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曲面ディスプレー端末やAndroid版Continuum、WinベースのAR機器など多数のコンセプトモデルをLenovoが発表

笠原一輝(Kazuki Kasahara), @KazukiKasahara
2016年6月12日, 午前10:00
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サンフランシスコで開催された"Lenovo Tech World 2016"より。同社の最新スマホの発表に加え、開発中技術の展示も行われた。

折れ曲げられるディスプレイやジャケット型オプション、Android版Continuumといった注目デモをまとめてみた。

折り曲げられるディスプレイ

『CPlus』、『Folio』と呼ばれる、折れ曲がるディスプレイを搭載したデバイス2種類が参考展示された。

現在多くのデバイスに採用されているディスプレイは、液晶だったり、有機ELだったりというデバイスが採用されているが、最前面がガラスなどの保護材で保護され、直線的にのみ実装されることを前提にしている。ノートPCやテレビのような大型のディスプレイ製品だとそれでほとんど問題ないのだが、モバイル機器のように小型ディスプレイの製品の場合には、直線的にしか配置できないディスプレイがデザイン上の障壁になってしまい、結局金太郎飴のようにどの製品もiPhoneのようなスマートフォン、iPadのようなタブレットになってしまうという課題を抱えている。


▲Lenovo CEO、ヤン・ヤンチン氏の基調講演での一幕、米国のユーチューバーの女性が腕に巻いているのがCPlus。

その障壁を何とかしようという取り組みがディスプレイメーカーで行われており、それが折れ曲がるディスプレイだ。折れ曲がっても表示素子が壊れないこと、折り曲げられないガラスではない素材で表示素子を保護しないといけないという課題を乗り越えるべく、ディスプレイメーカー各社が取り組んでいる。

今回Lenovoが公開したCPlusという腕時計には、4.35型のFlexible Displayと呼ばれる折り曲げられるディスプレイが採用されており、ディスプレイの裏側に用意されている時計のリストバンドに似た構造により、デバイス全体を2段階の腕のサイズに合うように折り曲げることができる。

折れ曲がるディスプレイは折り曲げることは可能なように作られているが、内部に用意されている他のデバイス(SoCやバッテリーなど)はまだ曲げられないことが多いので、実機で確認すると直線>折れ曲がる箇所>直線>折れ曲がる箇所という形で折り曲げられていた。これにより、腕につけている時は腕時計のように利用し、伸ばした時には普通のスマートフォンのように使うことができる。OSはAndroidをイメージして作られている。


さ展示会場で展示されていたCPlus、後列中央にある1つだけが実働していた。

もうひとつのFolioは中央で折り曲げられるディスプレイが採用されているAndroidデバイス。

デバイスの中央で折り曲げられるデバイスはこれまでも何度かチャレンジされてきたが、いずれも2枚のディスプレイを採用しており、中央にヒンジを設ける形で2枚のディスプレイが1枚に見えるようにデザイン上の工夫がされた製品だった。いずれもできるだけ薄いヒンジを採用することで違和感無いようにデザインしている場合が多いが、それでも中央にヒンジがあることで継ぎ目ができてしまい、開いたときに"ニコイチ"という印象はどうしても排除できなかった。

そこで、Folioではバッテリーや基板などは2つの筐体にわけで、それを1枚の折れ曲がるディスプレイでつなぐというデザインを採用している。このデザインだと、折り曲げることが可能なディスプレイが実現すれば比較的容易に実現できるだろう。


▲Folioは中央で折り曲げられるタイプのデバイス。従来のようにディスプレイ2枚の製品と違って"継ぎ目"がない。

なお、今回Lenovoが公開したデモは、あくまで参考展示で、明日リリースされるような製品ではない。実際展示されていて動いていたのは、触ることができないようになっていう1台ずつのみで、どの段階まで完成しているのかは不明だった。ただ、現在ディスプレイメーカー各社は競って折り曲げることができるディスプレイを開発しており、ここ数年の間には実際に市場にでてくる可能性は高いのではないだろうか。

