速報:アマゾン Kindle Fire HD 発表。8.9インチ1920 x 1200 IPS液晶ディスプレイ採用
アマゾンの新フラッグシップ液晶タブレットは「Kindle Fire HD」でした。ディスプレイは無印 Kindle Fire と同じ7インチと、やや大きくなった8.9インチ。8.9インチモデルの解像度は一気にフルHD(超)の1920 x 1200 WUXGA化しています。PPIは254。7インチ版は1280 x 800。
プロセッサは8.9インチが TI OMAP 4470 (1.5GHz 2コア、PowerVR SGX544グラフィック)。7インチはTI OMAP 4460 (1.2GHz 2コア)。
スピーカーはタブレットとして初めてDolby Digital Plus に対応するデュアルステレオスピーカー。
8.9インチ版の本体は厚さ8.8mm、重さ575g。7インチ版は厚さ10.3mm、重さ395g。
またフルHD化で映像コンテンツなどのデータ量が増えることから、WiFiも強化。2.4GHz帯に加えて5GHz帯に対応。デュアルアンテナ内蔵のMIMO。「iPad 3 (新iPad)より41%高速」。
(初代 Fireになかった) Bluetooth対応。Micro HDMI出力。
HD前面カメラ。Facebook と Skype は専用アプリをプリインストール。HDビデオチャット対応。
Twitter 統合。
メール対応も大幅強化。Exchange対応。メール同期の高速化、信頼性向上。連絡先とカレンダー同期。
Gmail, Hotmail, Yahoo! メールにも対応。
内蔵ストレージは16GBまたは32GB。8.9インチの4G LTE版のみ64GBを用意。アマゾンコンテンツについてはすべて無料でクラウド保存。
ソフトウェア、コンテンツサービス面も強化。「ここまで読んだ」同期機能 Whispersync は for Voice, for Gamesに拡張。
Whispersync for Voice は、オーディオブックを聞いていて中断したところから、テキストで続きを読める。
for Games はクラウドセーブやアンロックの同期。
価格は7インチ16GBモデルが199ドル、8.9インチ16GBモデルが299ドル。
8.9インチモデルの出荷は11月20日。
さらに、Kindle Fire HD 4G LTE モデルも用意。32GB版 499ドル、64GB版 599ドル。
キャリアはAT&T。特別な料金プランが用意される。月250MBまでのデータ通信と20GBクラウドストレージ、10ドル分のAmazon Appstore クレジットが込みで年間50ドル。(参考までに、AT&Tの通常プランでは、250MB/月まで月額14.99ドル。)
LTEに対応した途端に高くなる印象を受けますが、アマゾンでは新 iPad (2012)の LTE対応32GB版が729ドルであることから、月250MBのデータプランと20GBクラウドストレージ、10ドル分のApp Storeクレジットを足せば年間230ドル、iPad本体と足して計959ドルになり、Kindle Fire HD (本体499ドル+年間50ドルで計549ドル) のほうが初年度で400ドル以上もお得!と計算しています。
無印の Kindle Fire (2012年モデル) や電子ペーパーの Kindle Paperwhite など、同日発表のKindleファミリーについては新 Kindle発表まとめ記事をどうぞ。
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