GDC 2014 で、ソニーがプレイステーション4用に開発中のバーチャルリアリティ・ヘッドマウントディスプレイ Project Morpheus を公開しました。読み方は英語風に「モーフィアス」。

頭にかぶるVRヘッドセットといえば、アイデアや実験的な実装では数十年前から存在してきましたが、ここ数年は新興勢力の Oculus Rift が現実的な価格とゲームに使える性能を両立したVRヘッドセット開発機をリリースして多くの開発者やパブリッシャーから賛同を得ています。

またゲーム配信プラットフォーム Steam の Valve が VR に注力中であることを宣言したり、大手パブリッシャーのEAも VRを据え置きコンソールやモバイルと並ぶ遊び方のモードとして認めるなど、技術の進歩によってにわかに現実のビジネスとして勢いを増しつつあります。

ソニーが公開した Project Morpheus のヘッドセットは、「あくまで開発中の試作機であり、製品版とは程遠い」(ソニー)段階のもの。現時点でのハードウェア使用は、プロセッサユニットとヘッドマウントユニットの2部構成、5インチ1920 x 1080液晶ディスプレイ(左右の目に960 x RGB x 1080映像)、水平視野角90度強(視界に占める画面の広さ)、加速度センサ、ジャイロセンサ、角度のほか3m範囲で絶対位置も認識するヘッドトラッキング、HDMIとUSB接続、3Dバイノーラルサウンド、1000Hzリフレッシュレートなど。

PS4との接続や技術的な詳細についてはまだ明らかにされていませんが、トラッキングにはPS4 カメラが必要とされています。試作機からはケーブルが一本伸びていたものの、製品版が無線か有線式か etc は未詳。


ソニーといえばゲーム用途でないヘッドマウントディスプレイ製品でも長い伝統があり、最新の HMZシリーズでも、プレイステーションと接続してパーソナルな3Dディスプレイとしての利用を勧めたり、イベントなどではヘッドトラッキングセンサを追加したカスタムモデルを使ったVRデモがたびたび示されてきました。


ソニーによれば、Project Morpheus はすでに Epic や Crytek など複数のデベロッパーの協力を得て開発を進めており、今回の GDC (Game Developer Conference) での発表によりさらに多くの開発者の参入を求めるとのこと。製品版の発売日や価格などにはついては現時点で情報はありません。
ソニー『Project Morpheus』発表、プレイステーション4対応の没入型VRヘッドセット
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