VerizonがCDMA対応iPhone 4を発表しました。Retina DisplayやA4チップ、500万画素カメラといった仕様でおなじみ、あのアップルのiPhone 4です。通信規格の変更と、それに伴って多少のデザインに手が加えられた以外は、従来のiPhone 4とおなじ。ただしVerizonならではのサービスとして、Droidのようにモバイルホットスポットに対応し、5端末まで接続可能なモバイルルーターとして利用できるという特長があります。つまりiPadのネット環境をワイヤレスにiPhoneでまかなえるということ! 一方で、GSMローミングには対応せず、とにかくVerizon 3G(EV-DO)のためのiPhoneという作りです。VerizonのLowell Macadam CEOいわく「消費者は米国でもっとも信頼性の高いネットワークでiPhone 4を利用するという選択肢を得た」。予約受付は2月3日から。発売は2月10日。Apple Storeでも扱います。ビジネスモデルが異なるため日本と直接比較できませんが、価格は16GBモデルが199ドル、32GBモデルが299ドル。AT&Tと同じです。

発表会で明かされた話として、CDMA版の計画は2008年から進行していたとのこと。時間をかけたぶん、iPhoneの新規ユーザが押し寄せても通信帯域の準備は万全とアピールされています。アップル側のゲストはCOOのTim Cookでした。

なお、イベント前にAT&TモビリティCEOのRalph de la Vega氏がWall Street Journalに語ったコメントは「準備はできている」「独占契約であろうとなかろうと、短期的にも長期的にもAT&Tの実行力が勝っている」。

日本に与える影響についてもいくつか。まず、米国でAT&Tの独占契約が終わるからといって、日本でソフトバンクの独占契約も終わるという推論は成り立ちません。1国で2キャリアがiPhoneを販売する例は、O2とOrangeが取り扱う英国など、これまでにもありました。またCDMA2000に対応するからといって、同じ規格のKDDI / auでそのまま使えるわけではありません。VerisonとKDDIでは周波数の利用方法が異なる、そもそもVerizonのCDMA端末には通常SIMカードがないからです。

しかしVerizonと組んだことで、次はLTE対応iPhoneが期待されるのも確実。独占がなくなるのではと危惧されてしまうソフトバンクが辛いか、あるいはLTEといえばドコモ、CDMAといえばKDDI / au......と期待されてしまう方が辛いか、iPhoneはなんとも罪作りな端末です。

続きには発表会での主な質疑応答を掲載しています。




Verizon CEOとアップル COOのツーショット。


質疑応答。回答はVerizonのDan DeeとアップルのTim Cook。

「1年目に何台を製造する計画か」
Tim:予測に興味はない。公平に言えば、私たち二人ともたいへんな機会だと思っているだろう。
Dan:付け加えることはない。

「(AT&T版のように)一年に一度の新製品サイクルになるのか」
Tim:コメントしない。

「なぜLTEに対応しないのか」
Tim:ふたつの理由がある。LTEのチップを採用すると、私たちには実現不可能なデザイン上の変更が必要になること。そしてVerizonの顧客がiPhoneを今欲しがったこと。これまでに何度「Verizonでいつ使えるようになりますか」と尋ねられたか分からない。
Dan:私たちには素晴らしい3Gネットワークがある。十分なアドバンテージになるはずと確信している。

「CDMA対応iPhoneはVerizon独占か」
Tim:複数年の契約だが、独占ではない。

(Engadgetから)「アンテナにはなにか変更が加えられたのか」
Tim:CDMAネットワークで動くように変更を加えなければならなかった。すばらしく動作するはずだ。
Dan:なにも問題はないと考えている。

「通話中にデータ通信を使いたくなったらどうなる?」
Dan:ほかのCDMA端末と同じ。
(お察し下さい)
Verizon、CDMA版 iPhone 4 を2月10日に発売
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