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【動画】Apple CarPlayがキャデラックとシボレーで。2016年モデルより全車に標準搭載

Autoblog Japan Staff
2015年12月19日, 午前09:00 in Apple
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ゼネラルモーターズ・ジャパンは8日、今後日本に導入するキャデラックシボレーの2016年モデルより、全車にApple社の「CarPlay」を標準搭載すると発表した。


2014年のジュネーブ・モーターショーで発表されたCarPlayとは、Appleのスマートフォン「iPhone」を自動車内で快適に使うために開発されたシステム。クルマのコンソールボックス内に装備されたUSB端子に、所有するiPhone(iPhone5以降のモデルに対応)をケーブルで接続すると、センターコンソールの車載ディスプレイに、iPhoneユーザーなら見慣れたアイコンが表示される。標準で用意されるアプリは「電話」「メッセージ」「ミュージック」「マップ」など。これをiPhoneのスクリーンのように、指でタッチして選ぶこともできるし、運転中ならステアリング・ホイールに装備されたボタンを長押しして、iPhoneの音声認識コマンド「Siri」を呼び出し、ドライバーは声によって機能を選択・実行することができる。

例えば「電話」と言えば、Siriはお馴染みの妙な抑揚の声で「誰に電話を掛けますか?」と聞いてくるので、相手の氏名を告げる。するとiPhoneの「連絡先」からその電話番号を検索し、確認した上で相手の電話を呼び出してくれる。相手が出たら、もちろんハンズフリーで通話が可能だ。マイクはウインドスクリーン上部、ルームミラー手前に設置されている。



同様に「メッセージ」も、Siriが送信先を訊いてくるので、相手の氏名を答えてから、今度は送信するメッセージを話すだけでいい。Siriが(というか、本当はiPhoneとCarPlayが)あなたの声を聞き取って、テキスト・データに変換し、相手の携帯電話やPCに送信する。もしiPhoneに受信したメッセージがあれば、Siriが読み上げてもくれる。そのまま返信することも可能だ。

「ミュージック」はもちろん、iPhoneに収録された音楽ファイルを車内で再生する機能だが、これは残念ながら今のところ、曲名をSiriに告げてもなかなか認識されないようだ。同様に「Podcast」「オーディオブック」のコンテンツも車内で楽しむことができる。

「マップ」はiPhoneに標準装備されているアプリを使ったカーナビゲーション。これも音声でマップを起動し、行き先を告げればルートが検索され、車載ディスプレイに表示される地図と、スピーカーから聞こえる音声案内に従ってクルマを走らせる。



もっとも、2016年モデルとして日本で販売されるキャデラック車には「CUE(キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス)」、シボレー車は「MyLink」と呼ばれる統合制御ナビゲーション・システムが標準で搭載されているので、CarPlayのマップではなく、こちらを利用することも可能だ。これは従来から日本仕様のキャデラックおよびシボレー車にオプションとして用意されていた、いわゆる純正ナビと同じパナソニック製。iPhoneユーザー以外のドライバーも、今まで通りこれを使うことになる。車載システムのボタンを押すことで、ディスプレイの画面はいつでもCarPlayからCUEまたはMyLinkに切り替えることができる。2種類のナビゲーション・システムが搭載されているような感じだ。

ただしiPhoneユーザーならご存じの通り、iPhone用アプリには他にも様々なナビゲーション・アプリ、地図アプリが用意されているのだが、現時点ではApple標準マップしかCarPlayで使うことが出来ない。なぜなら、CarPlayとはiPhoneの画面がそのままミラーリングで表示されるわけではなく、車内での使用に最適化されるため、アプリの方でCarPlayに対応しなければならないからだ。

同じ理由で、あなたのiPhoneにインストールされている多くの(というかほとんどの)アプリは、残念ながら現在のところCarPlayで使用できるわけではない。ユーザーが多い「Facebook」も「LINE」も「Google Maps」も、まだこの便利な車内インターフェイスで使うことはできない。逆にいえば、アプリの方で対応さえすれば可能性はiPhone同様、無限に拡がるとも言える。それにはまず、CarPlayの普及がiPhoneのように拡がらないと、アプリ開発会社の方だって積極的に取り組もうという気にはならないだろう。そう考えると、日本で初めて全車に標準搭載を決めたGMジャパンの姿勢には、いちiPhoneユーザーとして拍手を送りたい。スマートフォンと違ってクルマは買い換えのサイクルが長い。使いたいアプリが用意されたときに、CarPlay搭載のクルマに買い換えられるとは限らない。今はあまり"使えない"と思っても、将来的にiPhoneを使い続けそうな人ならCarPlay搭載モデルを買っておいた方がよいだろう。GMジャパンの方によれば、CarPlayとはモジュールとして組み込まなければならないため、既存の車載システムには後付け不可なのだそうだ。裏返して言えば、iPhoneではなくAndroid搭載のスマートフォンを使っていてこれからも使い続けたい人は、もうしばらくキャデラックの購入を待った方がよいかもしれない。GMジャパンの話では、まだいつと具体的な時期までは言えないそうだが、将来的には「Android Auto」も採用する予定があるという。



CarPlay搭載モデルの発売は、まず2016年1月9日に予定されている「キャデラック ATS セダン」「ATS クーペ」「シボレー キャプティバ」から。その後、「キャデラック CTS」「キャデラック CTS-V」「キャデラック ATS-V」「キャデラック エスカレード」「シボレー コルベット」の各2016年モデルが続く。

実際に見てみるまで、iPhoneを車載ホルダーにセットして使うのとどれほど違うのだろうかと思っていたが、確かに専用のディスプレイは車内環境で見やすく、アイコンも大きいのでタッチによる操作がしやすい。また、iPhoneのホーム・ボタンに相当するボタンがステアリング・ホイールを握ったまま押せるため、運転中にも安全に操作が可能という点は確かに便利だ。ただし、iPhone用に用意された豊富なアプリに比べると、今はまだどうしても魅力に欠けることも事実。iPhoneを買ったときのまま、何もアプリを追加せずに使う状態を想像していただければ、現在のCarPlayから感じる物足りなさ、はがゆさがお分かりになると思う。だがその一方で、クルマの運転が一層楽しくなるような、様々なアプリの登場も期待できる。他の自動車メーカーやインポーター、そしてアプリ開発者による今後の展開が気になるところだ。CarPlayについては文章による説明だけでは分かり難いと思うので、文末の動画でGMジャパンの方によるデモンストレーションの様子をご覧いただきたい。


ゼネラルモーターズ・ジャパン 公式サイト
http://www.gmjapan.co.jp/

Apple 公式サイト:CarPlay
http://www.apple.com/jp/ios/carplay/


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