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SIMを買うよりお得? 40ドルの格安プリペイドスマホ Coolpad Rogue を使ってみる:山根博士の海外スマホよもやま話

山根博士(Yasuhiro Yamane) , @hkyamane
2016年1月22日, 午後07:00 in Bestbuy
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スマートフォンの値段が高かったのも今や昔のこと。海外に行けば1万円程度の格安スマートフォンが多数売られている。キャリアのSIMロック品ならもっと激安、数千円で買えることもあるのだ。今回はCES 2016で訪れた米国ラスベガスで、39.99ドル(約4700円)のスマートフォンを買って1週間楽しんでみた。

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プリペイドスマホが安い米国


実は米国は格安で買えるスマートフォンの宝庫なのである。米国と言えばiPhoneが安いという印象が強いが、それはあくまで2年契約したときのこと。単体で買えば10万円台とその値段は世界共通でとても高い。

一方、各キャリアが販売しているプリペイドスマートフォンはSIMロックがかかっていることもあり格安で買える。もちろん旅行者が自由に買うことも可能だ。

Best Buyで買うのが一番簡単


プリペイドスマートフォンはキャリアでも売っているし、コンビニなどで売られていることがある。だが一番いいのは家電量販店チェーンのBest Buyで買うことだ。店内にはプリペイドスマートフォンコーナーがあり、キャリアごとに並んでいる。端末価格とキャリアを比較しながら買えるので米国に行ったら迷わずBest Buyへ行こう!


▲スマホは格安だけど料金が高い米国

Best Buyへ行ってみると、エントリークラスの最安のスマートフォンは20ドル、2000円台で買えるものもある。食事代程度でスマートフォンが買えてしまうとは、米国はなんてウハウハな国なんだろう!ところが問題は通信料金。米国のプリペイドは基本的に月額制なのだ。たとえばSprintを見ると35ドル/月でデータ1GB、45ドル/月でデータ3GBなど。翌月以降に料金を支払わなければ自動的に使えなくなるので、使い捨てることも可能だ。

しかし、いずれも国内の通話定額が付属するものの、旅行者の1週間程度の滞在にはちょっと高い。なにせ30-40ドル程度の激安スマートフォン本体より基本料金のほうが高いのだから。


▲T-Mobileなら1000円台で1GB使える


海外でスマートフォンを買う目的は人により様々だろうが、今回は「現地で端末を気軽に買って1週間使う」ことを考えている。となると通信料金は安いに越したことはない。

米国各キャリアにおけるプリペイドの月額は安くても30ドル前後、それより安いとデータ通信が付いていない。しかし、ありがたいことにT-Mobile USAが月額3ドルの従量制プランを出している。

データ通信量はゼロだがこれに1GB/10ドル/週のデータプランを付ければ、1週間滞在中の通信料は13ドルで済む。ということで今回はT-Mobileが売っているプリペイドスマートフォンを選ぶことにした。


▲Best Buyのプリペイドスマートフォンコーナー


Best Buyへ行くと、どのプリペイドスマートフォンを買えばいいのか目移りしてしまうほどたくさんの端末が売られている。キャリアごとにパッケージも分かれており、T-Mobileのプリペイド品はピンクのパッケージだ。ちなみに格安モデルや人気機種はお店に行っても在庫が無い場合がある。

Best Buyは海外からオーダーして店舗で受け取り、1週間取り置きというサービスもあるので、どうしても欲しい機種があればこれを利用するのも良い。実は今回筆者が買ったスマートフォンもこのサービスを利用した。


39.99ドルの「Coolpad Rogue」を購入

T-Mobileのプリペイドスマートフォンの中から、今回はCoolpadのRoguleを選んだ。その決め手は価格で、39.99ドル、日本円にして約4700円だ(別途州税などがかかる)。4700円で本体を買い、2.5GBのデータ通信費は約1500円、合計6000円ちょっとで現地スマートフォンを買って使えるなんて、良い時代になったものだ。

なお、購入時はBest Buyのカウンターで開通手続をしてくれることもある。だがこちらが望まないのに「40ドル/月プランがいいぞ」など勝手にお勧めされてしまうこともある。開通手続は簡単なので、自分でやると伝えて本体を買うだけにしたほうがいいだろう。


▲価格相応のスペックと仕上げの本体

Coolpad Rogueのスペックは、Snapdragon210 デュアルコア1GHz、RAM1GB、ROM4GB、4インチWVGAディスプレイ、リア2メガピクセルカメラ、フロント0.3メガピクセルカメラ。エントリークラスの製品だ。

また、本体の質感はプラスチックそのまま。ディスプレイ部分も特に硬質な材料を使っているようでもなく、乱雑に扱った場合は傷が付きそうなので、ポケットに入れるときは注意が必要だ。


▲裏面はちょっとクール、あくまでも現地のお楽しみ用端末

背面の電池カバーはシルバーの塗装でちょっと高級感があるが、実際はこちらも価格相応の質感だ。このクラスのスマートフォンを買っても活用できないと思うだろうが、どうせ誰もがハイスペックな端末をメインに使っているはず。このCoolpad Rogueは、テザリング機能をONにしてルーターとして使うことを主とすればこのスペックでも問題ない。また電車の中などスリが心配な時は、この端末を使っていればスリも近寄ってこないだろう。

ところでCoolpadってどんなメーカー?


