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今年ついに打ち上げへ。月探査コンペGoogle Lunar XPRIZE、ロケット確保の5チーム発表

日本のHAKUTOはインドチームと相乗り

Munenori Taniguchi
2017年1月25日, 午前06:00 in Space
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民間による月面探査コンテストGoogle Lunar XPRIZEが、実質的なファイナリストとなる5チームを決定しました。日本から参戦するHAKUTOも、5チームの中に生き残っています。

Googleがスポンサーとなって開催されているLunar XPRIZEは2007年に発表されてから10年の歳月を経て、ようやく今年、月へ向けた打ち上げを実施します。開始当初は34ものチームが参戦していたこのコンペですが、途中で多くのチームが撤退や合併してゆき、最終期限の2016年12月31日までに打ち上げ契約を確定できたのはわずかに5チームだけでした。

2017年内の打ち上げを予定する実質的なファイナリスト5チームは以下のとおり。

SpaceIL(イスラエル)

食器洗い機サイズの探査機は、車輪のかわりに4本の脚で飛び跳ねるしくみ。打ち上げにはSpaceXのFalcon 9を使用します。

Moon Express(米国)

優れたチームに送られる中間賞を2度獲得してきた有力チーム。月資源を人類のために活用することを目標としています。打ち上げはRocket Lab。チームは2020年までに3度の打ち上げを契約しています。

Synergy Moon(多国籍)

チーム参加各国から人と技術を持ち寄り、ランダー(着陸機)とローバー(探査車)を開発。打ち上げはInterorbital Systemsと契約。

TeamIndus(インド)

こちらも中間賞受賞チーム。インド宇宙研究機関のPolar Satellite Launch Vehicle(PSLV)ロケットを契約済み。

HAKUTO(日本)

特徴的な2ローバーシステムを採用するものの着陸機を持たない日本のチームHAKUTOは最終的にTeamIndusの着陸機に相乗りして月を目指す道を選択しました。


各チームは、2017年12月31日までに打ち上げを実施、着陸機を月面に着陸させ、搭載してきた探査車で月面を500m以上走行し、HD画質の映像・静止画を地球に送信しなければなりません。

そこで気がかりなのは、Moon ExpressとSynergy Moonが打ち上げのために契約したRocket LabとInterorbital Systems。実はこの両社はまだ一度もロケットを軌道まで打ち上げたことがなく、実質的に初めての打ち上げになるかもしれません。

また日本のHAKUTOも、当初パートナーとして着陸機に相乗りさせてもらう計画だったAstroboticが、2016年12月になってリタイアを表明。急遽TeamIndusと手を組むことになりました。ただ、ローバーは相乗りさせてもらう着陸機が変わったことにより、ハード/ソフト両面での変更が必要となっていることから、こちらも対応が急務となっています。

ちなみにAstroboticの離脱理由は、「月面探査を長期的なビジネスに育てたいチームの思惑が(期限が設定されている)Google Lunar XPRIZEの主旨と矛盾することになってしまった」とのこと、Astroboticは現在、2019年に月を目指す初の打ち上げを計画しています。
関連キーワード: google, lunarxprize, moon, science, space, xprize
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