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再起をかけるモトローラ、ランクザン会長兼社長が語る次の一手とは:週刊モバイル通信 石野純也

石野純也(Junya Ishino)
2016年11月8日, 午後04:00
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▲モトローラの会長兼社長、アイマール・ド・ランクザン氏

SIMフリースマホに本腰を入れ始めたモトローラですが、同社の会長兼社長のアイマール・ド・ランクザン氏が来日。端末戦略や日本市場での展開について語りました。

ご存知のとおり、モトローラはレノボが買収し、現在では開発部隊も統合されています。ランクザン氏も、レノボのシニアバイスプレジデントを務めており、2社は「1つのロードマップを共有している」といいます。レノボはスマホにおいて、デュアルブランド戦略を取っており、「マーケットによってはレノボで出すこともあれば、モトローラで出すこともある」と、2つを使い分けています。

日本では、かつてキャリアから端末が販売されていたこともあって、携帯電話としてはモトローラの方が知られているブランド。SIMフリースマホとして展開する端末をモトローラ中心にしているのは、そのためです。ランクザン氏によると、モトローラはローエンドからハイエンドまで、幅広いラインナップを持っていますが、特に高機能端末へのニーズが高い市場であるため、「Moto Z」や「Moto X」「Moto G」などに焦点を絞っているそうです。

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▲「Moto Mods」を装着できる超薄型スマホも「Moto Z」

モトローラが注力しているのが「イノベーション」。スマホが成熟期を迎える中、同社はさまざまな技術で差別化を図ろうとしています。その成果として生まれたのが「Moto Mods」という端末の背面に取り付けるアタッチメントシステム。先に挙げたMoto Zや「Moto Z Play」に装着でき、光学ズーム対応カメラや高音質スピーカー、プロジェクターなど、さまざまな機能を端末に付与することができます。Moto Zは拡張性を売りにしたハイエンド端末というわけで、ランクザン氏は「電話として一切妥協することなく、電話を超えた体験ができる」と自信をのぞかせました。

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▲イノベーションに注力する方針の元に打ち出したのが「Moto Mods」だ

ランクザン氏は、このMoto Modsが日本市場に合わせてローカライズしていくためにも重要になるといいます。具体的には、「決済用Modsを提供することもできる」そうで、これはおそらく、FeliCaへの対応を指していると思われます。「日本市場に合ったものを展開していく予定」とも述べており、実際に見当も進んでいるようです。Moto Modsを利用すると、「スピーディに提供できる」というのがメリット。開発サイクルがスマホ本体よりも早いため、ローカライズには打ってつけの仕組みとも言えます。

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▲マグネットで簡単に着け外し可能

とは言え、「新しい製品はマーケットの理解もないため、啓蒙活動から始めなければならない」といいます。一方で、実際にMoto ZやMoto Z Playを投入してみたところ、「その反応がとてもよく、受注が増えているため、供給を速めなければいけない」状況になっているそうです。「我々が狙っているセグメントには、大変人気が高い」と、ニーズにしっかりマッチした製品を提供できたことが伺えます。

グローバルでは、こうした製品を通じて、「シェア3位を目指す」といいます。現在のスマホ市場は、サムスン電子、アップルに続く3位が混戦状態だったところから、ようやくファーウェイが頭1つ抜けてきたところですが、レノボとモトローラの狙いもそこにあります。ランクザンしは、「0.5%や1%のシェアだと存続することは不可能」という見通しを示し、「まずは3位になる権利を手にすることが重要」だと力説しました。

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▲世界シェア3位を目指すのが当面の目標

一方で、日本市場ではMoto G4 PlusでようやくSIMフリースマホに本腰を入れたところ。ランクザン氏も、「足場固めをしているところで、何位になりたいかは決めていない」と語り、今はまだシェアの話をできる状態ではないようです。実際、ほかのSIMフリースマホと比べると、販路や取り扱いMVNOも限られている状況のため、今後は、ここをさらに拡大していく必要もあるでしょう。ハイエンド製品となると、比較的価格も高めになるため、FREETELのように、買い替えプログラムのようなものも提供してほしいところです。

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▲日本市場での再起をかけて投入した「Moto G4 Plus」はDSDSが話題に

その一環として、モトローラはキャリアにもアプローチをかけているそうです。ランクザン氏は「オペレーターを介した販売をする予定で、もうすぐ発表される」と述べています。MVNOもオペレーターの1つですが、ランクザン氏の語っていた文脈的には、大手キャリアのどこかがモトローラ製品を扱う可能性があることを示唆していました。ドコモか、auか、はたまたソフトバンクかはまだ分かりませんが、近い将来、モトローラの端末が大手キャリアからも登場することは確かなようです。

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▲レノボ端末をラインナップするソフトバンクが有力か?
日本のSIMフリースマホはファーウェイ、ASUS、FREETELが3強として高いシェアを持っていますが、一方で、まだまだ全体のパイから比べると市場規模は小さく、成長の途上にあります。モトローラが一発逆転する可能性も、十分あります。その意味で同社の出す製品は今後も注目しておく価値があると言えるでしょう。 

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