さて今回買った格安スマートフォンのメーカー、Coolpadの名前は日本ではほとんど知られていない。Coolpadは実は中国のメーカーで、しかも最近出てきた新興メーカーではなく創業は1993年の老舗企業だ。

一時はハイエンド携帯電話を得意とし、スマートフォン時代になると多品種展開を行い「中国のHTC」と呼ばれるほど有名かつブランド力を持ったメーカーになった。

中国では誰もがCoolpad(中国語では「酷派」)の名前を知っている。しかしここ1-2年は低価格モデルを重視した路線に変更、ライバルが増え中国での成長が見込めず海外展開を模索している。

今回購入したRogueも同社が2012年に一度米国に参入してから3年ぶりとなる2モデル目で、低価格を売りにした製品なのだ。

オンラインでユーザー登録をすればSIMはすぐ使える

さて、米国のプリペイドスマートフォンはパッケージの中(あるいは端末のSIMスロット)にSIMカードが入っているので、オンラインで登録をすればすぐに開通できる。開通のステップは付属の説明書を見れば簡単だ。なお開通時にはPIN番号を登録するが、これは後々のデータパッケージ購入時に使うのでしっかりメモしておくように。そしてSIMが開通されても料金はゼロのままなので、続けてオンラインで料金を払う。1ヶ月の利用なら13ドル入れればいいが、念のため15ドルをチャージ。クレジットカードを使ってもいいし、筆者はスーパーで買い物ついでに15ドルのバウチャーを買ってそれを使った。

なお入れる金額ごとに有効期限が異なるが、短期滞在用に買って使い捨てるならこれで十分。1年持たせるなら100ドル入れておくといいが、年に数回の滞在なら10ドルで90日持つので90日ごとに10ドルを追加していったほうが割安だ。ま、筆者はどうせ次の渡米時はまた新たにプリペイドスマートフォンを買っちゃうのでSIMの維持にはあまり熱心ではない。


▲アプリを使って契約管理が可能

SIMを端末にセットして電源を入れればすぐに電波を掴む。ここでT-Mobileのアプリを起動すればSIMの残高などが確認できる。たまに残高確認ページがエラーで開かないが、その場合はUSSDコード番号(電話発信)の番号が画面に表示されるので、それを使える。

ちなみに料金確認は#225#に発信、データ利用残高確認は#932#に発信だ。


▲1GB/週のデータパッケージを買って利用開始

データパックもアプリから買える。なおT-Mobileアプリを使う場合のデータ通信費はどうやらかからない模様だ。データパックは5ドル/500MB/日と10ドル/1GB/週。購入時にはその分の残高が必要で、確認のためユーザー登録時に設定したPIN番号が必要だ。


▲LTEで10Mbps、十分使えるかな

全ての準備が整ったので、さっそく街に出て使ってみることにしよう。実は今回、ラスベガスで買ったもののCES2016の取材が忙しく、SIMの登録を行い使ったのはシカゴだった。

市の中心部、Loopエリアで使ってみたところ、通信速度は下り10Mbps、上り3Mbpsといったところ。まあ通常の使い方なら十分だろう。なお本体の言語は英語や中国語のみ。Google日本語入力をインストールして、英語モードで使った。


▲テザリングもOK、ルーターにして使うのもよし

また端末の設定メニューにはテザリングの項目があるし、T-Mobileのテザリング用のアプリもプリインストールされていた。実は米国のプリペイドスマートフォンの基本料金は、テザリングを不可としているものが多い。今回試したところPCを使っての仕事など問題なくできたため、ルーターとして使うことは問題なさそうだ。

旅先にでたらスマホを買おう!

日本でもようやくSIMフリースマートフォンが自由に買えるようになり、海外旅行に出たときは現地のプリペイドSIMを買って活用している人も多い。だが今回のように1万円以下でスマートフォンを買い1GBのデータを使うこともできるのだ。LCCで海外に行きやすくなった今、ふらりと旅に出たときに、ふらりと気軽に現地のプリペイドスマートフォンを買うのも楽しいもの。米国に行く予定のある人はぜひBest Buyへ行ってみよう。

関連キーワード: BestBuy, cellphone, coolpad, coolpad rogue, mobile, Sim, tethering
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