非接触でContinuumライクな機能と給電をAndroidで実現

Lenovoと傘下のMotorola Mobilityは、Motorola Mobilityの最新スマートフォンとなるMoto Z/Moto Z ForceをLenovo Tech World 2016で発表した。ハンズオンのレポート記事でも説明した通り、その最大の特徴はMoto Modsという着せ替えジャケット機能が用意されていることで、開発者向けのプログラムが用意されたり、将来Motorola Mobilityが計画しているスマートフォンでも同じMoto Modsが利用できるする予定であるロードマップが公開されるなど、スマートフォンの新しい拡張の形としても注目を集めている。


▲Moto ZとMoto Modsは、双方に用意される16のボゴピンで接続される。

今回のLenovo Tech WorldではそのMoto Modsに関しても注目の参考展示があった。OneComputeは、Moto Modsの仕組みを利用して、ディスプレイ出力、さらにはUSBデバイスなどをワイヤレスでスマートフォンに接続する仕組み。デモでは、ディスプレイ、キーボード、マウスをMoto Zに接続して、Windows 10 Mobile搭載デバイスで話題になったContinuum for Phones(スマートフォンをコアにして、ディスプレイやキーボードを接続し、PCライクに利用できる機能)のように利用できていた。OSはAndroid 6.0を利用しており、マルチタスク、マルチウインドウで利用できていて、Android用のMicrosoft Wordなどを利用していると、よく見ないとOSがAndroidと気がつかないほどだった。


▲まるでWindows 10 MobileのContinuum for Phonesのように使えるOneComputeのデモ。

OneComputeのMoto Modsと、ポートリプリケータの間はKeyssa社が開発した無線転送技術"Kiss"でデータを転送しており、Moto Xへの給電はQiにより行われている。KeyssaのKissは、EHF(Extremely High Frequency)と呼ばれているいわゆるミリ波の帯域が利用されており、イメージ的にはWiGigとして知られているIEEE802.11adに近い技術だと考えればよい。

USB、DisplayPort、SATA、PCI Expressなどの各種I/Oのプロトコルを上に流すことが可能で、今回のデモでもディスプレイ出力やUSB接続のキーボードやマウスなどが利用できていた。この他、Moto Modsの参考展示では、急速充電器になるHyperCharge、バーチャルキーボードとしても利用できるSmartCastなども展示された。


▲OneComputeのMoto Modsモジュール。


▲OneComputeの受信部。Moto ModsモジュールとはKeyssaの開発したミリ波を利用して通信を行うKissでデータのやりとりを行っている、給電はQiになる。


▲プロジェクターの代わりに使ったり、机に投射してタッチパネルとして操作できるSmartCastのMoto Modsのデモ。


▲SmartCastのMoto Mods。


▲3600mAh相当のバッテリーを内蔵していて、Moto Zに15分で85%を充電できる急速充電器のHyperCharger。

3Dカメラ付きHMDを備えたWindowsベースのARシステム

WindowsベースのARシステムも公開された。公開されたのはLenovoが試作したAR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)で、前面に3Dカメラが用意されており、物体の動きなどを捕捉することが可能になっている。

一見すると、MicrosoftのHoloRenzに似ているが、HoloRenzがSoCや通信機能などをすべてHMDに内蔵しているのに対して、今回Lenovoが展示したのはケーブルでWindows PCと接続されており、あくまでディスプレイとして動く形になっていた。

それでも、前面に用意されている3Dカメラで手の動きなどを検出して操作できるようになっており、基本的な機能は大きく変わらなくなっている。デモでは、ARで表示される商品の情報を表示して、ジェスチャーで操作したりということが実現されていた。



▲Windows PC用AR HMD。内部にプロジェクターが入っていて、透明なスクリーンに映し出す仕組み。上部には3Dカメラが入っており、ジェスチャーや物体の移動などを認識する。

Microsoftは、5月31日~6月4日に行われたCOMPUTEX TAIPEIにおいて、HoloRenzに利用されているARデバイス向けの技術となるWindows Holographicを、同社のOEMメーカーなどのパートナーに対して公開すると発表しており、将来的にはこうして開発されている技術が利用されて、LenovoのAR対応Windows PCというのが登場することになるかもしれない。


▲後ろのディスプレイに映し出されているのがAR HMDのディスプレイに映し出されている風景、確かにちょっと未来的だ




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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