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PC-9801とPC-100が「未来技術遺産」に──90年代に青春を過ごした人なら忘れられない国民機

Shinichi Yamoto
2016年9月7日, 午前11:30 in Pc-100
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1990年代に青春を過ごした人なら忘れられないあの「国民機」が、「未来技術遺産」として認められる日がやってきました。国立科学博物館は、2016年9月6日、NECのパソコン「PC-9801」と「PC-100」を「未来技術遺産」に登録したと発表しています。

Gallery: 未来技術遺産 | 4 Photos

未来技術遺産の正式名称は「重要科学技術史資料」。この趣旨は、生活や経済・文化に大きな影響をあたえた科学技術を認定し、世間にしらしめるというものです。これに認定されると、所有者はそのままに「重要科学技術史資料台帳」に登録され、産業技術史資料情報センターが継続的に状況の確認などを行うことで資料の散逸を防ぎます。

今回これに登録されたのは、「PC-9801」や「PC-100」など16点。中には酵素パワーの洗剤「トップ」や、世界初の世界最初の超短波アンテナである「八木・宇田アンテナ」といった品々が含まれており、対象とする技術の幅広さが伺えます。

国民機として親しまれた「PC-9801」を振り返る

「PC-9801」は1982年に発売された16ビットパソコン。2008年には日本のコンピュータ史上重要なものを認定する「情報処理技術遺産」の一つにも選ばれています。本機から発展した「98シリーズ」は18年に渡って様々に展開。その普及度の高さから「国民機」の愛称で親しまれており、現在でも工場の生産ライン管理用として使われ続けているなど、長寿を誇っています。

発売当初は高価だったこともあり、ビジネス用としての色彩が強いシリーズでした。「一太郎」「P1.EXE」など様々なワープロソフトが発売され、どれを使おうか悩んだ思い出を持つ方も多いのではないでしょうか。

その後、グラフィック能力が強化され、FM音源を内蔵する機種が発売されると、ホビーパソコンとしての地位も確立。現在もシリーズが続く歴史シミュレーション「信長の野望」や「三國志」や、噺家の三遊亭圓丈氏が手がけた自由度の高いシナリオが展開する「サバッシュII」など、大作からエッジな作品まで、様々なゲームが発売されました。

家庭用ゲーム機とは違い、ロイヤリティ無くして参入できることからアダルトゲームも盛んに。1990年代には「同級生」「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」といった作品が物語性やシステムを評価され、家庭用ゲーム機への移植やアニメ化といった展開によって、新たな地平を拓いています。

ハードウェア的な拡張性も高く、RAMボードやハードディスクを増設することで簡単に処理速度を改善できたのも魅力でした。

超高級機「PC-100」

もう一つの「未来技術遺産」、「PC-100」は、お値段なんと39万~55万円という超高級機。1983年当時にパソコンを嗜んでいた人であれば、「高嶺の花」として記憶していることが多いのではないでしょうか。それもそのはず、マウスによるGUI(グラフィカルインターフェース)を日本で初めて搭載した上、ディスプレイは縦横のどちらに置いても使える専用品を装備。さらにはワープロや表計算ソフトも標準で付いてくるという、至れり尽くせりの仕様となっています。


懐かしの機種がこうして評価されるのは、往年のマイコンファンにはたまらないものがあるはず。今回の登録をきっかけに、自宅にある資料を再度整理してみるのも面白いのではないでしょうか。

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