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ナチス・ドイツの暗号機エニグマ実機、謎の人物が約2900万円で落札

Ittousai, @Ittousai_ej
2015年7月15日, 午後11:01 in Enigma
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サザビーズが開催したオークションで、ナチス・ドイツの暗号機 Enigma I が当初予想の2〜3倍にあたる14万9000ポンド(約2877万円)で匿名人物に落札されました。

エニグマといえば、第二次世界大戦中にドイツ軍が使用していたローター式の暗号作成・読み取り機。天才数学者アラン・チューリングも関わった解読のドラマは、先日の映画『イミテーション・ゲーム』でも描かれました。



エニグマ(謎) はコンピュータの発明前、1919年に特許が申請された電気式の暗号機。文字を入れ替える換字式の暗号を基本に、3つのローターの組み合わせにより暗号表を増やし、1字ごとに暗号表を入れ替えるように動作します。

写真では開いた箱に納まっているため手前がキーボード、フタのうらが画面のようにも見えますが、もちろんディスプレイではなく注意書きが貼ってあるだけです。キーボードで文字を入力すると、ひとつ奥のランプボードで暗号化/復号化後の対応文字が表示されます。


軍用エニグマは相当数が生産されたものの、構造そのものが解読の手がかりになってしまうことから、敵の手に渡さないためナチス・ドイツ自身の手によって破壊され現存数は多くありません。実物は各地の戦史博物館や計算機博物館、少数の個人コレクターなどが保有するに留まっています。

今回のオークションに出た個体の予想価格は5万から7万ポンド、落札価格は14万9000ポンド。落札者は代理人を立てているため不明。



こちらはドラマ『シャーロック』で日本でも人気の奇人変人役者ベネディクト・カンバーバッチが数学者アラン・チューリングを好演した映画『イミテーション・ゲーム』。チューリングはポーランドの数学者レイェフスキや諜報機関のスパイによる成果を元に汎用の解読機Bombeを考案・開発し、連合国側の勝利に貢献しました。

チューリングは戦後も計算機科学や人工知能論の基礎につながる画期的な仕事を続けますが、同性愛者だったことから当時の法律に基づき有罪判決を受け、大戦中に国を救った功績は機密事項だったため支援も後ろ盾も得られず、治療と称した化学的去勢処置を受けるなど失意のうちに41歳の若さで世を去りました。死因は自宅での青酸中毒。化学実験中の事故とも自殺とも言われています。といった話は「英国政府、アラン・チューリングに没後59年目の恩赦」(2013年12月)を参照。


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Source: Sotheby's
関連キーワード: enigma, Enigma I
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