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電気刺激で「本当に加速している」感のあるVRなど出展:DCEXPO2017

産業用途での実運用を視野に入れたVRの活用

関根慎一 (Shinichi Sekine) , @sekine_s
2017年10月30日, 午前10:30 in vr
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10月29日まで日本科学未来館で開催していた「DCEXPO 2017」(デジタルコンテンツEXPO 2017)より。

VRアトラクション施設の増加で体験の機会も増えた「VR」ですが、DCEXPOの展示においても、Oculus RiftやHTC ViveといったVR HMDを用いた新たなコンテンツの提案が目立ちました。

傾向としては、VR HMDによる視覚および聴覚、もしくはその両方に触覚を加えてコンテンツに対する没入感を高めたり、違和感を軽減する方向性の展示が見られます。

Gallery: DCEXPO 2017 | 20 Photos

大阪大学大学院 情報科学研究科と明治大学総合数理学部のブースでは、前庭電気刺激による加速度感覚とVR映像を組み合わせた「高臨場感VRヘッドセット」の体験デモを行っていました。


(ヒトの)前庭は、三半規管と蝸牛の間にある、バランス感覚に関与する器官のこと。この部位に対して微弱な電流を流すことで体験者に仮想の加速度を感じさせ、これをVR映像と同期させることで、VR空間内の動きを現実の身体にフィードバックする試みです。電気刺激を与える部位は耳裏のやや下側。

展示では、専用のヘッドセットとVR HMDを併用しており、体験者はジェットコースターのVR映像と同期して、左方向への加速度を感じると、自然と体が左に傾く動きを見せていました。


この技術のメリットは、モーションシートなど大掛かりな設備を用意することなく、仮想の加速度を体験できること。

持ち運びが容易で、様々な場所での運用がしやすいことから、広い分野での活用が見込まれます。展示では、平衡感覚を操れる特性から、宇宙飛行士やパイロット育成時の運転シミュレーションや、ジェットコースターの疑似体験といった想定活用例が挙げられていました。


VR HMDを用いたテレプレゼンス(遠隔臨場感)の改善を図る技術の展示もありました。

遠隔医療や遠隔ロボット操作などの分野では、遠隔地に設置したカメラから作業側へ映像を送信し、なおかつ作業側の人物が装着したHMDの動きを遠隔地側に同期させる仕組みを構築します。両眼視差を再現するため、遠隔地側には左右の眼にそれぞれ対応したカメラを2台設置しますが、従来の撮影システムでは、映像を表示する際に大きな遅延が生じ、作業側の頭の動きに視界が追従しきれずにモーションブラーが発生して、作業者にVR酔いを起こさせやすいことが課題でした。



首都大学東京、NTT、電気通信大学、豊橋技術科学大学の共同研究ブースでは、2台の全天球カメラを使って従来のテレプレゼンスが抱えるVR酔いの問題を低減する「TwinCam」を展示。

TwinCamでは、両眼に対応した2つのカメラを頭の回転に同期させるところまでは同じですが、常に周囲の映像を撮影している全天球カメラの特性を利用し、カメラの駆動に先んじて作業者の頭部回転に合わせた映像を伝送することによって、見かけ上の遅延とモーションブラーの大幅な低減を実現しています。全天球カメラにはリコーの「THETA V」を採用。




この撮影システムを使ったロサンゼルスと東京間の技術デモの成果も展示しており、389人が体験した中で、不快感を訴えた体験者は一人も出なかったとの結果も明らかにしました。

今後の課題としては、VR酔いの強度評定、遅延計測、フレームレートの改善、VR酔いのさらなる低減などを挙げています。



大日本印刷は、産業向けのMRおよびVRの活用を提案。ブースではMR対応HMD「HoloLens」を用いた店内インタラクションや、VRによる体験型ショールームを想定した展示を展開していました。

同社のスタッフは、MRやVRという新しいツールの商業用途についてはまだまだ模索している段階であり、展示を通してアイディアや意見を収集し、より洗練させた形で製品化に向けた研究を続けたいと話しています。


▲HoloLens越しの視界を表現するためにスマートフォンの画面にHUD表示を映しているところ



このほかにも、VRコンテンツとペダル操作を組み合わせて軽度の運動ができるシニア向けサービスの展示もあり、こちらは2017年度中に実証実験を始め、2018年度にはサービス化する見通しです。


コンテンツの内容は、ペダルを漕ぐと画面内のキャラクターがハンドルを切った方向に進むというオーソドックスなもので、組み合わせ自体は特段新しいものではありませんが、ここでは"高齢者向け運動器具"というベクトルでVRが提案されており、介護分野における新たなプラットフォームとしての可能性も感じさせます。



合資会社VoxellDesignのブースでは、日本列島の上空を飛び回れるVRコンテンツ「日本列島VR」を展示していました。

Google Earthとよく似た見た目ですが、こちらは範囲を日本限定とし、衛星写真素材を使わずに、すべてを3DCGでリアルタイム描画している点が特徴。国土地理院の基盤地図から道路や地形などの数値情報を取得しており、積雪量や海面の高さを数値設定のみで即座に反映できます。


日本の上空を自由に飛び回れる趣旨のコンテンツであり、高速でシームレスに飛び回れる感覚はかなりの爽快感。高度約5万mまで上昇可能で、機能としては指定地点へのワープや時間帯や雲量の操作などを行えます。筆者が会場で体験した際には、実験モードとして超高速で飛行できる状態を体験できました。

日本列島VRは、近日中にOculus Storeで提供予定です。


Source: DCEXPO
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