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UHDアライアンス『Filmmaker Mode』発表。TVのフレーム補完など自動調整、パナソニックやLGらが支援

これでトム・クルーズも満足

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年8月28日, 午前09:10 in AV
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4K以上の映像コンテンツを推進する団体「UHD Alliance」が、将来的な技術として「Filmmaker Mode(映画制作者モード)」を策定することを明らかにしました。UHD Allianceに加盟するパナソニックやLG、Vizioなどによると、この機能を使えば映画など映像コンテンツに応じて、制作者の意図に合わせた表示フレームレートをテレビが自動的に選択するとのこと。

映画の秒間コマ数は通常24fps、テレビはNTSCなら30fps、PALなら25fpsと規格で定められていますが、昨今のテレビの大画面化に伴い増えてきたのが、動きをなめらかに見せるフレーム補完機能。高解像度化とあいまって、家電店で見るデモ映像などは肉眼で見るよりもくっきり、はっきり、そしてなめらかに見えるようになりました。

しかし、フレーム補完機能はコマとコマの間をテレビが自動的に生成して補完するため、映像制作者が意図したのとは異なる印象になってしまったりすることもたびたび起こりえます。特にコマ単位で映像を作り込んでいる映画作品の場合、その影響は大きいと言えるかもしれません。

ハリウッドスターのトム・クルーズは、2018年末自身の映画がソフト化されるのに合わせSNSを通じて「映画を観るならTVのフレーム補間をオフにしよう」と呼びかけ、大きな話題となりました。さらに『ROMA』のアルフォンソ・キュアロン監督やポール・トーマス・アンダーソン監督、クリストファー・ノーラン監督らも視聴者やテレビメーカーにモーションスムージング機能に関して意見を出したりしたことが伝えられています。

今回のUHDアライアンスによる「Filmmaker Mode」とは、このモーションスムージング機能を映像コンテンツに応じて自動的に無効にし、正しい色、アスペクト比、意図したフレームレートで表示することを保証する機能だと説明されます。

これによって、視聴者は映画を最適な状態で鑑賞しようとするたびにいちいちテレビの設定を細かくいじる必要がなくなり、かんたんに作品が意図する状態での視聴ができるようになります。公開されたばかりのウェブサイトによればFilmmaker Modeは「コンテンツに埋め込まれたメタデータを介して、またはユーザーがFilmmaker Modeをアクティブ化できる単一のボタンを介して自動的にアクティブ化」されるとのこと。

UHDアライアンスの発表には、クリストファー・ノーラン監督のほかJ.J.エイブラムス監督、マーティン・スコセッシ監督、ライアン・クーグラー監督、ジェームズ・キャメロン監督らがビデオメッセージを寄せ、この規格への支持を表明しています。

本来ならそれぞれ独自の機能で映像の美しさを競うテレビメーカーが、Filmmaker Modeではまったく同一の視聴体験を提供しようとするというのはなかなか興味深い試みとも思えます。しかし、カウンターで出されたラーメンにマスターがいきなり胡椒をぶっかけるような現在の状態よりは、まずは素の状態を楽しみ、必要ならあとから好みに応じて味付けを変えられるほうが、製作者にとってもわれわれにとってもより自然な映像体験になるはずです。




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