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ポータブルアンプChord Mojoレビュー、ハイエンドメーカーの安価なコンパクトモデル

Brother Hawk
2015年11月16日, 午前11:45 in Chord
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オーディオ通の方ならChordと言えば高価なハイエンドDACを思い浮かべる人が多いと思います。そんなChordからポタアン「Mojo」が11月14日に販売開始となりました。価格は何と7万円前後と同社のイメージとは一桁違う製品です。早速発売日に入手しましたので、写真を中心にご紹介したいと思います。 

Gallery: Chord Mojo | 11 Photos

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コンパクトなボディに機能満載


Chord MojoへiPhone 6 Plusを接続し、NePLAYERで44.1kHzを352.8kHzへアップサンプリングしつつ再生

同社のポタアンは「Mojo」が初ではなく「Hugo」と呼ばれるモデルがありました。高性能なのはもちろんなのですが、サイズが132×23×97mm(幅x高さx奥行き)/332gと少し大きめで価格が約25万円。サイズ的にも価格的にも気軽に手が出ないものでした。

今回ご紹介する「Mojo」は、大雑把に説明すると、この「Hugo」をギュッとコンパクトにして、手頃な価格帯にスケールダウンしたポタアンです。

Chord Mojoの主な仕様
ボディ/カラー航空機グレードアルミニウム/ブラック
出力レベル35mW @ 600Ω / 720mW @ 8Ω
出力インピーダンス0.075Ω
ダイナミックレンジ125dB
THD+N0.00017% @3V
入力オプティカルTOSlinkx1 (最大192kHz/24bit)
コアキシャル(3.5㎜)x1 (最大768kHz/32bit)
MicroUSBx1 (最大768kHz/32bit)
MicroUSBx1 (充電用)
出力ヘッドホンジャック(3.5㎜)x2(ラインアウトモード/出力3v※1)
ボリューム調節96ステップ(1dB刻み)
バッテリー内蔵リチウムポリマーバッテリー(1,650mAh/7.4v)
充電約5時間/駆動約8時間
サイズ82x60x22mm(幅x高さx奥行き)/重量180g
付属品MicroUSB-USBケーブル
TIMELOAD TL-OPT1(3.5mm-角型光ケーブル/日本代理店オリジナル 初回特典)
価格66,757円~(税込/ショップによる)
※1音量±を押しながら電源ONでラインアウトモードになります

主な仕様は表をご覧ください。一番の特徴は、Xilinx社の新世代Artix7 FPGAによるD/A変換を搭載していることです。

一般的なポタアンは、ESSやバーブラウンなどから出ている汎用的なDACチップを使い、デジタル回路やアナログ回路、電源、使用パーツなど、周囲を構成する部分で差別化をしています。しかしChordはMojoに限らず、D/A変換部分をFPGAでプログラミングしている関係で他社にはない独特のサウンドとなります。

もちろんハイレゾ対応です。最大PCM 768kHz/32bitDSD256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生が可能です。

もう一点は、出力インピーダンス0.075Ω、35mW @ 600Ω / 720mW @ 8Ωのヘッドホン駆動力でしょう。これだけのパワーがあればどんなヘッドホンでも楽々こなします。

余談になりますが、8Ωで720mW(つまり0.72W)出れば90dBを超える効率の良いフルレンジスピーカーならBGM程度の音量で鳴らせるかも知れません。手持ちでJBL LE8T(20cm/89dB/8Ω)があるのでちょっと試してみたいところです。


左から電源ボタン、音量+ボタン、音量-ボタン。サンプリングレートや音量で色が変化します(左)。四隅に固定用の足。8本のビスで固定されているのが分かります(右)


3.5mmのヘッドホンジャックが2つあります。同時に鳴らせますが、アンプは1つなので極端にインピーダンスが違う2つを接続すると音質に影響があるかも知れません(左)。コアキシャル(3.5mm)、MicroUSB、充電用MicroUSB/バッテリー残量LED、オプティカルTOSlink。コアキシャルはRCAコネクタではなく、3.5mmのモノラルミニプラグなので注意が必要です(右)


一般的なコアキシャルケーブルに3.5mmモノラルミニプラグ変換アダプタを付けたところ(左)。ラインアウトモードは、(多くのケースで)ピンプラグ×2プラグ変換アダプタを付けて使用します(右)

ボディは写真からも分かるように丁度手で握れるサイズです。ブロック削りだしの航空機グレードアルミニウムを採用しているだけに質感も高く、このサイズの割に180gはズッシリ重く感じます。

入力は、オプティカルTOSlink(角)x1(最大192kHz/24bit)、コアキシャル(3.5㎜)x1(最大768kHz/32bit)、MicroUSBx1(最大768kHz/32bit)の3系統。これだけあれば何にでも接続可能でしょう。オプティカルだけ素材の仕様からスペックが落ちています。また同時に接続した場合、切換えスイッチなどは無く、試したところMicroUSBが優先されました。

