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サイバーショットRX10 II、RX100 IV発表。世界初のDRAM積層CMOSで最高960fpsスロー撮影、単独4K動画も

Shingi Hashimoto
2015年6月11日, 午前08:35 in Cyber-Shot
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ソニーが米国で1インチサイズセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ、サイバーショットRXシリーズの2モデルを発表しました。24~200mm/F2.8通しのズームレンズを搭載するRX10 IIと、コンパクトなRX100 IVです。
現時点では発売時期や価格の公式情報はありませんが、アメリカの大手カメラ店B&H Photoでは両モデルとも近日入荷予定とされています。RX10 IIの予価は1298ドルで、RX100 IVが948ドル。

両機共通の特徴は、世界初となるDRAMチップ積層型裏面照射CMOSセンサーです。これにより、最高40分の1(NTSCでは960fps)のスローモーション撮影や最高3万2000分の1秒となる超高速シャッターなど、センサーからの超高速読み出しが必要とされる撮影が可能となりました。両モデルとも本体単独での4K動画撮影にも対応します。

Gallery: Sony RX100IV hands-on | 8 Photos



目玉機能となるスーパースローモーション撮影は、独立した撮影モード『HFR』として用意されます。HFRはHigh Frame Rateの略。撮影フレームレートは240fps/250fps(それぞれNTSC時とPAL時、以下同)、480fps/500fps、960fps/1000fpsの3速度(放送方式差を含めると6種類)となります。




注目の解像度は、960fps時でもなんとフルHDでの撮影が可能。ただし、実はCMOSセンサーからの有効解像度は若干下がるという仕様になっています。

有効解像度モードは「Quality Priority」と「Shoot Time Priority」の2種類があり、前者では960fps時の解像度が1136×384、後者では960fps時に800×270まで下がります。
ただし逆に考えると、960fpsの撮影が最低でも有効21万6000画素で可能ということになり、ある意味で恐ろしいほどの性能と呼べるレベルです。

ソニー公式動画(上記)のBMX撮影では通常速度との差が見られます。背景の金網などは確かに荒れが見られるものの、速度を考えれば許容できるという人が十分多そうな印象です。

加えて両モデルとも、本体のみで4K動画の撮影に対応。こちらは従来機のユーザーから要望が多かっただけに、待望の搭載と呼べそうです。撮影後の編集に有利なXAVC Sフォーマットにも対応します。



技術的にはなんといっても、CMOSセンサーがDRAMチップ積層型となった点がポイントでしょう。このメリットは、CMOSセンサーと積層されたDRAMチップ間のデータ転送を、従来(独立したチップ間)と比べて高速化できる点。

今回の2モデルで搭載されたスーパースロー(HFR)撮影は、まさにこのイメージセンサーからのデータ読み出し速度が大きなボトルネックとなっていたため、フレームレートや解像度が低かったという事情があります。HFRモードとDRAMチップ積層型CMOSセンサーは、言わば表裏一体の関係というわけです。

ちなみに従来機のセンサーブランドはExmor Rでしたが、今回はブランド名も積層型CMOSを示す『Exmor RS』へと変更されているのが隠れたポイントです。

なお、1インチというセンサーサイズや有効画素数は、現行モデルと変わりません。RX10 IIが約2020万画素で、RX100 IVが約2010万画素です。


さらに両機種とも、電子ビューファインダー(EVF)の有機ELパネルがXGA解像度(1024×768)相当へと高精細化。従来機はSVGA(800×600)相当でした。

そのほかの主な基本仕様は、ほぼ現行機を引き継ぎます。とくにレンズは評価の高いRX10とRX100 IIIの仕様を継承。RX10 IIのレンズが35mm換算で24~200mm相当/F2.8通しのバリオ・ゾナーT*、RX100 IVは35mm換算で24~70mm相当/F1.8~2.8のバリオ・ゾナーT*です。

RX10 IIの本体サイズは129.0×88.1×102.2mm(幅×高さ×奥行)、本体重量は813g(バッテリーとメモリースティックPRO Duo込み)。サイズ、重量ともにRX10と同じです。

RX100 IVは本体サイズが101.6×58.1×41.0mm(幅×高さ×奥行)、本体重量は298g(バッテリーとメモリースティックPRO Duo込み)。サイズはRX100 IIIと同じで、重量は8g増加ですが、ほぼ同じです。



このように新サイバーショットRXの両モデルは、現行モデルで評価の高いレンズや1インチセンサーをはじめとする特徴を引き継ぎつつも、新発想のセンサーで高画質のHFR撮影が可能という、新機軸を打ち出したモデルに仕上がっています。

正直なところ意外な路線へのモデルチェンジという声も出そうですが、技術的には非常に面白いモデルであることは間違いありません。RXシリーズの変遷を見ても、いろいろな意味で意欲作と呼べる製品となりそうです。

Via: Engadget
Source: SONY (RX10 II)
Coverage: SONY (RX100 IV)
関連キーワード: cyber-shot, DSC-RX10 II, DSC-RX100 IV, SONY
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