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速報:Google、メガネ型端末 Project Glass を発表。公開テストを開始。

Ittousai , @Ittousai_ej
2012年4月5日, 午前01:56 in Ar
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Googleが密かに開発中のメガネ型コンピュータ」がついに正体を現しました。Google+ で公開されたのは、小型のディスプレイを備えたウェアラブル端末「Project Glass」。ディスプレイのほかマイクとカメラを備え、音声入力に対応します。

同時に公開されたコンセプト動画では、道案内や周辺情報の表示、メールなどの着信通知、メッセージの送受信や通話、視界に映るものをそのまま写真撮影やビデオ通話といった機能が描写されています。(動画は続きに掲載)。

以前のうわさでは、Google製のメガネ型端末は Oakley の音楽プレーヤ機能つきサングラスに似た形状らしいとされていました。しかし Google が公開したプロトタイプは着用者の視界を覆うのではなく、片目の視野の周辺に透過型らしきディスプレイを配置したデザインです。 New York Times が得たという匿名の関係者証言によれば、試作品のデザインはメガネの上に着用できるものを含めて数十種類に及ぶとのこと。

Google は Project Glass の製品化時期や計画について明らかにしておらず、現段階で公表したのは機能やデザインについて広く一般からのフィードバックを募るためとしています。せっかくだからもっとSF映画のヒーロー / 悪役っぽいやつがいい!というかたはいまのうちに G+ で頼んでおきましょう。


Google+ の " Project Glass " ページによると、" We think technology should work for you-to be there when you need it and get out of your way when you don't. " 。技術はひとのためにあるべきであり、必要なときにそこにあり、不要なときは消えるようなテクノロジーを開発することが Project Glass の目的とされています。

また別の表現では " putting you back in the moment. " 。たしかに手に持って画面を注視しなければ使えない携帯電話では、 自分が「その場」で体験していることを誰かに共有するためには、画面に目をやって逆に見逃したり、肉眼で見られるのにファインダー越しに狭い平面を見つめたりと、当事者なのか機械を助けているのか分からない状態になることがあります。

コンセプト動画の最後で、自分が見ている夕陽を相手に伝えつつ、空いた両手でウクレレを弾いているのも象徴的な場面です。Google は広く一般からのフィードバックを得たいとしていますが、この種の端末で必ず言われる「よそ見をして危ない」「四六時中ネットから離れなくなる」と、「携帯電話の画面を見るよりは安全」「携帯からユーザーの目と両手を自由にする」のあいだであまり噛み合わない議論が盛んになりそうです。

あるいは Google が製品を作ろうが作るまいが確実に現実になりつつある、完全に気付かれずに写真やビデオを撮影する技術が普及したときにどうすべきか、も面白い議題。携帯電話の盗撮はレンズを向けていることが分かりますが、携帯がみなメガネ型になっていたら単になにかを見ているのか撮っているのか分かりません。(例:1080p動画が撮れるサングラス Pivothead )。


Google+ の " Project Glass " ページに名を連ねているのは Barak Parviz、Steve Lee、Sebastian Thrun の3名。

Parviz 氏はワシントン大にも所属する研究者で、大学のページによると専門は "バイオナノテクノロジー、セルフアセンブリ、ナノファブリケーション、MEMS "。これまでの研究対象を適当に拾えば、機能性コンタクトレンズ、生体 / 半導体ハイブリッドデバイスおよびシステム、大量生産方式としての自己組織化 (自己組み立て)、ナノスケール電子 / 光学 / 機械デバイスの設計および製造などなど。同大学のチームはすでに四年前にコンタクトレンズ型ディスプレイの試作品を発表しており、Google でもメガネ型の次はコンタクトレンズ型、そしてさらにその次まで狙っていることは想像に難くありません。

4年前に Parviz 氏らが発表したコンタクトレンズ型ディスプレイの試作品。コンタクトレンズ上に格子状の赤色LEDアレイと駆動回路を載せた構造。

Steve Lee 氏は Project Glass はじめ次世代の製品やサービスを開発する研究所 Google X のリードプロダクトマネジメントディレクター。かつてはモバイル Google マップや、Latitude などロケーションサービスの責任者を務めていた人物です。地図や位置情報サービスは固定されたPCからモバイルへの流れとともに大きく変化してきましたが、ディスプレイのサイズや解像度に捕らわれず、視界に情報を重ねて歩きながら使えるメガネ型端末ではさらにロケーションの存在が大きくなる (と Google は考えている) ことを想像させます。


もうひとりの Sebastian Thrun 氏は、Google のフェロー兼 バイスプレジデント。かつスタンフォード大のリサーチプロフェッサー。ロボット工学とAIの専門家として受賞多数の華々しい経歴を持つ人物です。一般に知られている研究成果は、たとえば米DARPA 主催の無人自動車レース DARPA Grand Challenge に初完走&優勝したスタンフォード大のロボットカー Stanley など。Google では ストリートビューの開発にもかかわっています。

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