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マイクロソフト、日常タスクを自動化するAndroidアプリ on{X} を公開。ウェブでルール作成

Ittousai , @Ittousai_ej
2012年6月6日, 午前10:11 in Android
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マイクロソフトが、スマートフォンで日常のさまざまなタスクを自動化するプロジェクト on{X} を開始しました。ベータ版の現在はAndroid版のアプリが提供されており、さまざまなトリガー (もしXなら~) とアクションの組み合わせからなる「ルール」によってユーザーの目的にあわせたカスタマイズが可能です。

ルールの例はたとえば、

・もし気温が10℃以下になりそうなら、朝8時に天気予報を表示する。
・自宅を離れたら、牛乳を買うようにリマインダを出す。
・3日訪れていなかったらジムに行くよう通知。
・ランニングを始めたら音楽アプリを起動。
・特定の誰かから「いまどこ」とSMSが来たら、自動で位置情報を返信。

などなど。(下に続きます)




各種センサやクラウドからの情報を使ってスマートフォンをスマートに、いわゆる「コンテキストアウェア」に動かす仕組みにはマイクロソフト以外にもさまざまな取り組みがあり、各社がデバイスの独自機能として、あるいは常駐アプリの機能として提供しています。(例:富士通ARROWS のヒューマンセントリックエンジン)

対する on{X} の特徴は、
・携帯電話の各種機能をラップしたAPIを提供し、JavaScript だけでルールを組めること。

・現在提供中のAndroid版のほか、各デバイス向けにクライアントアプリを提供すること。

・ルールは「レシピ」としてon{X}ウェブサイト上で公開することができ、コードを組めないユーザーでも用意されたレシピから必要なものを選んで、GUIで改変して使えること。 (例:「歩きはじめたら」を「車で移動を開始したら」に変更、「通知を表示」を「SMSを送信」に変更 etc)

・常駐するクライアントアプリはすべてのルール / 機能についてひとつで済み、また高度な省電力技術によりモバイル端末のバッテリーを浪費しないこと。

・クラウド側にロジックがあるタイプのシステムとは異なり、ルールは端末にプッシュされてローカルで動くこと。不必要なネットワーク通信を発生させたり、圏外だったせいでトリガーが働かないこともない。

といった点が挙げられています。APIはプラットフォーム固有ではなく抽象化されていることから、プラットフォームごとに違うAPIや言語を学ぶ必要なく、ネイティブ機能にアクセスするアプリ(またはルール)を書けることも売りです。(マイクロソフトがクライアントをAndroid以外に拡大してくれると信じれば)。


APIの例はたとえば、端末の位置情報、電話機能、アプリ起動(パラメータ、コールバック指定可)、バッテリー状態、ローカル / 共有ストレージ操作、3G / WiFi ネットワーク状態取得、任意HTTPリクエスト送信、通知、メッセージング、MOT (modeOfTransport)、外部フィードなど。

MOT はマイクロソフトがアプリに組み込んだアルゴリズムで、止まっている・歩いている・走っている・ドライブ中(高速移動中) を判別し、モードが変わった時点でトリガします。

また最後のExternal feed は、プリセットのネット情報をAPIから直接取得してトリガに使う機能。現在はホロスコープ、ニュース、天気、交通情報が用意されており、地域やカテゴリなどでフィルタ可能。



非プログラマ向けに自動化ルールをブロックの組み合わせやプリセットの選択でのみ提供するタイプのサービスもありますが、on{X} はAPIを利用しつつ、JSで書けるロジックはすべて、演算や文字列操作、複雑な条件分岐も含めて簡便に記述できます。

同時に完成したルールのテンプレートを「レシピ」として共有させることで、自分でルールを書かないユーザーに対しても定番レシピから選んで、必要な部分のみドロップダウンメニューや数値・テキスト入力でカスタマイズする手段を提供する二段構えの体制です。レシピのブラウズや選択、カスタマイズ、ルールの作成・編集はすべてウェブ側から操作でき、そのままアプリにプッシュで送ることができます。





on{X} はベータ版として、Androidアプリとウェブ開発環境がすでに提供されています。具体的なルールの例はリンク先公式ページのレシピ集を、APIについてはドキュメンテーションをどうぞ。悪意を持ったルールへの対処が気になるところですが、ルールをレシピとして公開する前にはMSによる承認の段階があり、また公開レシピはJSコードそのものも公開されます。

Android以外のプラットフォームでクライアントアプリを配布することさえできれば、魅力的な開発環境になりそうです。(例:外部から読み込んだコードの解釈で機能を変えるアプリを原則的に認めないアプリストアをどうするか)。

追記:最近のウェブサービスやアプリではめずらしくありませんが、ログインにはFacebook アカウントが必要です。

関連キーワード: android, microsoft, on x, OnX
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