文法を理解しない猿であっても、延々とランダムにタイプライターを叩き続ければ、いつかシェイクスピアのような作品を作ることができるのではないか......この「無限の猿の定理」などと呼ばれる比喩を、実際に確かめようとしている人がいます。Jesse Andersonさんが利用しているのはクラウドサービス、Amazon EC2。クラウド上で大規模分散処理フレームワーク Hadoop を用い、大量のデジタル猿を生み出してランダムな文字を大量に生成しつつ、出てきた単語をシェイクスピアの全作品とマッチングしていくという作業を行っています。単語レベルでマッチングを行っていくため、一匹の猿がシェイクスピア作品の全文を綴るというわけではなく、言うなれば「猿が無茶苦茶に書いた言葉を必至で並べ直したらシェイクスピア作品になる」というような趣きではありますが、計算量の目星をつければおおかた終わるはずの話をわざわざクラウド上で実践するというあたりに現代ならではのロマンがあります。リンク先では、現在までの完成度を随時公開中。すでに2/3にくらい完成しています。