Sponsored Contents

802.11 acの最新記事

Image credit:

Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15 通信チェック、旧機種HWD14比10%高速化。USB接続に課題

Yutaka Katabami
2014年8月11日, 午後08:00 in 802.11 Ac
266 シェア
49
88
11
0
118

連載

注目記事

人気記事

速報:ポケモンGO、ついに伝説のポケモン出現。黒い『伝説のタマゴ』が1周年イベント結果でアンロック

速報:ポケモンGO、ついに伝説のポケモン出現。黒い『伝説のタマゴ』が1周年イベント結果でアンロック

View


UQコミュニケーションズは8月1日、トライブリッド対応モバイルルータ『Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15』を発売しました。 ファーウェイ製のHWD15は、旧モデル HWD14と同様にWiMAX 2+(下り最大110Mbps・上り最大10Mbps)、WiMAX(下り最大40Mbps・上り最大15.4Mbps)およびau 4G LTE(下り最大75Mbps・上り最大25Mbps)も利用できるモバイルルータ製品。

前回の記事では6月発売のNEC製 NAD11とHWD1とのスピードテスト比較を実施しましたが、今回はスペック差も少なく現在も併売中の旧モデル HWD14 と比較しました。通信速度をチェックしたフィールドテスト結果もお届けします。
まずは主なスペックを比較します。

機種 HWD15 HWD14
サイズ W64 x H104 x D14.9mm W62 × H100 × D15.5mm
重量 140g 140g
バッテリー容量 3,000mAh 3,000mAh
通信規格 WiMAX 2+、WiMAX(ハイパワー対応)、au 4G LTE WiMAX 2+、WiMAX、au 4G LTE
最大通信速度/連続通信時間 WiMAX 2+ 下り最大110Mbps・上り最大10Mbps/10時間50分 同左/9時間
WiMAX 下り最大40Mbps・上り最大15.4Mbps/9時間40分 同左/9時間30分
au 4G LTE 下り最大75Mbps・上り最大25Mbps/10時間 同左/9時間10分
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11a/b/g/n
同時接続台数 10台 10台
ディスプレイ 2.4インチ(240x320)カラータッチパネル 2.4インチ(240x320)カラータッチパネル
対応OS

Windows Vista/7/8/8.1

Mac OS X v10.5/10.6/10.7/10.8/ 10.9

Windows XP SP3/Vista/7/8

Mac OS X v10.5/10.6/10.7/10.8

カラー レッド、ホワイト ブライトシルバー、メタリックレッド
付属品 ACアダプタ、microUSBケーブル、スマホ給電用変換ケーブル ACアダプタ、microUSBケーブル、スマホ給電用変換ケーブル


重量、サイズ、バッテリー容量、2.4インチタッチパネル、約5秒のクイック起動、モバイルバッテリー機能など大きな相違はありません。

HWD15ではワイヤレス充電Qiが省かれ、新たにクレードルに対応(オプション)しました。さらにWiMAX 2+での連続通信時間が10時間50分へと20%向上、WiMAXハイパワーにも対応したことでWiMAX通信時の性能向上に期待がもてます。

今回のフィールドテストは、前回の比較記事2か所で11回以上の計測を実施し、下り速度上位10回を結果として採用しています。

使用機器は、WiFi接続するスマートフォンにGALAXY S5 + RBB TODAYスピードテストアプリ、USB接続するPCにASUS ZENBOOK + RBB TODAYスピードテストWeb版を使用しています。 また、HWD15およびHWD14は検証機につき、製品版とは異なる可能性があります。



屋外対決、HWD15は前回より高速化、Ping応答はHWD14に軍配

まずは前回の比較テストおよびNAD11フィールドテストと同様、東京都港区にある札の辻(ふだのつじ)陸橋上から実施しました。ここはJR山手線、京浜東北線、東海道線、東海道新幹線の乗客向け電波をしっかり拾える優良な電波測定スポットです。

いずれもWiFi 5GHz帯の非対応機種につき、GALAXY S5による2.4GHz帯のWiFi接続でスピードテストを実施しました。

また、平日朝の時間帯ということで、山手線、京浜東北線、東海道線、東海道新幹線などの往来が多く、計測中に複数列車が通過して下り速度が大幅に低下した際の計測結果は全て除外しています。

札の辻橋(港区三田3丁目~芝浦3・4丁目)
単位:上り・下り速度= Mbps、ping応答=ms
環境 HWD15 HWD14
下り 上り ping 下り 上り ping
1 45.04 7.54 66 36.92 7.91 45
2 47.34 7.27 81 37.54 7.52 51
3 44.03 7.55 67 36.11 7.54 63
4 48.25 7.55 175 40.62 3.92 51
5 46.73 7.45 222 35.04 3.73 52
6 45.55 7.52 73 45.38 7.59 50
7 44.61 7.55 358 40.40 6.83 71
8 46.11 7.56 65 41.67 6.22 49
9 44.11 7.51 70 38.38 7.54 133
10 46.94 7.54 62 46.01 7.57 51
平均 45.87 7.50 123.90 39.81 6.64

