Cortex-A9デュアルコアのNVIDIA 新Tegra発表、採用タブレット多数登場

NVIDIAのCES 2010 プレスイベントではモバイルプロセッサTegraの次世代モデル、車載コンピュータ、そして3Dの三部に渡る発表がおこなわれました。ここでは新Tegra関連の概要をお伝えします。ハイライトは:
- 40nmプロセスの次世代Tegraプロセッサ。CPUコアがデュアルARM Cortex-A9になりアプリケーションの処理速度が向上。8つのプロセッサでHD動画のデコード&エンコードやAdobe Flash / AIRのハードウェアアクセラレーションなどが可能。
- ASUSやMSI、Quantaを含む各社が多数の新Tegraベース製品を開発中。5インチから10インチのタブレット型が中心。「PCの処理能力とスマートフォンの可搬性」、長時間駆動を両立。
- EPIC Gamesが Unreal Engine 3をTegraプラットフォームに移植。

CEO Jen-Hsun Huang氏登壇。デバイスについて。重要な新製品はそれを実現する技術と対になっている。だがたとえば iPhoneでは、FacebookゲームやYouTubeといった用途には充分ではない。(専用アプリならあっても) 1億存在するウェブサイト(やサービス)ごとに1億のアプリを用意するわけにはいかない。


そうした用途をフルに体験するにはPCしかなかった。しかしPCは重い、すぐ電池切れる、壊れやすい、高価。
「スマートフォンの可搬性を持ちつつ、PCの性能を備えたデバイスが必要だ」。そのようなデバイスは存在しなかった。これまでは。
「スマートフォンの可搬性を持ちつつ、PCの性能を備えたデバイスが必要だ」。そのようなデバイスは存在しなかった。これまでは。

「タブレット革命」宣言。

ばばーん。
新Tegra発表。8つのプロセッサを搭載。デュアル ARM Cortex-A9コア。性能10倍 (「平均的スマートフォン」比)、消費電力 500ミリワット (「PC」の20分の1以下)。


フラッシュメモリを加えてカード一枚サイズの基板でフルコンピュータが実現。通気孔やファンは不要。メーカーは 製品としてのインダストリアルデザインに注力できる。
バッテリーは音楽再生で160時間、HD動画再生なら連続16時間。



Tegra部門責任者のMike Rayfield氏を加えてTegra採用デバイスのデモ。Androidタブレット。カスタムUIにやや手間取る。

Foxconnが開発中のタブレット。UIが派手。

Notion Inkが開発中のデバイス。Pixel Qiの電子ベーパーモード / 動画モード デュアルディスプレイを採用。

AtomネットブックとTegraタブレットの対決デモ。1080p動画はAtomではカクカク、Tegraなら滑らか。

Adobe AIRのハードウェアアクセラレーション。デジタルマガジンコンテンツ向き。
次はEpic GamesのTim Sweeney氏登場。Huang CEOいわく「Epicのゲームは面白いだけでなく美しく、かならず技術的に驚くべき点がある」。モバイルでの本格的なゲームを実現するには。

Sweeney氏いわく:DSのような携帯機は、これまで「おもちゃ」であり据え置きのゲーム機と並ぶものではなかった。
Tegraで動くUnreal Engineを披露。Unreal Engine 3を採用したPC / 家庭用ゲームは100以上。

多数のゲームで採用されているのと「同じエンジン」を強調するものの、Xbox 360やPCのつやつや・ぬめぬめシェーディングはもちろんなし。 iPhone 3GS版 Unreal Engine 3デモ と内容はおなじ。
Huang:「TegraをNVIDIAのPC用GPUに例えると?」Sweeney氏の回答は「3、4年前のハイエンドPCに近い性能」。ポイントはこれまでPCや据え置き機用ゲームを開発してきたメーカーがおなじツールを使ってTegraゲームを作れること。


実際にデモを動かしていた開発プラットフォーム。一般メーカーの開発者も今月から入手可能。

採用デバイスは50デザイン以上が進行中。
キーノートは車載ダッシュボードコンピュータ (3Dナビ etc)、3Dゲームと続き一瞬だけGF100チラ見せで終了 (英語版実況ログ)。リンク先はNVIDIAの新Tegraプレスリリース。CESのフロアで触れる各社の新Tegraデバイスについてはさらにお伝えします。


























