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Xperiaインタビュー:Z1はできの良い兄、難産の末生まれたZ2。VAIOを失った影響、Windows Phoneについて

Hiromu Tsuda , @boobyn
2014年2月26日, 午後05:50 in Interview
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MWC 2014 では、各メーカーが新興国向けの商品展開を拡充するなど、ボリュームゾーンを狙った数を獲る作戦が目立っています。こうした中で、ソニーは、フラッグシップモデル Xperia Z2 、そして10インチタブレットXperia Z2 Tabletを発表、存在感を示しています。

平井社長の掲げる「One Sony」の旗印の下、チャレンジを続けるソニーですが、先日VAIO事業を手放すことを決断。ただ、世の中はタブレットやPC、スマートフォンやタブレットといった表示デバイスの垣根がなくなってきており、VAIOを失ったことでXperiaの風通しがよくなる、そんな結果になる可能性も捨てきれません。今回、前日に散髪してきたばかりという、Xperiaの商品企画を統括する黒住吉郎部長に話を聞きました。

 

黒住部長はXperia Z2について「難しい商品だった」と生みの苦労を述べ、それもこれも、ソニーの技術力を結集し「One Sony」を象徴する商品となった Xperia Z1 ができすぎていたためとしました。

しかも、昨年9月のZ1 発表からわずか半年でフラッグシップを投入するサイクルですから、スマートフォンの商品サイクルとしてはかなり無茶なやり方と言えるかもしれません。他メーカーのフラッグシップの投入サイクルはおおむね1年で、たとえばサムスンのようにGalaxy SシリーズとGalaxy Noteシリーズを交互に発表することも。

商品サイクル、デザインについて

商品サイクルを速める戦略について黒住部長は「マーケットの進化が速く、フラッグシップを保つにはこのスピードでやっていかなければならないからです。そうでなければ、フラッグシップのポジションはキープできないと思っています。将来についてはわかりませんが、今のところ半年スパンでキャッチアップし、成果を出しています」と話しています。



その一方で、Z2はZ1と比べて外観デザインはほぼ変わらず、目新しさを感じにくいとも言えます。

デザインを継続するのか迷いがありました。結論として、原型に近いデザインを定義でき、それを踏襲するべきと思いました。Z1ではベゼルが広いと言われたので、同じ占有面積、同じ幅でディスプレイを大きくしようと考え、Z1 より良いものができました。解像度は同じでディスプレイは5.2インチに拡大し、色域も広くなっています。簡単に言うと、ブラビアに相当するものが入っているということです。今回、IPS液晶を採用しており、絶対的に良いものができました

4K動画はMHL 3.0連携、ノイズキャンセリングについて



Z1シリーズでは、20.7MPのカメラ機能にも強いこだわりが見られました。今回Z2では、同じ性能で4K動画撮影機能を搭載しています。また、Z2 ではオーディオ関連に手が入りました。

Z1 で相当強くしたカメラをいかに強くできるか。4K動画撮影機能を入れました。撮影したはいいけど見られないとならないよう、次世代のMHL 3.0をサポートしています。ブラビア(テレビ)側も動かしてMHL 3.0に対応したことで、撮影した4K動画を見やすくなりました



なお、画質のチューニングもZ1 から向上しており、黒住部長は「これまでよりキレイな青が撮れます。自然な暗さの画も撮れるようになっており、Z1 よりZ2 は万能型です」としてコメントしています。

Z1 ではスピーカーの音が小さく、音の広がりがないと言われました。そこも改善して、営業チームに聴かせててみると、ワオッ! と(笑)。どうせ大きな音が鳴るならクオリティにもこだわろうと、デジタルノイズキャンセリング機能を搭載しました。ハイレゾもサポートしていますが、今回それはあまり推していません。それは、現状のハイレゾは接続に手間があるためです


薄く軽い Z2 Tabletはテレビに置き換わ(ry

Z2 Tabletについては、「薄く軽いこと」が強みとし、Z2 Tablet では、「家やリビングのエクスペリエンスをタブレットが変える」としています。



これまでタブレットは運ぶことがメインでしたが、これだけ映像がキレイだとほとんどテレビに置き換わる......って、言っちゃいけませんよね(笑)。テレビとは違った楽しみができるんじゃないか、と思います。妻はベッドで使っていますが、Z Tablet以前は実はiPadを使っていたんです。夫がソニーの商品企画なのに(笑)。でも、Z Tabletからは、これなら軽くて持てるわ、と言っています

なお、Z2 Tabletでは、スピーカーチャージャーやリモコン付きの固定電話の子機のように使えるオプションもラインナップしています。

黒住部長はXperiaシリーズの特徴について、「一番きれいなデザインの中に、一番きれいなディスプレイがあり、楽しいエンターテイメントがつまっていること」と話しました。

VAIOの影響、Windows Phoneの可能性


プレスカンファレンスで話す平井社長、ソニーは「Wow!」を提供、日本語では「カンドゥ(感動)」と説明


また、VAIOを失ったことの影響を問われた黒住部長は以下のようにコメント。

正直、Z2 までの製品はソニーにPC事業がある前提で作ってきました。VAIOチームと一緒にやってきたところもあります。先日の発表から日が経っていないため、この先がどうなるのか、私の中に今は何もありません。影響があるかと言えばあると思います。しかしそれがどういう影響なのかわかりません。ユーザーに喜んでもらえるか、というところです。これまでXperiaのPCをやろうとなっても、VAIOの議論があり、今後はそれがなくなるのは確かです。タブレットとPC、スマートフォンとタブレットの境界線がなくなってきており、ここにいる人も含め、2年後が読めないのではないでしょうか

Windows Phone向けXperiaの可能性については、OSにこだわりはないとし、今の段階ではAndroidに注力するのが最善策であるとしました。

さらに、各社がボリューム層向けの商品展開に本腰を入れる中、ソニーの戦略を問われると、黒住部長は「価格だけで勝負したくありません。我々の強みはよりデザイン、強いカメラ、きれいなディスプレイ、楽しい音楽などです。それを変えてしまったらソニーが提供する意味がなくなります。また、すでに各社それなりのポジションがありますから、価格だけで勝負するのが難しい面もあります。価格だけではない価値、プレミアム商品をちゃんとやっていくことが必要です」と述べました。

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