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Raspberry Piに最適化した「Raspbian」OSリリース、Webブラウズデモ(動画)

Satoka Fujita
2012年7月23日, 午後12:04 in Devian
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増産体制も整った Raspberry Pi プロジェクトが、独自に最適化したLinux ディストリビューション Raspbian のSD カードイメージをリリースしました。

Raspberry Pi ではプロセッサのアーキテクチャが古い関係からOSには armel版(≒互換版)のDebian Squeeze などが使われてきましたが、せっかく載せている浮動小数点ハードウェアが眠っている状態でした。Raspbianではこのハードウェア浮動小数点演算を有効にすることで、Web ブラウズを始め全般に速度が向上します。

またこのリリースではファームウェアやカーネル、アプリケーションの改善も行われており、Debian Squeeze を利用しているユーザはもちろんのこと、直近の Debian Wheezy beta 利用のユーザにとっても恩恵があるとされています。


動画はRaspbian 開発者の1人 Dom 氏による Midori ブラウザを使ったWeb ブラウジングのデモ。OSはRaspbianを使用。JavaScript を使用したサイトや縦に長い Raspberry Pi 自身のサイトもそこそこ速く表示されることがわかります。
ただし Dom 氏はRasberry Pi をオーバークロックして、もともと700MHzのところを1GHz で動かしています。オーバークロックは保証の範囲外。

また、Adam Armstrong 氏は今回の Raspbian によるパフォーマンス向上に関してベンチマークを取り、ハードウェア浮動小数点の利点について自サイトで説明しています。Debian にはローエンドハードウェア用で ARMv4 命令セットと浮動小数点演算をハードウェアでもソフトウェアでも同じコードでサポートできる armel と、ハイエンドハードウェア用で ARMv7命令セットとハードウェア浮動小数点演算をダイレクトにサポートする armhf という2種類の ARM アーキテクチャがありますが、Raspberry Pi のARM11(ARMv6命令セット)ベースSoCには浮動小数点演算コプロセッサ VFPv2 が搭載されているので、 Raspbian はハイエンド用である後者の armhf を使用しパフォーマンスが上がっているとのことです。

実際 ARM11プロセッサとはどういうものかというと、たとえば iPhone3G に使われているちょっと古い CPUアーキテクチャです。最近のスマートフォンでは これより性能の高い ARM CORTEX A(ARMv7命令セット)が使われていたりします。

Adam氏のベンチマーク記事はこちら




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