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FREETEL「かえホーダイ」が早くもリニューアル。端末メーカーからMVNOへ軸足を移す気なのか:週刊モバイル通信 石野純也

スマートコミコミの登場は社長の反省から

石野純也(Junya Ishino)
2016年11月22日, 午後06:00 in freetel
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プラスワン・マーケティングが展開するFREETELは、新端末の「Priori 4」を11月21日に発表、10月にスタートしていた「かえホーダイ」を早くもリニューアルしてきました。

Priori 4は、1万4800円のローエンドモデル。5インチのディスプレイで、4000mAhと大容量バッテリーを搭載しています。背面のカバーを着せ替えでき、ローエンドながらデザインを楽しめるのもPriori 4の特徴と言えるでしょう。


▲新端末はローエンドモデルの「Priori 4」


▲背面カバーは全色入りで着せ替えを楽しめる

一方で、発表会の"メイン"となっていたのは、どちらかというと端末そのものよりも、端末の買い方にありました。同社がPriori 4と合わせて披露したのが「スマートコミコミ」と「とりかえ~る」。10月に「かえホーダイ」としてスタートしていたプランを、2カ月経たずにリニューアルしました。



▲新料金プランとして発表されたスマートコミコミ

元々のかえホーダイは、最短半年で機種変更できるのが特徴的なプログラム。本誌連載でも取り上げたとおり、この仕組みは端末の割賦代と通信料金、保険料などがセットになったもので、Priori 3をセットに選んだ場合、1790円から利用できました。スマートコミコミもこれと同様、端末代や通信料がセットになったプランのこと。プラン自体の考え方は、大きくは変わっていません。


▲半年で端末を機種変更できる「とりかえ~る」もセットになる

ただし、ディテールには違いがあります。まず、料金プランにFREETELの特徴でもある「使った分だけ安心プラン」を選べるようになりました。これまでのかえホーダイは、1GB、2GBとあらかじめ容量を選ぶ従量プランのみが対象でしたが、これだと、毎月使う容量が変動するユーザーには選びにくかったはずです。FREETELの売りである使った分だけ安心プランが対象外になっているため、ユーザーには複雑に見えていたかもしれません。

また、元々のかえホーダイには無料通話がついていましたが、これもプランによって差があり、少々分かりづらくなっていました。スマートコミコミでは、音声通話についても改善があり、どのデータ容量を選んでも、無料通話から5分間のかけ放題がつくように変更されています。結果としてプラン全体がワイモバイルやUQ mobileのような、サブブランドの料金に近くなり、より分かりやすくなっています。


▲5分間のかけ放題もセットになった

FREETEL側もこの点は意識しているようで、発表会では楽天モバイルやワイモバイルとの比較表が紹介されました。スマートコミコミは端末代込みで、5分かけ放題があり、2GBのデータ通信を使えて、1790円。ワイモバイルで実質0円の機種を買った場合の料金である1980円よりも優位性があるというのが、FREETELの主張です。さらに、FREETELには、LINEやWeChat、ポケモンGoなどの通信がカウントされない「カウントフリー」もついています。


▲楽天モバイルやワイモバイルと比べても、魅力的な料金プランだとアピール


▲SNSなどのデータ通信がカウントされないカウントフリーも導入済み

それ以上に大きい違いが、端末を半年単位で新機種に変更することができるとりかえ~ると言えるかもしれません。元々のかえホーダイでは、端末が破損した場合は残債の免除がありませんでしたが、スマートコミコミでは、これが可能になりました。破損の場合は1年間利用後という縛りはあるものの、大きな改善と言えるでしょう。ユーザーとしても、安心して利用できます。


▲端末が破損した場合も、残債なしで機種変更可能になった

ただ、かえホーダイが発表された際にこの連載でも指摘したとおり、FREETELが必ずしも半年スパンで魅力的な機種を出せるとは限りません。「KIWAMI 2」のようなフラッグシップモデルは年1回の投入が一般的で、機種変更が可能になったタイミングで、ほしい機種がないケースも十分考えられます。


▲「KIWAMI 2」のようなフラッグシップモデルだと乗り換えたいタイミングに機種がない可能性も

こうしたユーザーの反応を受けてか、スマートコミコミでは、他社スマホの選択も可能になるそうです。SIMフリースマホメーカーとしてスタートし、MVNO事業も始めたFREETELにとって、これは大きな変化と言えるでしょう。対象となる端末は明言されていませんが、発表会ではASUSの「ZenFone 3」や、ファーウェイの「P9 lite」と思われる機種が紹介されていました。人気の端末が選び放題となれば、とりかえ~るの利用価値はさらに高まります。


▲ASUSやファーウェイの端末も選べるようになる予定

他社端末を選択可能にした理由を、プラスワン・マーケティングの代表取締役社長、増田薫氏は「エンドユーザーのことを考えたら、好きな端末を選べるようにした方が絶対にいいと思った」と語っています。増田氏はかえホーダイの発表を振り返り、「端末とSIMカードのセットになり、そのままでいくとユーザーに縛りをつけてしまうことになる。うちのポリシーに反すると思った」とも述べています。朝令暮改とも言える料金プランの改定には、社長である増田氏の反省があることがうかがえました。


▲新料金の狙いを解説するプラスワン・マーケティングの増田社長

より現実的に考えると、MVNO事業の規模を大きくしていく以上、端末とSIMカードの両方をFREETELに限定するのは、得策ではありません。先にFREETELが挙げた楽天モバイルやワイモバイルでは、ユーザーが好きな端末を選ぶことができ、そのうえで料金プランやサービスで魅力を出しています。その端末をFREETELで選べないとなると、ユーザーからはネガティブなポイントとして捉えられかねません。

FREETELがSIMフリースマホメーカーとしてデビューした当初とは異なり、今は、端末の選択肢も幅広くなっています。「うちは垂直統合で、ハード、通信、アプリを1社でやっている。それは今も変わっていないし、これからも変わらない」という増田氏ですが、端末とサービスの提供形態については、スマートコミコミで大きく変わろうとしています。端末メーカーとしての色合いが濃かったFREETELですが、今回の発表からは、少なくとも国内では、MVNOにもっと軸足を移そうとしている印象も受けました。
関連キーワード: freetel, freetel Priori, mvno
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