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やっちゃえ日産、自動運転技術「プロパイロット」搭載した新型セレナを8月下旬発売。まずは高速道単車線で有効

いーじま(Norihisa Iijima)
2016年7月13日, 午後10:30 in Autopilot
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日産は、高速道路の単車線でのみ有効な運転アシスト機能「プロパイロット」を発表。8月下旬に発売される新型セレナに搭載されます。価格はまだ未定ですが、プロパイロット機能搭載車種で300万円を切る価格にするとのことです。

Gallery: 新型日産セレナ | 12 Photos

矢沢永吉さんが登場する「やっちゃえ日産」のCMで自動運転技術力の高さをアピールしている日産が、まずは高速道路で単車線の走行をアシストする機能「プロパイロット」を発表しました。


▲中村公泰副社長(日本・アジア・オセアニア事業担当/写真右)と坂本秀行副社長(製品開発担当)。

高速道路の単車線走行という意味は、車線にそってステアリング操作、アクセルワークをしつつ一定速度で走行し、かつ前方のクルマが停止すれば停止しますが、車線変更は行わない仕様です。ほかの車線からクリマが割り込んでも大丈夫で、周りの車の形をきちんと把握して走行するとのことです。

たとえば、渋滞時は前の車に一定間隔でついていき、前方車両が停止すれば、自車も停止します。前方が動き出したら、自動的には発進せず、レジュームボタンを押すかアクセルを軽く踏むと発進追従走行を再開するという具合です。


▲プロパイロット機能の概要。高速道路での利用が前提。

この手の先進技術は、概ねフラッグシップである高級車に初搭載される場合が多いのですが、今回のセレナは日産の主力車種で、ファミリー層の支持も高く、より多くの人に使ってもらいたいという意味が込められています。価格も300万円を切る価格にしたいというように、極力普及価格帯で提供すること目指しています。

セレナは、これまでにもエマージェンシーブレーキや車線逸脱警報、アラウンドビューモニター、スマート・ルームミラーといった、より安全、安心に運転できるためのサポート機能を提供。1995年から進めてきた運転支援システムの開発は、日産車1万台あたりの死亡者・重傷者数を、2015年に1995年比半減することを目標にしてきました。その目標は2011年に達成し、現在は2020年までにさらに半減させようとしています。



その目標はかなり高いですが、自動運転技術によって、さらに安全をサポートし目標を達成しようと、開発に余念がありません。今回は単車線のみのサポートですが、2018年には複数車線でレーンチェンジの実現、2020年には市街地の交差点でも利用できるようにしたいとのことです。ただ、それらを実現するには、CPUの処理能力アップや精度の向上といった技術的な側面だけでなく、クルマからは感知できない部分、たとえばトラックの影に隠れて見えない信号やクルマ、人の存在をどう認識するのか、工事や事故の情報などを含めて、インフラや情報通信面もクリアしていく必要があるでしょう。

今回のプロパイロット機能の実現に向けて、モービルアイ社の画像解析技術により、混みあった道路でも1台1台クルマを把握し、白線も正確に把握。単眼カメラでも立体的に捉え割り込み車両にも対応できるとしています。また全国の高速道路を実際に走行してブラッシュアップしてきたそうです。片側1車線の対面通行道路でセンターライン上にポールが立っている場合や、ラインが多重に引かれている場合といった日本独特の道路事情を加味しており、より安全に磨きをかけています。


▲ちょっとわかりづらいが、ルームミラーの下あたりにカメラが設置されている。


▲停止も制御するため、パーキングブレーキは電磁式になり、センターコンソールのシフトレバー横に設置。

さらにステアリングのギア比を変え、俊敏性をもたせたり、舵角を高い分解能で検出して、凸凹の道やカント(道路の傾き)でもまっすぐ走行したり、S字で切るタイミングが遅れて膨らむことのないようステアリングを制御しています。

プロパイロット機能を利用するには、ステアリングリモコンのボタンを2度押すことで開始。センターにある7インチのディスプレーに「PIROT」モードの状態が表示されます。設定した車両間隔、速度で走行しますが、最近話題になったテスラの事故のように、西日でカメラがうまく認識できないような状態になると、警告を発し運転者に引き継ぐようにしているとのこと。また、ハンドルから手を離していると、最初は軽く警告をし、それでも離していると強く警告をするといった、「自動運転だから大丈夫」という気持ちに警笛を鳴らすような仕組みにもなっています。


▲プロパイロットのボタン。このボタンを押したあと、SETボタンで速度を設定する。


▲プロパイロットの情報はすべてディスプレーに表示される。


▲左側の画面部分が情報を表示するところ。センターに位置する。

より機能のブラッシュアップするためにも、実際に購入した人がこの機能を使って走行したデータを収集しないのか伺ったところ、今のところ走行したデータはプライバシーに関わるとのことで、そのようなことは行なわないそうです。いろんな人が使っていると、開発者の想定を超えるケースが出てくるはず。ホンダやカロッツェリアのナビなどでは、走行したデータを収集して活用しているように、自動運転の技術を磨くためにも、匿名で情報を収集するようなシステムにすれば、より開発が進んでいくのではと思いました。


▲渋滞時に、発進だけはアクセルを踏むが、あとはハンドル操作も任せられるのはありがたい。

これまで日本車でもクルージング機能によって一定速度、一定間隔でアクセルワークをサポートする機能はありましたが、ハンドルも制御してくれるということで、よりラクに、より安全にドライブをできることでしょう。家族を乗せて運転していると、自分だけ起きていてあとは寝ているということはしばしば発生するもの。そんなとき、このプロパイロット機能があれば、運転の負担を軽減してくれるはずです。筆者としては運転をクルマに任せるより自分で運転したほうが数倍楽しいですけど、渋滞時だけはお任せしたいですね。

Source: NISSAN
関連キーワード: autopilot, Nissan, serena
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