕様はたとえば:
  • 44.1kHz ~ 96kHz, 24bit
  • アナログ 1/4インチ ・XLRコンボジャック マイク / ライン入力 x2。上位機種は x4 (U42S)、x 8 (U82S)。
  • すべてのアナログ入力にdbx マイクプリアンプ
  • TRS出力 x2
  • Hi-Zインスト入力 x1 (上位機種は x2)
  • 1/4インチヘッドホン出力 x1 (上位機種は x2)
  • MIDI I/O
といったところ。U42S / U82Sでは上記のほかS/PDIF 入出力も追加されます。PCはMac / Windows 両対応。さらに詳しいスペックはリンク先へ。モニタの下になにかをぎっしり並べている人以外にはデザインだけでも魅力的です。価格は今のところ未詳。

ハードディスク・ターンテーブルHDDJ

A hard drive hack for turntablists

料理から兵器までのつくりかた・手順共有サイト instructablesより。廃品の3.5インチHDDを利用してターンテーブルあるいは回転入力デバイスにするハック HDDJが公開されています。PC上のDJソフトウェアを操作する自作デバイスのために市販のターンテーブルコントローラより安くて良い素材はないか?と真面目な探索の末辿り着いたらしく、作者 nvillar氏によればプラッタの適度な重さと質感、高品質なベアリングで滑らかに回るところが最適とのこと。回転方向・量はHDDのスピンドルを回していたモーターから取得します。

ターンテーブルといってもこれにアナログレコードを載せるわけでもデータが記録されたプラッタを手で回すわけでもありません。HDDの分解から部品リスト、回転の取得とアンプ・インターフェースの回路図にファームウェアetcはリンク先のプロジェクトページにて。どちらかというと見せ物系が多いハードディスク再利用プロジェクト(たとえばグラインダーテスラタービン風鈴、番外でコーヒーテーブル)にしてはモーターをセンサーにする部分などがほんのりと参考になりそうです。続きは作者によるデモ動画。

[Via Hack A Day]

iPhone 3Gを吹いて演奏する「オカリナ」アプリ



タッチスクリーンを鍵盤に見立てるピアノなど楽器アプリはもはや定番となっていますが、今度はiPhone 3GをオカリナにするアプリOcarinaが登場しました。マルチタッチを活かして複数の点(「指穴」)を押さえるのは他の楽器アプリとおなじ。面白いのはiPhone 3Gを実際に吹いて演奏すること。写真のように画面を上に端子側を手前に持ってマイクに息を吹きかけると強弱に応じてオカリナの音色が再生されます。

ソフトウェアの仮想オカリナらしい機能としてはキーや音階(スケール)の変更ができるほか、iPhone 3GのGPSと連動(!)して世界のOcarina奏者の演奏を聴ける・評価できる機能もあり。App Storeでは音楽カテゴリか会社名Smule、タイトル「Ocarina」で検索すれば見つかります。続きに掲載した動画は PS3イベントのソニー幹部登場テーマ ゼルダのテーマを演奏するデモ。

コナミ、音楽ゲーム特許を巡り「Rock Band」のHarmonix, MTVを訴える



ゲーム「Rock Band」といえば米国で絶大な人気を誇る楽器演奏ゲームの2大ライバルのひとつですが、日本のコナミがRock Bandの開発元Harmonixとその親会社 MTV Networks, Viacomを特許侵害で訴えています。問題となっているのは「音楽演出ゲーム装置、音楽演出ゲーム方法および可読記録媒体」(米国特許「MUSIC STAGING DEVICE APPARATUS, MUSIC STAGING GAME METHOD, AND READABLE STORAGE MEDIUM」)など、いわゆる「音ゲー」関連特許3件。

Harmonixといえばもうひとつの人気楽器演奏ゲームGuitar Heroシリーズを開発していたメーカーですが、MTVに引き抜きのかたちで買収されて制作したのが「Rock Band」という関係になります。ではコナミの「ギターフリーク」と思いきりかぶっているギターヒーローのほうが特許侵害・損害賠償金支払い・販売差し止めを求められていないのは、パブリッシャーのRedOctane / Activisionがコナミとライセンス契約を結んでいる(らしい)から。

リンク先のGamasutra記事ではGuitar Heroのロード画面に表示される特許リストについて両社に問い合わせていますが、コナミからは返事なし、Activisionからは「コナミとのどのような合意についてもお話しすることはできません」と詳細は不明。Rock Band側がコナミの主張を受け入れてライセンス契約を結ぶのかあるいは抗戦するのかは分かりませんが、今後の楽器型コントローラ使用ゲームあるいは「音ゲー」ジャンル全体に大きく影響しそうな事件です。今回の訴訟については各社ともまだコメントなし。


Read - Wired 記事
Read - Gamasutra記事、ギターヒーローとライセンス
Read - コナミデジタルエンタテインメントの訴状 (PDF)

ラジコン + ワインボトル + スーパーマリオのテーマ




See also: テスラコイルでスーパーマリオ・テトリスを演奏カリフォルニア大マーチングバンドがナードすぎる件

[via Joystiq]

アナログシンセモンスターめざましThingamagoop Clock



アナログシンセモンスターこと"Thingamagoop"を目覚ましスピーカークロックに直結、奇怪な鳴き声で爽やかに起こしてもらおうという作品。オシレータに直結した光センサの「眼」を持ち(鼻部分)、頭から生えた触手の先のLED光や環境光を受けて何とも言えないノイズを発するThingamagoopはいちおう市販されている製品ですが、改造部分は"Phil"さんの自作。解説はリンク先unmaintainedで読めます。デモの動画は続きに掲載。さらに上を行きたい方は魔改造電気鼠ピカルミンが電撃で起こしてくれるバージョンを作ってみましょう。




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