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富士通がレタスを販売。半導体用クリーンルームを野菜工場化して無農薬・低カリウム実現

Shingi Hashimoto
2014年5月9日, 午後05:10 in Akisai
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富士通が低カリウムレタスの販売を開始しました。「キレイヤサイ」シリーズ第一弾となる商品です。......と書くとあまりにも唐突ですが、富士通とレタスを繋ぐ鍵は、富士通が植物工場で生産した点、そしてその工場は以前半導体を作っていたという2点です。昨今は携帯電話キャリアと食品流通業者の話題をいくつか聞きますが、そうした絡みではありません。


植物工場とは、建物内で植物に与える水分や肥料をはじめ、照明や空調までを農作物が効率的に生産できるように管理した工場のこと。季節や外部環境に影響されずに、安定した植物を生産できるメリットがあります。



工場の名前は「会津若松Akisaiやさい工場」。Akisaiは「あきさい」と読み、富士通曰く「生産から経営・販売まで企業的農業経営を支援するクラウドサービスです」とのこと。この工場は2013年7月から転用が開始され、その際にもプレスリリースが出されています

富士通側としてもこのキレイヤサイシリーズへの力の入れ方はかなりのもの。先端農業事業部を作るほどの取り組みとしており、また富士通ジャーナルの特設ページなどでは、詳細な解説記事を出しています。



元クリーンルームからの転用について富士通は「雑菌管理のノウハウを活かし、空気や液体肥料に含まれる成分などをきめ細かくコントロールすることで、低カリウム野菜の栽培に最適な育成環境を実現します」とアピールしています。

確かにクリーンルームは内部状態の細かなコントロールが生産性に直結する性格を持つため、植物工場との親和性は高いといえます。実際に今回発売する低カリウムレタスも、クリーンルームの特性を活かした無農薬栽培としており、10℃以下の冷蔵保存でも鮮度を2週間保てるとアピールしています。



このレタスの特徴であるカリウム成分は、100gあたり100mg以下と少量。標準的なリーフレタスは100gあたり490mg(日本食品標準成分表2010での調査)なので、ほぼ5分の1になっています。



低カリウム野菜は、腎臓病患者をはじめとするカリウム制限が必要な方々にとって必要性が高いもの。現状では野菜を湯掻いてカリウムを落とす必要がありますが、低カリウム野菜であれば、そうした人々でもサラダとして食べられることから、今後市場拡大が見込まれるジャンルです。

「キレイヤサイ」という、 某ニンジャ小説を連想させる 生鮮食料品らしからぬ感のあるシリーズ名はともかくとして、事業としては非常に直球かつ真面目なもの。植物工場は数十年スパンで予測される世界レベルでの食糧不足対策として注目されることもあり、この取り組みが成功すれば、富士通の新たな柱となるかもしれません。

Source: FUJITSU
関連キーワード: akisai, factory, fujitsu, kirei yasai, letus, vegetables
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