行政監査局のリポートに端を発する「GPSの危機」報道について、米空軍宇宙司令部 (Air Force Space Command)がTwitter会見を開きました。答えを要約すれば「いやいやいや、大丈夫だから」。

会見は米空軍スペースコマンドの公式TwitterアカウントAFSpaceを使っておこなわれたもので、米空軍とGPS衛星の専門家を代表して回答したのはAFSPCのDave Buckman大佐。質疑の模様はリンク先に記録されていますが、いくつか抜き出せば:

Q:現実的にGPSが崩壊する可能性はあるんですか?単に最悪のシナリオというだけ?
A:いいえ。GPSは停止しません。GAO (連邦議会行政監査局)が指摘したのは、GPSの精度が落ちる潜在的な可能性についてです。

Q:GPSシステムの精度を維持するためにはどんなアップグレードが必要?いくら?
A:(米軍は) GPSの近代化に本腰をいれており、(GPS衛星群を) アップデートするためすでに2つの衛星打ち上げ計画を進めている。潜在的なリスクがあるというGAOの指摘には同意するが、GPSが全部堕ちるわけではない。カバーエリアに空白を生じさせないよう、リスクを緩和する計画がある。

Q:(民間の) ユーザーが精度の差に気付く可能性は?
A:極めて低い。今年8月には衛星打ち上げの予定があり、また(問題があったとしても) 配置を最適化して影響を緩和する手法はすでに確立されている。

Q:(GPS衛星の数が基本配置に必要な24基を割る可能性は?)
A:現在は30基以上が軌道上にあり、さらに8月と10月に打ち上げを予定している。24基を下回ることにはならない。

といったところ。民間のサービスやビジネスが依存している以上にそもそも国防上の重要システムであって、可能性としては精度が落ちることも考えられるけど対策は打ってますし打ちます、という内容でした。Twitterを使ったミニカンファレンスや広報はもはや珍しくもなくなりましたが、米空軍スペースコマンドの大佐でも140文字制限に詰めるためにメール語的な変則綴りや省略を使っているのがほんのりと愉快です。

Read - 米空軍宇宙司令部 AFSPCのTwitterアカウント
Read - Twitter会見の模様
米空軍宇宙司令部、「GPS危機」報道にTwitterで回答

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