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マイクロンの新SSD「Crucial M550」発表。書き込み最大2.7倍速の上位モデル

Shingi Hashimoto
2014年3月19日, 午後06:50 in Crucial
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2014年3月19日、マイクロンジャパンが新型SSD 『Crucial M550シリーズ』を発表しました。フォームファクターは2.5インチ(7mm厚)のシリアルATA、mSATA、M.2 Type2280(シリアルATA接続)の3種類。上記写真では手前側よりmSATA、M.2 Type2280、2.5インチ版となります。

価格はオープンプライスですが、店頭予想価格は、128GBモデルが1万1000円前後、256GBモデルが1万9000円前後、512GBモデルが3万7000円前後、1TBモデルが5万8000円前後の見込み。発売日は2.5インチ版は3月下旬、mSATAとM.2は4月以降順次出荷開始としています。



気になるコントローラチップは公式発表では不明で、上記mSATA版の写真などでもそれらしきチップのマーキングは隠されています。ですが、米国のハードウェアサイトtom's Hardware Guideのレビュー記事や、StorageReview.comの記事では、基板を視認した結果から、Marvellの88SS9189であるとしています。


特徴は、現行モデルのM500に比べて速度を向上させた点。とくに128GB版の最高連続書き込み速度は350MB/秒と、M500の120MB/秒に比べて約2.7倍に。256GB版でも500MB/秒と、M500の250MB/秒に比べて2倍速です。ちなみに512GB版と1TB版も500MB/秒です。

またランダム書き込み速度も、128GB版は7万5000IOPS、256GB版は8万0000IOPS、8万5000IOPSと高速です。さらに最高連続読み込み速度は550MB/秒。このあたりは実質的にシリアルATA 6Gbpsの限界に迫っているものと思われます。

なお、フォームファクターの違いによる性能差はないようです。



この書き込み速度を実現するキーとなっているのが、新機能であるNative Write Acceleration。この機能については詳細が発表されていませんが、おそらく書き込み速度(のみ)に効く技術という点から、いわゆる「疑似SLC方式」ではないかと想定されます。

これはMLCやTLCといった多値タイプフラッシュメモリ内の一部領域を(高速書き込みが可能な)SLCタイプのように設定し、キャッシュとして使うことで書き込み速度を上げる技術。Samsungが840 EVOで「TurboWrite」として採用しているのをはじめ、東芝やSanDiskなども比較的新しいモデルでは同種の技術を採用しています。

そして隠れた特徴は、Crucial(クルーシャル)ブランドSSDで初めての「上級機」となること。従来同ブランドのコンシューマ向けSSDは、例外的に廉価(ただし低速)モデルの「V4」こそありましたが、基本的には比較的高速な1モデルだけを売る、いわゆるOne Fits allな構成でした。

今回は従来モデルであるM500を平行して販売するため、M550は高速な上位モデルとして位置づけられるわけです。



なお、M.2版のType 2280とは、基板サイズのこと。「幅22×長さ80mm」から付けられた名称です。M.2規格は様々な機器のサイズに対応するため、基板の長さが数パターン用意されており、2280はその一つというわけです。SSDでは他に、Type 2242(22×42mm)やType 2260(22×60mm)が使われます。

もちろん基板が長いほど面積が広く、大量のフラッシュメモリチップが搭載できるため、大容量化には有利になります。そのためノートPCではこの2280が中心となる見込み。

CrucialブランドのSSDは、自社製フラッシュメモリチップの強みなどを活かしてか、これまでもSSDのプライスリーダー的存在でした。現行モデルM500も、960GBモデルが安価なショップでは実売4万8000円前後まで価格がこなれたことで、隠れた人気製品となっています。M550もぜひ高速SSDにおけるプライスリーダー的役割を期待したいところです。

Source: Crucial
関連キーワード: crucial, Crucial M550, SSD, ssds
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