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カブト虫をサイボーグ化手術で遠隔操縦、高精度な旋回制御に成功

Munenori Taniguchi
2015年3月25日, 午後05:45 in Beetle
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カリフォルニア大学バークレー校とシンガポールの南陽理工大学からなる研究チームが、大型の甲虫に電極を植え付け、飛行中の進行方向の高精度なコントロールに成功しました。

カブトムシなど甲虫類の遠隔操作は初めてではないものの、新たに飛行中の方向制御に関わる筋肉を発見し、そのコントロール精度を高めています。

昆虫の脳や筋肉に電極を取り付けてサイボーグ化する研究は、2008年ごろから発表が相次いでおり、カブト虫の他に蛾やカナブン、そしてゴキブリにいたるまでの成功事例が発表されています。

このようなバイオボット化した昆虫には、高価なロボットに比べ安価に大量生産できる利点があり、災害発生現場での行方不明者捜索に役立てたり、強盗などの追跡に使うといったことが考えられています。

両大学の研究チームは、甲虫の飛行中の方向制御において、これまでわかっているよりも多くの筋肉が関係していることを発見しました。そしてそれを証明するため、体重約8.5gのハナムグリの背中に1.4gほどのバックパックを固定し、電極を脳と飛行制御に用いる筋肉に埋め込みました。
 
 
動画にあるように、テストフライトではかなりの高精度で左右への方向転換ができていることがわかります。研究チームでは、災害発生現場での救助活動において、狭い空間に飛んで侵入していける甲虫類が有効活用できると考えています。

もし大災害が発生して建物が崩れ、そのなかに生き埋めになったとしても、すぐにカブト虫とゴキブリがタッグを組んでブンブンカサカサと助けに来てくれる。そんな未来は意外とすぐそこかもしれません。

下は2009年当時の試験の状況。

論文は Current Biology 誌の
Deciphering the Role of a Coleopteran Steering Muscle via Free Flight Stimulation (Hirotaka Sato,Tat Thang Vo Doan, Svetoslav Kolev, Ngoc Anh Huynh, Chao Zhang, Travis L. Massey, Joshua van Kleef, Kazuo Ikeda, Pieter Abbeel, Michel M. Maharbiz)

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