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太陽光で飛ぶソーラー・インパルス2が名古屋~ハワイを飛行、118時間の最長飛行記録

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2015年7月6日, 午前11:30 in Airplane
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太陽光飛行機「ソーラー・インパルス2」が、名古屋~ハワイ間約6500kmを118時間かけて飛行し、太陽光飛行機の単独飛行距離と飛行時間両方の世界最長記録を樹立しました。

ソーラー・インパルス2は太陽エネルギーだけで飛ぶ飛行機。元スイス空軍パイロットのアンドレ・ボルシュベルク氏と、医者で冒険家のベルトラン・ピカール氏が製作しました。今年3月にアブダビから世界一周の旅に出ており、名古屋へは悪天候を避けるために立ち寄っていました。
 
 


ソーラー・インパルス2は翼の上面に1万7200枚ものソーラーパネルを搭載し、4基のプロペラを駆動します。また大容量のリチウム電池を搭載し、たくわえた電力で夜間の飛行も可能です。約2300kgという軽量な機体に吊り合わない大きさをもつ主翼は、その幅約72m。大型旅客機ボーイング747-8 の主翼幅が68.5mであることを考えればその巨大さがよくわかります。

ソーラー・インパルス2は2014年6月に初飛行を済ませた後、2015年3月9日にアブダビ空港から世界一周の旅へと出発していました。飛行期間は8月までの5か月間。操縦はボルシュベルク氏とピカール氏が交互に担当し、これまでにメンテナンスと補給のためオマーン、インド、ミャンマー、中国を経由してきました。

当初の飛行ルートでは南京の次の経由地はハワイ。ところが南京を飛び立った直後の6月1日、ボルシュベルク氏いわく「進路上に雲の壁が立ちはだかった」ため、やむなく日本の愛知県営名古屋空港(小牧空港)へと着陸。南京から機体を見送った支援チームも急遽名古屋に到着し、若干破損していた機体の修理やメンテナンスをしつつ、天候の快復と再びハワイへ向かう機会をうかがうことになりました。

その後6月24日の出発を決定したものの、離陸直前の気象情報でまたもや天候問題が発生。機体の軽いソーラー・インパルス2が安全に飛行できるようになるまで、さらに数日の延期を余儀なくされました。

6月29日。ボルシュベルク氏らは予定外の滞在にもかかわらず柔軟なサポートを提供した名古屋空港のスタッフに感謝を告げ、ハワイへと旅立ちました。途中、太平洋上で最長連続飛行記録の76時間をクリア。さらに順調に飛行を続け、名古屋を離陸してから118時間後の7月3日に、ホノルルのカラエロア空港へ無事に到着しました。

ボルシュベルクは着陸後、Twitterに喜びの声を投稿しています。
 
世界一周の道のりのなか、一番の難関とされたのがこのハワイへのフライトでした。ソーラー・インパルス2には2名が搭乗するものの、さまざまな制約のため一度の飛行で操縦できるのは一人だけ。つまり数日間にわたる連続飛行を一人のパイロットが操縦し続けなければなりませんでした。

ボルシュベルク氏はこの難題に対応すべく、約20分間だけ仮眠をしては覚醒するサイクルを繰り返すヨガのテクニックを習得していました。さらに飛行中はモナコに設置した24時間体制の監視チームが、居眠り防止のためにまぶたの動きや心拍を分析しつつストレッチや座禅といった疲労回復法を指示するという、特殊な方法でこのフライトをを乗り切りました。

考えただけでもかなり困難なチャレンジに間違いありませんが、当のボルシュベルク氏は着陸後「自分でもあまり疲れを感じていないことに驚いています」と語っており、そのフライトが順調だったことがうかがえます。

ソーラー・インパルス2は今後、アメリカ合衆国本土を横断、さらに大西洋から地中海付近を経由して出発地アブダビへと帰還する計画です。
 




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