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ライブ歌唱できる「VOCALOID キーボード」をYAMAHAが学会発表 (動画)

kentaro
2012年3月23日, 午前03:00 in Keyboard
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Google Chrome のCM に使われたりテレビ番組で特集が組まれたりと、最近じわじわと茶の間への侵略が続いているボーカロイド。生身の歌手に比べての唯一の弱点は、事前に時間をかけてエディットした歌しか歌えないことでした。その弱点を解消し、リアルタイムでの歌唱を目指した楽器の試作品「VOCALOID キーボード」が、3月開催の学会「インタラクション2012」で YAMAHA から発表されました。上の写真を見てわかるように、キーボードにキーボードをくっつけたようなキーボードになっています。

この「VOCALOID キーボード」を発表したのは、YAMAHA デジタル楽器事業部の若手社員を中心とした有志のグループ。YAMAHA が新たに開発した、VOCALOID の音声合成機能をハードウェア音源化した「VOCALOID-board」を使い、本業以外の隙間時間を利用して開発されました。左手部分には子音・母音を入力する文字キーが並んでおり、それらを組み合わせて発音内容を入力。右手のピアノ鍵盤で音階を入力することで、発音が行われます。そんなインタフェースで大丈夫か、と心配される方は、つづきに掲載した動画を観て納得してください。

Gallery: VOCALOID keyboard | 4 Photos



ニコニコ動画に開発者自身がアップロードした動画もあります。

開発者自身も認めるように、人間のような滑らかな歌唱を実現するにはまだまだ無理のあるデザインですが、これでも理論上は、超絶熟練者になれば少なくともオケには追いつくスピードで歌唱ができる筈。もし製品化されたあかつきには、カラオケ屋に持ち込んでボカロ曲を歌うのに使う人も、やがては出てくるかもしれません。きっと日本人ならやれる、と世界中から期待されていることでしょう。


ところで、VOCALOID キーボードはあくまでも開発途上の実験機ですが、YAMAHA からの実際の製品として、声の出るキーボード製品がない訳ではありません。YAMAHA Tyros 4 というプロ向け高級機では、ドゥワップや、ヨーデルなどをそれらしく手弾きで演奏できる機能が搭載されています。発音内容のすべてを人間が指示するのではなく、演奏内容にあわせてキーボード側で適宜アシストすることで、VOCALOID-board を使った「らしい」歌唱は十分可能ではないかと思われます。

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