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2013年上半期バイヤーズガイド:竹村譲さんのおすすめは?

Engadget JP Staff, @engadgetjp
2013年7月16日, 午後10:01 in 2013Fhbestbuy
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夏になるとボーナス商戦期を狙った新製品ラッシュに「新しいガジェットが欲しい!」と気持ちがざわつく人たちも多いのではないでしょうか。ボーナスが出る出ないにかかわらず、新製品があれば買いたくなるのが人の常。

そこで編集部では、Engadgetの"先駆者"たる人たちに2013年の夏に購入するならコレというものを挙げてもらいました(連載バックナンバー)。今回は『T教授の「戦略的衝動買い」』(ASCII.jp)などを連載している竹村譲氏の登場です。

日本IBMを早期退職後、国立大芸術学部教授になるも在職1年で迷走開始。今では大学も企業も非常勤のフリーランス。専門はブランドデザイン。衝動買いの達人で、楽器や腕時計、文房具などのガジェット収集。ASCII.jp、ケータイWatch、新刊書のflick!などにも寄稿。昔のペンネームは「ゼロ・ハリ」

Q1:いきなりですが最近購入したモノはなんでしょう?

DEVONの腕時計「TREAD1」です。タイムベルトという数字を印刷した4本のベルトがモーターで駆動し、時刻を表示する腕時計。ベルトの交差具合などがガジェット好きの心をくすぐります。(※編集部注:価格は15000ドルで日本円にすると約150万円。国内の実売価格は170万円〜190万円とのこと)
購入した理由は以下の3点であります。
  1. タイムベルトという従来の腕時計の枠を超えたメカニズムの採用
  2. 餅は餅屋という旧来の発想を覆したSNS時代の企画、開発力
  3. スーパーカー、腕時計、旅行トランク とジャンルを超えた商品を同一顧客セグメントに向けて発信する新しい商品ブランドの考え方を実践したこと
1については「こんなメカニズム見たことない!」という単純な驚きです。2と3についてはちょっと説明しましょう。

2については、新しい腕時計は伝統的な時計メーカーさんからしか生まれないという発想は、iPodもSONYからしか生まれない(実際は生まれなかった)というのと同じ発想ですね。Devon Worksはその掟を破って、実力と企画力さえあれば、餅は餅屋という既成概念を破れることを証明したプロダクトなので、そこに惹かれて肩入れしたのでした。

3については、企業は一度ある種のプロダクトで成功したら、また同じプロダクトの横展開を考えるのが従来の定石。ですが、腕時計という自分たちの歴史になかったモノを引っさげて市場参入したDevon Worksは、その前にはスーパーカーで自動車産業に参入し、腕時計のあとには、旅行かばんというまた畑違いのプロダクトで市場参入を目論んでいる極めて興味深い体質の企業です。ところが実は、それらを使う人、欲しがる人はほぼ同じ対象人であり、その対象にフォーカスした商品企画やマーケティングが新しくて面白いと思いました。

これは、ブランド鞄で名を馳せたルイ・ヴィトンの親会社であるヘネシーグループが腕時計のタグホイヤーをM&Aしたり、万年筆のオマスをM&Aして、最終的には購買層という人にフォーカスしたマーケティングを目指すためにM&Aして商品郡の展開をしたのと同じ事をM&Aという手段を使わずに自ら展開しているのですね。新しいブランドマーケティングなわけです。そういう思考回路に惹かれたのも購買の理由です。

Q2:2013年上半期の注目ガジェットやテクノロジーはありますか?

(1)LiveScribeのクラウド対応Wi-Fiスマートペン

アナログの筆記をデジタル化できるスマートペンが流行っていますが、Livescribe wifi スマートペンは筆記と音声というアナログデータをデジタル化し、Evernoteに保存できるという「クラウドというなら、このくらいはやってほしい」を実現一歩手前まで到達している意気込みが気に入りました。実際にそれを実現している機能性と製品の作り込みも注目です。LiveScribeは自社製品にAnotoテクノロジーを採用して唯一成功、継続している企業と言えるかもしれません。

(2)KickstarterのPebble Watch

国内外からさまざまなスマートウォッチが登場していますが、Pebble Watchは着信や着メールを知るだけのものではないという基本ができています。例えば、メールやSNS、音声電話の着信以外にも、Google Calendarと連携して予定の入ってる日を太文字で表示したり、アナログからデジタルに至るさまざまな腕時計のデザインを開発キットで作成できたりします。

表示は英語オンリーで日本語などのダブルバイト圏の文字をサポートしていませんが、目先、小手先の機能だけにこだわらないところがいいですね。APIの公開や開発キットで拡大を狙う、みんなで作る他力利用のガジェット腕時計です。

(3)真空管型USBメモリー

行き詰まり感のあるUSBメモリー市場に、ほんの少しの工夫を持ち込み、放っておくと単純な価格競争に流れるUSBメモリー市場ですが、この製品はユニーク&ハイプライス、差別化の新市場を創りあげようとするマーケティング姿勢とその製品のハンドメイド感が素晴らしいです。

Q3:これだけは買っておけ! というものは?

(1)のLivescribe wifi スマートペンです。クラウド的社会に対する挑戦的なプロダクトですが、実践的にも十分使えます。国内でやっとソースネクストが輸入販売代理店をやり始めました。
Q4:これからの注目ガジェットやテクノロジーは?
  • E Inkのスマートウォッチ用パネルモジュール
  • 4Kパネルを利用したモニター(コンテンツ待ちのテレビ放送は含まず)の活用
  • 国営Wi-Fi事業
クラウドのテクノロジーは今しばらく社会への浸透が進むと思います。情報を欲する人の目的を考えた場合、シームレスなクラウド社会に必要なものは「即時性」「モビリティ」「一覧性」「可用性」「継承性」などであり、上記の3つがそうした要素を実現するキーと考えるからです。

Q5:お金に糸目をつけないとしたら、この上半期で一番ほしいものはなんですか?

Leicaのデジタルカメラ Leica M とレンズ ライカズミクロンM f2/35mm ASPHです。すでにLeica M8.2 サファリを使っていますが、最近めったやたらと気に入っているモノクロ写真を前提に考えた場合、ビシビシくっきりピントとゆる~いボケのコントラストを最も表現できると思うレンズは、ズミクロンM f2/35mm ASPHです。ウルトラミーハーですが、モノクロ専用カメラを目指すならLeica M モノクロームは必須だろうという思い込みからですね。

Leicaの良いところは、何十年もの間、大幅なモデルチェンジは皆無であることです。モデルチェンジが当たり前という悪いスパイラルに入ってしまい、すぐに大幅なモデルチェンジを短期間で行い、ユーザーに流行おくれ感を感じさせる国産のデジカメメーカーの商品を頻繁に買い換えるなら、高くてもLeicaを買うほうが精神的にも金額的にもリーズナブルだというのが私の考えの根幹にあります。「良い物を長く愛用する」というメッセージを国内のデジカメメーカーが発信する日を心待ちにしています。


竹村さん、ありがとうございました。次回もご期待ください!


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