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Huawei nova liteインプレ「2万円なら十二分にアリ」なSIMフリー機、P9 Liteより速くて安い:橋本新義レポート

海外では『HUAWEI P8 Lite (2017)』として発売

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2017年2月22日, 午後10:50 in cellphones
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2月21日、東京で開催されたファーウェイ・ジャパンのnovaシリーズ発表会。そこで登場したダークホース、またはサプライズ的なSIMフリースマートフォンがnova lite(ノバ・ライト)でした。

5.2インチのフルHD・IPS液晶画面を搭載し、実売は2万円前後(後述します)という廉価版機種。本体カラーはホワイト(写真中央)、ブラック(写真左)、ゴールド(写真右)の3種類で、MVNO各社経由での専売として位置づけられます。
特徴は、ファーウェイ側も強くアピールするコストパフォーマンスの高さ。同社の大ヒットモデル『HUAWEI P9 lite』からメインメモリ(RAM)など、基本的な仕様を強化しつつ、実売価格はさらに安価という、かなり大胆なモデルです。

Gallery: HUAWEI nova lite 発表会写真 | 33 Photos



人気モデルP9 liteを強化した構成




実は発表会場では価格に関して「MVNOによって異なる」とだけ告知されたため、重要なコストパフォーマンスについての評価が定まらず、パッとしない印象もありました。

これは上位であるnovaが、クアルコム Snapdragon 652ベースで3万7980円と、昨今のファーウェイ製スマホとしてはそこそこ高価なモデルだったことから、liteもそれなりに高いのでは......という雰囲気だったため。

しかし発表会直後に予約を開始したMVNO各社が、実売価格を2万円前後(税別)と公開したことで、筆者の回りなどでは「2万円でこの仕様ならば、超アリでは」というムードに一変した、という次第です。

価格の代表例としては、楽天モバイルIIJmio が一括購入で税別1万9800円、 NifMo では税別18889円といった水準です(MVNO名はそれぞれの紹介ページにリンクしています)。




さて、面白いことに「軽量」や「簡易版」という語感の「lite」がモデル名に付くのとは裏腹に、画面サイズはnovaよりも大きな5.2型。当然ながら本体もnovaより大きくなるため、「大きさだけを比較すると、どちらがliteかわからない」印象さえあります(上写真の左が本機、右がnovaです)。



基本的な仕様としては、画面は上述のように5.2インチのフルHD液晶。メインメモリ(RAM)は3GB、ストレージ16GB。処理の中核となるSoCには、HiSilicon製の8コアモデル『Kirin 655』を搭載します。

さらにメインカメラは1300万画素、フロントカメラも800万画素、バッテリー容量は3000mAh。さらには背面に指紋認証センサーも搭載と、ざっと見て大きなデメリットのなさそうなところがポイント。

実は上述したP9 Liteも、こうした「大きな弱点のない構成」が人気の一つですが、nova liteでもそうした美点は引き継がれているというわけです。



P9 liteと比べた場合の基本的な相違点は、まず価格です。P9~の実売価格は2万3000円(税別)前後なのに対し、本機は2万円前後と若干ですが安価。

基本仕様では、まずはSoCが若干動作が速いKirin 655に(P9~はKirin 650)。またメリットが大きな点としては、メインメモリが3GBに増加した点が挙げられます(P9~は2GB)。ここは多数のアプリを実行する際のスムーズさに影響するため、けっこう有り難いところ。

一方、基本的な仕様を見る限りでは、本機がP9 liteに見劣りする点はありません。こうした点からだけでも、本機のお買い得度の片鱗が伺えます。



実際に、発表会での短時間、かつWi-Fiでの接続で基本操作やブラウジングを試してみましたが、一通りの動作では引っ掛かるようなところはなし。さらに、Android 7.0の目玉的機能である、OS標準での画面分割機能もそつなく、スムーズに動作したのが印象的です。



カメラ部も、さすがに上位モデルのようなデュアルカメラ機構、およびワイドアパーチャ(デュアルカメラの効果で背景をぼかす機能)こそ搭載していませんが、夜間に長時間シャッターで灯りの軌跡を撮影する「ライトペインティング」など、ファーウェイ独特の撮影モードなども備えています。




発表会場で話題となったのがSIM回りの仕様。本機はSIM2枚こそ装着可能な設計ですが、待ち受けの仕様は「LTE(4G)+2Gの」DSDS。つまり日本ではデュアルスタンバイは使えない仕様。SIMのうち1基はmicroSDカード兼用なので、実質的にはSIM+マイクロSDカードとなりそうです(設定画面もこれが反映されており、SIM 2側は「2G」のみ表記となっています)。

novaと似てないのは「実は別シリーズ」だから




さて、発表会場でもうひとつ話題となったのが本体デザイン。というのも、上位機のnovaと比べると、兄弟機とは思えないほどデザインの路線が異なるため。

そのあたりが如実に表れているのは背面。本機はいわゆる「光沢ガラスを表裏全面に貼り付けた」系列のデザイン。なおかつカメラ部や指紋センサーを除いて、可能な限りフラットに見せるタイプです。



対してnovaの背面は、金属素材をベースに、P9シリーズに似た楕円形のカメラ部が最上段に配置され、全体としてはMate 9に似たカーブを描く、という「Mate 9とP9の一部を合わせた」かのようなデザインとなっています(上記写真)。

このあたりを含めてファーウェイ側に聞いたところ、実はnova liteは、地域によっては『HUAWEI P8 lite (2017)』や『Honor 8 lite』として販売されており、novaシリーズではない(=モデル名が異なる)とのコメントが聞けました。

つまりこのデザイン路線の違いは、本来のシリーズ自体が違う点によるもの。確かにP8 liteと言われると、従来の(2017が付かない)モデルにも似ていますし、納得感の強いデザインです。



なお、このHuawei P8 lite(2017)は、欧州では2月1日に発売されたばかりの新モデル。novaとの関係性では、初期OSが本機のほうが新しい(本機がAndroid 7.0に対してnovaは6.0)である点などは、こうした発売日による違いが影響しています。



このようにnova liteは、細かな箇所を見てでさえも妥協点が少ないという、P9 liteの隙のなさを推し進めたようなモデルと感じました。P9 lite自体が高い人気を持っている上に、さらにお買い得度と性能が強化されているのであれば、人気モデルとなることはほぼ間違いありません。

ともすれば本機は、2017年のファーウェイ・ジャパンにおいて、シェアを広げる屋台骨を支える役目ともなりそうです。
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