61.60


下り速度は、HWD15の最速48.25Mbps・平均45.87bpsに対し、HWD14の最速46.01Mbps・平均39.81Mbps、ping応答速度はHWD15の最速62ms・平均123.90ms対し、HWD14の最速45ms・平均61.60msとなりました。

HWD15は、前回テスト結果(最速38.73Mbps・平均30.30Mbps)よりもかなり高速な結果でした。HWD14との比較では、最速値に大差はなく平均では12%程度の高速化を確認できました。

しかしping応答については、全般的にHWD14の方が良好で60msを越えることが少なく、一方のHWD15は60ms未満がない結果となりました。 100msを越えた特異値を間引いた平均値をみてもHWD15の69.14msに対して、HWD14は53.67msと30%近い差がありますが、バージョンアップを重ねてきたHWD14の性能向上によるものか、個体差によるものかは不明です。




カフェではWi-Fi 2.4GHz、WiMAXハイパワー、USB接続をチェック

屋外よりもWiMAXの電波がやや弱く不安定になりがちなカフェ屋内でスピードを比較。前回と同じスターバックスコーヒー田町駅西口店を電波測定スポットとしました。



計測中の店内は25名程度から徐々に40名近くまで来店客が増え、PC利用者は3名から6名程度とあまりWiFiの電波が入り乱れているような状態ではなく、カフェとしては安定した通信が期待できます。

ドリンクを調達して入り口から3mほどのテーブル席で計測を開始しましたが、ガラス張りのエントランス付近はWiMAX 2+の電波の入りが良く、下り40Mbps超の結果も記録する良好な結果が得られました。

スターバックスコーヒー田町駅西口店
単位:上り・下り速度= Mbps、ping応答=ms
HWD15テスト結果
環境 HWD15 GALAXY S5
2.4GHz Wi-Fi
HWD15 GALAXY S5
2.4GHz Wi-Fi
HWD15 - PC
USBケーブル
WiMAX 2+ WiMAXハイパワー WiMAX 2+
下り 上り ping 下り 上り ping 下り 上り
1 33.36 7.40 59 10.99 1.90 84 25.05 6.48
2 29.99 7.43 68 11.83 2.86 74 16.84 6.29
3 32.90 6.98 59 5.87 2.44 75 18.74 6.26
4 33.92 6.84 57 11.26 3.03 75 18.95 6.83
5 36.00 7.04 92 8.37 2.13 69 20.15 6.64
6 32.58 6.76 61 12.01 2.69 108 19.53 6.22
7 41.56 4.27 63 16.08 3.44 169 22.40 6.83
8 42.93 4.11 68 7.76 3.62 95 19.96 6.29
9 37.65 6.62 64 5.62 2.30 79 20.20 6.41
10 37.19 4.33 76 6.53 2.68 77 22.41 5.19
平均 35.81 6.18 66.70 9.63 2.71 90.50 20.42 6.34

HWD14テスト結果

環境 HWD14 GALAXY S5
2.4GHz Wi-Fi
HWD14 GALAXY S5
2.4GHz Wi-Fi
HWD14 - PC
USBケーブル
WiMAX 2+ WiMAXハイパワー非対応 WiMAX 2+
下り 上り ping 下り 上り ping 下り 上り
1 26.89 4.51 47 7.01 1.44 65 23.58 7.43
2 34.27 7.76 39 6.03 2.70 63 23.42 7.04
3 34.00 3.34 46 7.56 1.31 60 23.37 7.23
4 29.56 3.17 51 6.58 2.57 50 24.98 6.40
5 36.14 1.61 160 11.39 2.16 64 23.34 7.25
6 40.29 2.31 50 8.53 2.49 428 22.38 6.92
7 27.30 3.04 805 8.37 3.02 46 22.78 6.88
8 34.49 7.07 57 10.48 2.55 57 20.11 7.27
9 25.59 1.86 177 10.86 2.99 57 26.69 6.00
10 29.21 1.57 56 6.83 2.65 53 25.94 7.23
平均 31.77 3.62 148.80 8.36 2.39 94.30 23.66 6.97

下り速度は、HWD15の最速42.93Mbps・平均35.81bpsに対し、HWD14の最速40.29Mbps・平均31.77Mbps、ping応答速度は、HWD15の最速57ms・平均66.70ms対し、HWD14の最速39ms・平均148.80msとなりました。

