Nintendo Switch、殺人事件捜査の突破口に。オンライン接続した犯人追跡

オフラインのままだと迷宮入りの可能性も

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月18日, 午後 02:50 in internet
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近年はあらゆるデバイスがオンラインに繋がれて犯罪捜査の手がかりとなることも珍しくはありませんが、Nintendo Switchが強盗殺人事件の犯人を捜す突破口になったと報じられています。11月20日(米現地時間)、米サウスアラバマ大学のマシュー・ワイザー教授は自宅に侵入され、何者かに射殺された上にNintendo Switchを盗まれました。犯行直後は容疑者も逮捕者もなく、隣人も彼が人付き合いがなく「いい人だ」と証言していたとのこと。つまり人間関係のこじれや怨恨もなく、そこから犯人を絞り込むこともできなかったわけです。

そこで捜査を導く手がかりとなったのが、盗まれたスイッチでした。警察はスイッチのオンライン接続状況を調べて強盗殺人犯を追跡し、被告の1人ティケス・ティモンズを突き止めたとのことです。

これに続き保釈公聴会が行われ、地方検事はティモンズが車を運転し、共犯者のデリック・スコットをワイザーさんの自宅前に降ろし、銃を撃ったのもスコットだったこと。そして被告らはランダム(無差別)にワイザーさんを選んだと述べています。2人の被告は、どちらも重大な殺人罪として起訴されました。

検事は、被害者は「誰もが」なり得た可能性がある、すなわち無差別殺人だったことを重視し、保釈金は現地の基準よりも高い30万ドルを提案したとのこと。最終的にはどちらも成人になってからの(2人とも20歳)犯罪歴がないため、裁判官は各被告に対して15万ドルずつに設定したと報じられています。

こうした判決に対して被告側の弁護士は2人が「サウスアラバマ大学の学生ではなく、教授とは関係がない」「証拠がなんなのか分からない」と主張しています。裏を返せば、盗まれてオンラインに繋がれたスイッチが、被告らと被害者を繋ぐ唯一の接点となったわけです。

これをゲーム機のお手柄というにはあまりにも痛ましい事件ですが、被害者が愛用したスイッチが事件の迷宮入りを防いだとすれば、せめてもの救いと言えるかもしれません。

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