出力は2系統です。ただアンプは1台なので2つヘッドホンを接続した場合は、干渉する可能性があります。3.5mmのヘッドホンジャックなので、標準ステレオプラグのヘッドホンは変換アダプタを使用します。ダイレクトに変換するアダプタだとプラグ部分に力がかかりそうなので、接点は増えるもののケーブル式が無難かもしれません。

また音量±を押しながら電源ONで、出力が3v固定のラインアウトモードになり(少し出力は大きめですが)汎用DACとしても使えます。この時の音量カラーは紫に固定されます。


44.1kHzでも十分楽しめるパワーと音質


サウンドに関係する部分は先に書いた通りですが、加えてサンプリングレートや音量で色が変化するLEDもMojoの特徴と言えるでしょう。


サンプリングレートと電源LEDの発色は、左から順に、44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz/176.4kHz/192kHz/352.8kHz/384kHz/768kHz/DSD。音量の色も-~+へ向かって同じ色となります。掲載した写真はそれぞれ色が違うように設定しました

バッテリー残量LEDは充電用のMicroUSBの下にあります。小さくて分かり辛いですが、青100%、緑90%、黄50%、橙30%、赤(点滅/要充電)と変化します。写真では緑なので残90%です。

肝心のプレーヤーとの接続ですが、OSX、Windows 10/64bit、iOS、Androidで試しました。OSXはUSB、オプティカル共にソフトウェア的には何もする必要は無く、単にケーブルを接続するだけで作動します。

Windowsはケーブル類はそのままで大丈夫ですが、USB接続の場合は別途ドライバが必要となります。

iOSAndroidに関しては、そのままではUSBに接続できないため、前者は「Lightning - USBカメラアダプタ」、後者は「USBホスト変換アダプタ」を用意しなければなりません。どちらも一般的な変換アダプタなので入手は容易でしょう。

これで再生すれば(OSXの場合はシステム環境設定>サウンドで出力を切り替える)ヘッドホンを鳴らすことができます。ハイレゾ関係は音源や専用プレイヤーが必要ですが、ここで書き出すと長くなるので省略します。


OSXの場合は、USB接続(左)、Mac本体側の音声出力内蔵光デジタルアウト(右)どちらでもそのまま接続でき、ドライバは不要です


Windowsは、USB接続の場合、別途ドライバーが必要になります。 ここからダウンロードします


ドライバをインストールすると「Chord Async USB 44.1Khz-768kHz」が使用可能になります


iPhone(iPad)は「Lightning - USBカメラアダプタ」(MD821AM/A)を経由してUSBで接続します。また「NePLAYER」などを使うと、ハイレゾ音源はもちろん、44.1kHzの音源も352.8kHzへアップサンプリングしつつ聴くことができます


Androidは「USBホスト変換アダプタ」を経由してUSBで接続します

さて、気になる音質ですが、個人的にハイレゾ音源はほとんど持っていないので、ソースは、CDクオリティ(44.1kHz/16bit)の圧縮音源と、オプティカル入力によるDVDやBlu-ray。ヘッドホンはSONY MDR-CD900ST...と、このポタアンには不釣り合い(笑)な視聴となります。

とは言えこのヘッドホンは曲者で、iPhoneを含むスマホからの出力ではまず本領を発揮しません。またライブなどのDVDやBlu-rayは、住宅事情からスピーカーを使っての爆音で聴けない時に有効な手段となります。

つまり個人的にはデジタルx2/USBの入力3系統で44.1kHz/48kHzを欲求不満無くキッチリ聴きたいためにMojoを選んだ面が大きく、加えて仕事部屋とAVルームを手軽に行き来できる(USBまたはオプティカルケーブルを差し替えるだけ)ポータビリティも魅力的だったという感じです。バッテリー駆動なので電源ケーブルなどにもこだわる必要がありません。もちろん今後ハイレゾ化も簡単です。

その違いは10秒も聴けば十分。SONY MDR-CD900STが水を得た魚のように鳴り出します。あのChordなのでそもそも期待値はかなり高かったのですが、実際はそれ以上でした。AV誌のレビューであれば、あのアルバムのこの曲のxxxが...という表現になるのでしょうが、畑違いで表現が難しいため、これで締めたいと思います。いずれにしても近年まれに見るかなりいい買い物でした。 

Gallery: Chord Mojo | 11 Photos

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※2015年11月18日17時修正 TIMELOAD TL-OPT1(3.5mm-角型光ケーブル)は初回特典のみの付属品でした。お詫びして訂正いたします。

関連キーワード: Chord, chordmojo, mojo, music
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