Sponsored Contents

deNAの最新記事

Image credit:

無断転載の賠償は? DeNAがWELQ騒動で会見、キュレーション事業再開は「白紙」

南場会長が代表取締役に復帰し、コンプライアンスの徹底を図るとしています

小口貴宏 (TAKAHIRO KOGUCHI)
2017年3月14日, 午後03:01 in deNA
185 シェア
21
79
0
85

連載

注目記事

Amazon Echo Dot速攻レビュー。スキル試行は最初のスマホ的な楽しさ、日本語周りは意外な弱点が

Amazon Echo Dot速攻レビュー。スキル試行は最初のスマホ的な楽しさ、日本語周りは意外な弱点が

View

人気記事

iOS 11.2で遂に急速ワイヤレス充電に対応?iPhone 8/8 Plus/X用に今買うべきワイヤレス充電器はこれだ!

iOS 11.2で遂に急速ワイヤレス充電に対応?iPhone 8/8 Plus/X用に今買うべきワイヤレス充電器はこれだ!

View


賠償は、なるべく個別のものに真摯に向き合っていくーーそう語るのはDeNAの代表取締役社長 守安功氏(写真上)です。WELQに端を発するキュレーションメディア騒動に関して開催した記者会見で、第三者委員会による調査報告の詳細、そして今後の方針について説明しました。

74万7643画像に権利侵害の可能性

第三者委員会の調査報告によると、DeNAが運営する10サイトのうち、権利侵害の可能性がある画像は74万7643個。また、全37万6671記事のうち権利侵害の可能性のある記事の出現率は1.9〜5.6%。その可能性がないとは言えない記事の出現率は0.5〜3%の範囲内でした。

さらに、「肩こりの原因は幽霊」など、外部から問題視された健康情報サイトWELQの記事19本のうち、法令違反の可能性のある記事は薬機法が8本、医療法が1本、健康増進法が1本だったということです。(報告書全文はこちら

これを受けDeNA側は、守安社長の月額報酬を6か月間50%カットする減給処分を発表。また、キュレーションメディア事業を統括する村田マリ氏については、DeNAの執行役員、そして子会社iemoとFind Travelの代表取締役を辞任する意向を表明。子会社ペロリの中川綾太郎氏についても、3月12日付けで同社の代表取締役を辞任しています。なお両名ともDeNAに籍は残し、ヒューマンリソース本部の人事付けに。さらに、南場智子会長が代表取締役に復帰し、守安氏と共に「複眼体制」でコンプライアンスの徹底を図るとしています。

キュレーション事業、再開なら新しい形で

──社会の信頼を損ねたキュレーション事業を、続けるつもりはあるのか

南場会長:キュレーション事業を続けるか、全くメドはたっていません。白紙であります。当然過去3か月間に検討はしておりました。事業として継続できるか、再開できるかという話ではなく、どのような形なら世の中に認めていただける、問題を起こさないサービスになれるかを検討してきました。

(中略)インターネット上でテーマをバーティカルに区切って、情報を発信するサービスに対するニーズは確かに存在すると思っています。

今後も、従来と同じような形で再開するということはありえず、どのような形ならありえるか、メディア型にするならきちんとした編集体制、校閲体制、ライターの教育等々が必要で、内部でも議論しましたが、社外の専門家に話を聞けば聞くほど、非常に奥の深いものがあります。経験のない我々が形だけ整えてできるのかもわかりません。なので全くメドは立っていません。今後の収益の柱になるなどということはありえないと考えております。また、今後引き続き、お客様がおられますので、何らかの形で新しいサービスとして実施できるか検討していきますが、今のところは白紙です。

──キュレーション事業は白紙とのことだが、仮に再開するとすればどのような位置付けにしたいか

南場会長:キュレーション事業という名前はおそらく使わないと思います。情報配信プラットフォームにするかといった名前も決まっていません。また、情報配信はそれぞれのメディアに応じて、誰にどういう価値を提供するかをしっかりと定義して議論すべきだと思っています。

問い合わせのない権利侵害、現時点では賠償せず

──著作権侵害について、写真なら1点いくら、文章なら1点いくらといった賠償の方針は決まっているか

守安社長:金額を一律に決めるのは難しいので、なるべく個別のものに真摯に向き合っていきます。これまでに数件お問合わせがあり、この事案が発生する前にお支払いをしている事例はあります。

──どのサイトの権利を侵害しているか能動的に精査する予定はあるか

守安社長:(前略)写真や文章の権利者さんが誰なのか、連絡先がどこなのか、どのように特定するかを検討していたが、技術的に難しいと考えています。現在のところ、能動的にアプローチするのは難しいです。現状ホームページのトップに問い合わせ窓口を用意していますが、広告などを打って、迷惑をかけた可能性のある皆様に問い合わせを促すことが最善だろうと考えています。

──現状全てのサイトが閉まっていて、権利者は能動的なチェックのしようがない

守安社長:一旦別サイトを設けて、確認していただけるようにするか考えましたが、そこでも著作権侵害の被害が生じるため難しい。

──問い合わせのないものは、著作権侵害に対応しないように聞こえるが

守安社長:どのような手法がありえるか、能動的なアプローチは可能な限り検討していきたいが、現時点ではその手法が見つかっていません。

コンプガチャ問題の教訓は活きるか

──今回の問題の根本的な原因はなんだったのか

守安社長;本質的な原因は2点の集約されます。1つ目はキュレーション事業が、何を提供価値とするのか、またその社会的意義が徹底的に議論されておらず、その後の事業運営がチグハグになっていました。また、お客様への提供価値を定めて、そこにフォーカスするということが足りませんでした。2つ目は、企業買収から(中略)事業を推進していく「攻め」の体制は整備されましたが、本来攻めるために必要な、ルールを定めてそれが守られているかをチェックする体制が足りませんでした。

──「永久ベンチャーは免罪符ではない」という強い言葉が第3者報告書にあったが

守安社長:いろいろなスタートアップがでてきて、早いスピードで成長している会社もあり、羨ましいな、取り入れたいなと思っていました。それが(キュレーション事業)買収の経緯です。

スタートアップの良さを活かすことは一定程度必要だと思っています。例えば人を採用する場合、スタートアップであれば、申込の翌日に面談してその日に採用します。大手では数ヶ月かかり、そういったことでは採用マーケットでは勝てないのではないか。スピード感を取り入れるべきだと思いました。ただ、それを履き違えて、ルールの整理にまでスピード感を重視してしまったことが反省点です。スピード感の良い面は活かしますが、管理しなければならないものは当然必要だと。なので、スタートアップか大企業かという面ではなくて、両方のいいところを目指します。

──コンプガチャ問題の教訓は活きるのか

南場会長:コンプガチャ問題に関しては、非常に大きな問題であったと認識しています。ゲーム事業に関してはコンプライアンスを強化しましたが、事業領域が増える中で、同レベルのコンプライアンスの徹底ができていませんでした。事業における凸凹が存在していたことが問題で、そういった事業単位での凸凹が発生しないように、きっちり全社として固めていく。それが今回の大きな反省点であると考えています。

関連キーワード: Curation, deNA, internet, media, welq
185 シェア
21
79
0
85

Sponsored Contents