VAIOは、Windows 10 Mobileを搭載したSIMフリースマートフォン VAIO Phone Biz を4月に発売します。想定価格は5万円台。

アルミニウム合金削りだしによる高級感のある筐体に、5.5インチフルHDディスプレイ、Snapdragon 617オクタコアプロセッサを搭載。また、Continuumが快適に動作するように、RAM容量を3GBに高めた点などが特徴です。製品名にBizとありますが、法人だけでなく個人向け販売も実施。VAIOストアやMVNO(楽天モバイル・ビッグローブ)が取り扱います。

VAIO Phone Biz

すべての写真を見る

10 枚


VAIO Phone Biz 実機@発表会

すべての写真を見る

61 枚



Android OSを採用した初代VAIO Phoneとは異なり、VAIO Phone BizはOSにWindows 10 Mobileを採用します。同OSはPCや企業システムと高い親和性を持つのが特徴で、Office 365やOneDrive、Skype for Business、Exchange、SharePointなどを利用できます。


Windows 10 Mobileで最も注目されている機能 Continuumにも対応します。これは、アダプターを介してスマートフォンを外部ディスプレイ、キーボードと繋ぐことで、スマートフォンをデスクトップPCのように使える機能です。

なおContinuumを使いながらでも、電話をかけたりスマートフォンアプリを使えます。またVAIO Phone Bizの画面はタッチパッドとしても利用可能です。なお、Continuumを利用するために必要なワイヤレス接続アダプタとしては、ActiontecのScreenBeam Mini 2がVAIOによる公式な動作確認を取得予定。こちらはContinuum対応版が2月11日に発売予定です。

VAIOとMSの"深い協業関係"でスナドラ617のContinuum対応を実現。5.5型フルHDに3GB RAM搭載

チップセットには、クアルコムのSnapdragon 617を採用します。同チップセットはCortex-A53オクタコアCPU(1.5GHz)を搭載しており、性能的にはミドルレンジ上位にあたります。仕様上、LTEはカテゴリ7(受信300Mbps / 送信100Mbps)に対応します。

なおSnapdragon 617は、1月半ばまでContinuum対応が謳われていませんでした。VAIO側はSnapdragon 617を採用するにあたり、マイクロソフトに検証用機材を提供するなどして対応を働きかけた結果、Snapdragon 617のContinuum正式サポートが実現したとのこと。これについて『マイクロソフトとの深い協業関係の成果』と担当者は胸を張ります。



ディスプレイサイズは5.5インチのフルHD、RAM容量は3GBです。5万円台の端末ではRAM容量は2GBが一般的ですが、3GBを搭載する理由について『Windows 10 Mobileは軽いOSではあるが、ContinuumやOS単体でのマルチタスクを快適に使うには3GBは欲しい』と説明します。

その他、バッテリーは2900mAh。Wi-Fi 11ac、Bluetooth 4.0に対応します。






VAIO Phone BizはSIMロックフリーです。対応LTEバンドは1、3、6、8、11、19、21  1、3、8、19、21で、ドコモ網やドコモ網を利用したMVNOを利用できます。SIMサイズはmicroSIMで、スロットの位置はmicroSDと共通です。

またNTTドコモとの"協業"により、キャリアアグリゲーションや、『SIMフリー端末としては異例』(担当者)のドコモの相互接続試験も実施(予定)。高い信頼性が求められる法人用途に適するとしています。



アルミ削り出しボディ、全数検査の「安曇野FINISH」も実施

VAIO Phone Bizのデザインは、VAIO PCのテイストを踏襲しています。『VAIO Z Canvasをそのままスマートフォンサイズに縮小したのが最も近いイメージ』(担当者)といい、筐体はアルミニウム合金の削りだしで、質感だけでなく剛性も高めたとしています。



一番左が加工前のアルミ合金の塊です。コンピュータ制御の切削機で、内側の形状を削り出します。(中央) 削りだしたアルミ外装に樹脂製のフレームを一体成型します。(右)



次に切削機で外側の形状を削り出します(左)、レーザーでVAIOロゴを彫り込み(中央)、最後の仕上げとして表面にブラスト加工を施し、つや消しに仕上げて完成となります(右)

また製品は、VAIO社の安曇野工場で全数検査の工程を経て出荷する「安曇野FINISH」を実施。VAIO PC同様の高い品質と信頼性を保証するとしています。



個人向け販売も実施。MVNOも取り扱い予定

VAIO Phone Bizは製品名に「Biz」と付く通り、法人向けの色が濃い端末ですが、個人向け販売も行います。法人向けとしてはNTTドコモの法人システム本部、ディストリビュータとしてダイワボウ情報システムが取り扱い予定。個人向けにはVAIOストアのほか、MVNOも楽天モバイルとビッグローブが取り扱う予定です。

VAIO新社長 大田氏が語るVAIO Phoneの反省「今後は主体性を強め、自社開発も検討」。しかしスマホ市場は優先度低め?

(訂正)対応するLTEバンドに誤りがありました。修正してお詫び申し上げます
アルミ削り出しの高級感、新VAIO Phone「Biz」は4月発売。Win10搭載、全数検査「安曇野FINISH」も実施
広告

0 コメント

広告