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まさかの最低スナドラ808。Win 10スマホの目玉機能Continuumの要求仕様をマイクロソフトが公開、実質ハイエンド機のみ

Shingi Hashimoto
2015年11月20日, 午後12:35 in Continuum
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搭載機種の発売を間近に控えたスマートフォン向けOS、Windows 10 Mobile。その目玉となる外部ディスプレイとの連携機能『Continuum for Phone』を使用可能なハードウェア条件が、米国版の開発者向けサイト (MSDN) で公開されました。

以前より非公式的に「使用にはハイエンド級のハードウェアが要求される」と言われてきた同機能ですが、実際は多くの方の想像を超える高さ。例えば心臓部となるSoCは最低でもクアルコムのSnapdragon 808(と810)、メインメモリは2GB (増設ディスプレイが1280×720ドットの場合) 、フルHD以上の場合は3GB以上......と、現状でのハイエンド仕様が最低条件という厳しさです。

Gallery: マイクロソフトがContinuum for Phoneの要求仕様を公開 | 5 Photos

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改めてContinuum (コンティニュアム) for Phoneという機能を説明すると、スマートフォン本体に外部ディスプレイを接続する際に動作するもの。

一般的なスマートフォンではこうした場合、外部ディスプレイには本体側と同一の画面が表示されます。しかしContinuum対応のWindows 10 Mobile機では、外部ディスプレイの表示がディスプレイ側の解像度に画面デザインを合わせたPC的な画面表示 (上写真参照) となり、効率的な作業を可能とします。



とくにOffice Mobileなどでは、ExcelやWordがPCと似た画面で編集可能となるため、大きく効率がアップ。さらに本体側はポインティングデバイスとして、あるいは外部ディスプレイとは別のアプリの実行も可能 (つまりデュアルディスプレイとなります) なため、一般的なスマートフォンでは弱い、複数のアプリケーションでの並行作業も楽に行える点がメリットです。

実際の動作に関しては、下記の動画の後半と記事を参照ください。これは日本発売計画中のエイサー製スマートフォン「Jade Primo」発表時の解説です。



エイサー、日本発売検討のWin10スマホ Liquid Jade Primo実機公開。目玉機能Continuumをデモ(動画)



このように、PC的な作法に慣れているユーザーには非常に便利なContinuumですが、一方で本体側の処理としては、当然ながら描画負荷が大きく増大します。
今回公開された仕様を確認してみると、目立つのは冒頭でも紹介したように、SoCが最低要求 (Minimum Requirements) でもMSM8992と8994 (= Snapdragon 808と810)である点。これは画面描画を担当するGPU側に掛かる負荷から来る要求でしょう。

またWi-FiもMiracast (ワイヤレスディスプレイ規格)を前提としてか、最低要求が802.11n、推奨が11acの2ストリームと、こちらも非常に高い仕様。USB端子もディスプレイ接続などを考えてか、USB 3.0、とくにタイプCコネクタを強く推奨している点が注目です。



また合わせて、ワイヤレスディスプレイアダプタ (ドングル) と、ワイヤレスおよびワイヤードのドッキングステーション (ドック) に関する要求仕様も公開されています (スライドショーを参照ください) 。こちらも仕様を確認していくと、ドックからのディスプレイ出力はDisplayPort 1.2が推奨されていたり、USBは本体側と同じく3.0とタイプCコネクタを推奨するなど、現状では比較的先進的な仕様を要求しています。



マイクロソフトは自社のContinuum対応スマートフォンとして、Microsoft Lumia 950と950 XLを発表していますが、搭載SoCは前者がSnapdragon 808、後者が同810。USBもタイプCコネクタ、さらにディスプレイ接続用に、USB-C端子からDisplayPort信号も出力する仕様など、まさにこの要求仕様に見合う構成となっています。

Gallery: Microsoft Lumia 950 and 950 XL | 18 Photos

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Continuumは、使用するアプリケーションなどによっては、PC要らずで業務を進められるほどの可能性を持っており、「Windows 10 Mobile機の普及の鍵となる」とまで言われる機能。こうした観点から、ハードウェア要求がどれほど求められるのかという点は、Windows 10 Mobileの普及を占うという面でも注目されていたわけですが、これは現状で見る限り、正直なところかなり厳しい条件と言えそう。

日本で現在発売されているWindows 10 Mobile対応予定機種は、マウスコンピューターの『MADOSMA』をはじめ、いわゆるミドルレンジクラスが主力ですが、それらのモデルは残念ながら正式にContinuum非対応ということになります。

マイクロソフトの昨今の傾向からすると、こうした要求の高さは、使用できても実用にならない遅さとなる状況を避けたもの、さらには今後のスマートフォンのハードウェア強化を見越したものと思われますが、Continuumを目当てにWindows 10 Phone機を購入しようと思っていたユーザーにとっては注意が必要な情報でしょう。

Windows 10 Phoneの普及という面でも、一刻も早く手頃なContinuum対応スマートフォンの登場を願いたいものです。




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