ポンと叩いてアラーム停止、「Lenovo Smart Clock」は期待以上の『目覚まし時計』だった

難点は初期設定が煩雑なこと

Rintaro Kaneko
Rintaro Kaneko
2019年07月15日, 午前 10:00 in clock
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Lenovo Smart Clock Review

Lenovo(レノボ)が7月19日に出荷を開始する「Lenovo Smart Clock」。その名の通り、"目覚まし時計ですが、Google アシスタント搭載のスマートディスプレイとしても使える新ジャンルの製品です。直販価格は9100円(税込、以下同)ですが、7月18日までに予約すれば7668円で購入できます。

Lenovoいわく、ベットルームにおいて「夜寝るときに、ほとんどの人がスマートフォンを見て、起きるときもスマートフォンのアラーム」というように、現代人はスマートフォンに頼りがちなのだそうです。そこで同社が「人の睡眠を妨げず、必要な機能だけを搭載したデバイスが求められている」としてこのスマートクロックを開発しました。

もちろん、ただのディスプレイに時計を表示させるだけでは、タブレットと変わらず、芸がありません。Lenovo Smart Clockは、ディスプレイに本体背面のスピーカー、そして、Googleアシスタントを搭載。タッチでの操作だけでなく、より良い音質や、声での操作、この3つのメリットが得られるわけです。

スマートクロックであれば、スマートフォンのロックを解除して、アラームをセットして、というような煩わしい操作も必要ありません。寝る前、起きた時の操作がシンプルになるというわけです。

ブラウン管テレビのような筐体が可愛い


Lenovo Smart Clockの実機を検証し、実際の操作性や音質、目覚まし時計としての性能を確かめてみました。

Lenovo Smart Clock Review
▲本体前面には4インチのIPSディスプレイを搭載

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▲左側面

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▲右側面

本体は背面にかけて傾斜しており、斜め横から見ると、まるで昔のブラウン管テレビを思い出します。手触りが心地良いのは、やわらかいファブリックタッチのカバーで覆われているためです。

全体的に余計なボタン類や端子類がたくさん並ぶこともなくシンプルにまとまっています。

Lenovo Smart Clock Review▲千円札とLenovo Smart Clock

注目したいのはその小ささ。1000円札より一回り小さいコンパクトさは好印象です。目覚まし時計として置くには、本体サイズが大きすぎると、スペースが必要で邪魔になります。これなら、会社のデスクや自宅のベットルームにも最適なサイズです。

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▲本体上部

本体上部には音量調節を行うための「+」「−」ボタンがあります。ボタンの押し心地は少し固めに感じましたが、しっかりと押した感触があり、評価できます。その下にはLenovoロゴもありますね。洋服についているラベルのようで、Lenovoファンにはたまらないでしょう。

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▲本体底面

本体底面には、滑り止めが付いており、よく見ると技適マークや使用上の注意などが記載されています。

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▲本体背面のUSBポートでスマホを充電する様子

背面には、ちょっとした心遣いもあります。電源ポートやミュートボタンに加え、USBポートがあります。別売りのUSBケーブルをつなげば、スマホを充電できるのです。なんだかんだUSBポートって必要なときがありますよね。


アラームは徐々に大きくなる音に注目


肝心の目覚ましとしての機能はどうでしょう。音量を最大にしてアラームをセットしてみました。よく朝、とてつもなく大きな音量で起こしてくれました。この小さなボディにして音量最強。

Lenovo Smart Clock Review▲本体上部をポンと叩くだけでアラームを停止できる

アラームを止めるときは、本体の上をポンと叩くだけ。一般的な目覚まし時計と同じように使えます。本体上部にボタンはありませんが、ショックセンサーを搭載したことにより、この機能を実装できたとのこと。

好印象だったのは、アラームを設定した時間の30分前から徐々にディスプレイを明るくしてくれるところ。さらに、アラーム音も徐々に大きくなり、眠気が強い朝も目覚められるようになっています。


Lenovo Smart Clock Review▲下から上に向かってスワイプすると各種設定項目が現れる

ディスプレイ下から上に向かってスワイプすると、明るさや音量の調節や、設定(歯車)マークのアイコンが表示されます。

いつも表示されるクロックフェイスに飽きたら、設定(歯車)からクロックフェイスへと進み、好みのクロックフェイスを選択すれば、デザインを一新できます。



Googleアシスタントにも対応したことで、「OK Google」の呼びかけから「電気を消して」「明日のお天気は?」などの音声コントロールや音楽を聴くこともできます。もちろんアラームも停止やスヌーズといった操作を声で操作できます。

初期設定は面倒

ここまで、Lenovo Smart Clock の良いところについて触れてきましたが、難点もあります。それは初期設定の面倒さ。初期設定はスマホの「Google Home アプリ」を使って行います。初期設定では、本体を家の無線LAN(Wi-Fi)に接続したり、Googleアシスタントの設定などをする必要があり、煩雑です。

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▲スマホでの初期設定の手順はこんなにある

筆者は、Lenovo Smart Clock の時計画面にたどり着くまでにおよそ15分も掛かりました。15分あったら、シャワーを浴びて、食事もできます。

何よりも問題なのは、本体を購入してすぐに使えないこと。例えば、祖父や祖母あるいは小さな子供に Lenovo Smart Clock を購入して、手渡しをしただけでは、使いこなせません。「使えないよー」と言われたら、スマホから初期設定までをやってあげなければなりません。

通常の時計としての機能に加え、プラスαでGoogleサービスが使える。それがスマートクロックなのかもしれません。ですが、ディスプレイが備え付けられているからこそ、「スマホ要らずで設定ができる」を実現して欲しかったです。

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