HWD15は、前回テスト結果(最速36.17Mbps・平均31.09Mbps)よりも15%以上も高速な結果です。HWD14との比較では、下りの最速値は、屋外での結果と同様に大差はなく、平均では11%程度の高速化を確認できました。

しかし上り速度は、最速値こそ僅かにHWD14に譲っていますが、平均値は40%も高速化されています。 上り最速10Mbpsの理論値に対して、7Mbps台が実際の最大値となりますが、電波状況がやや弱いエリアではその通信性能差が顕著に現れ、HWD15の電波の掴みがHWD14よりも良いことがわかります。

しかしping応答については屋外でのテストと同様に、全般的にHWD14の方が良好で60msを越えることが少なく、一方のHWD15は安定しているものの最速57ms・66.70msで、HWD14と比較するとやや劣る結果となりました。100msを越えた特異値を間引いた平均値は、HWD15の66.70msに対して、HWD14は49.43msと約34%の差があります。 HWD15のping応答が速くならない理由がありそうでうす。

WiMAXハイパワー対応の有無

HWD14はWiMAXハイパワーに非対応ですが、HWD15はWiMAXハイパワーに対応しています。WiMAX 2+よりもエリアが広いWiMAXを快適に利用するには、送受信能力(出力)が高いWiMAXハイパワーへの対応が有効です。弱電界スポットでの通信品質の向上やそれまで繋がらなかった場所で通信が可能になると期待できます。

下り速度はHWD15の最速16.08Mbps・平均9.63bpsに対し、HWD14の最速11.39Mbps・平均8.36Mbps、上り速度はHWD15の最速3.44Mbps・平均2.71bpsに対し、HWD14の最速3.02Mbps・平均2.39Mbps、となりました。

HWD15は下り最速で約30%も高速となり、下り平均、上り最速、上り平均の何れも12%程度の速度向上が確認できました。 平均値では大きな差とはなりませんが、上り最速にWiMAXハイパワーならではの高速性能の片鱗をみることができました。

PC(USB接続)はまさかのHWD14勝利

下り速度はHWD15の最速25.05Mbps・平均20.42bpsに対し、HWD14の最速26.69Mbps・平均23.66Mbps、上り速度はHWD15の最速6.83Mbps・平均6.34bpsに対し、HWD14の最速7.43Mbps・平均6.97Mbpsとなりました。

HWD15は前回テストの結果(最速22.64Mbps・平均20.24Mbps)とほぼ同様でしたが、予想外なことにHWD14の方が下り・上りの両方で、最高速・平均速度の何れでも勝るという結果です。また、周囲のWi-Fiなどの電波影響をうけにくいPCへのUSBケーブル接続ですが、今回のカフェのように、あまり電波が飛び交っていない場所やPCのスペック・性能によっては、かえってWi-Fi接続よりも低い結果となる場合があります。



今回も、スピード比較を中心にテストを実施しましたが、HWD15はHWD14よりも上り下りの高速性が向上していることを確認できましたが、ping応答とUSB接続時の性能において、HWD14に劣るという現状でした。

背景としては、HWD14が発売後に通信性能を向上するアップデートを繰り返してきた結果、ここまで成長し安定してきたといえるでしょう。いわば成長する「たまごっちルーター」です。

残念ながら、「たまごっち」のように自分で育てていくことができないため、HWD15がメーカーによる成長を繰り返してくれることを期待するしかありません。 次の製品はたまごっち型でも良いかもしれません。

価格

また、購入検討においては、au 4G LTE対応のトライブリッド製品が前提となる場合、新製品であるHWD15と現在も併売されているHWD14のいずれかを選択することになります。今回のテスト結果のみならず、購入する際には価格や料金、更にキャンペーンなども併せて考慮する必要があります。

UQオンラインショップでは、HWD14のブライトシルバーのみが1円で販売されています。(本稿執筆時点でメタリックレッドは品切れ。他のISPも確認すると、Niftyでもブライトシルバーのみ1円で販売しています)。

HWD15は、UQオンラインショップで本体のみ4800円、クレードルセットが6800円で販売中。Niftyでは、クレードルセットが1円で販売されており、HWD14との価格差がないというケースもあります。

また、月額利用料金がUQ直販だと3696円(税抜)に対し、Niftyでは、他の@Nify接続サービスを利用している場合に3420円(税抜)と月額276円割安に利用できます。 但し、他の@Nify接続サービスを利用していない場合には250円のISP利用料金が加算されるため3670円とほぼ同額です。 

UQコミュニケーションズ以外のWiMAX提供会社各社の情報をチェックすることをお勧めします。
266 シェア
49
88
11
0
118

Sponsored Contents