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南極の氷河を3km掘って生物探し計画は燃料不足で頓挫、再挑戦には3〜5年

Ittousai , @Ittousai_ej
2013年1月17日, 午後01:27 in Antarctica
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英国の研究者チームが進めていた、南極の氷河を深さ3kmにわたって掘削し地底湖を調査する計画の続報。掘削は300mのところで技術的問題から中止を余儀なくされてしまいましたが、地質学者 Martin Siegert 氏はリンク先 New Scientist 誌のインタビューに答えて、失敗の理由と教訓、次の挑戦について語っています。


おさらいすれば、計画は南極の氷河の下に位置するエルスワース湖 (Lake Ellsworth)の水と堆積物を調査するため、熱湯を噴射して掘り進む「熱水掘削」で3kmまで到達する予定でした。エルスワース湖は少なくとも10万年にわたって外界と隔絶しているため、生物が見つかれば生物学や進化についての発見が期待できるとともに、堆積物からは長期間にわたっての気候変動についてデータが得られると見込まれていました。

リンク先のインタビューから抜書きすれば、3kmまで掘り進められなかった直接の理由は燃料が足りなくなったこと。計画はまず深さ300mの地点まで短いホース(図の水色の線)で掘削し、主ホースに給水するための水を満たす空間(図の中間にある水たまり) を作り、続いて長さ3400mの主ホースで3km下まで掘り進むはずでした。

解説によれば、3kmまで掘る予定の主掘削坑内の圧力を調節するため、この300m地点の空間に主ホースを接続する必要があります。しかしこの接続が成功せず、試行するうちに燃料を消費してしまい、仮に成功しても3km下の湖に届くだけの残り燃料がなくなってしまったとのこと。

実験のそのほかの部分は非常にうまく進み、また一度接続できれば残りの3kmに技術的課題はなかったとされています。しかし再挑戦のためには南極に設置した実験設備を英国まで送り返して整備・改良したのち、改めて設営せねばならないため3年から5年が必要。研究者チームは今回の実験から学んだ上で再挑戦を目指していますが、なにかとんでもない生物が発見されるニュースはまた数年後まで待たなければならないようです。


Source: New Scientist
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