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ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観た夜、衝動が抑えきれず押井版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を観た。試写会感想

原作やアニメに対してもの凄いリスペクトを感じました!

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士郎正宗氏原作の漫画「攻殻機動隊」を実写化したハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』。日本での公開は4月7日ですが、筆者は本作の製作総指揮を務める Production I.Gの石川社長へのインタビューがキッカケで、特別試写会で一足先に映画を観させてもらいました。

「攻殻の実写化、日本発じゃなくて良かった」Production I.G 石川社長インタビュー。『ゴースト・イン・ザ・シェル』製作総指揮が語る真意は

先に観させてもらったものの務めとして、ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の感想や、3月16日に開催された記者会見で語られた話、そのときに配られた「PRODUCTION NOTE」の内容などを書いていきたいと思います。

なお、ここからは多少のネタバレも含まれます。ネタバレが嫌な方はここでお別れだと思いますが、一言だけ読んでいってください。

「ハリウッド版の攻殻は、間違いなく攻殻でした。往年のファンも楽しめる新しい攻殻です。安心して楽しめます」


すべての攻殻機動隊を観直したくなった



筆者が『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観たのは、記者会見やワールドプレミアが開催された3月16日の夜20時。22時くらい前に観終わって、23時くらいに帰宅してすぐに押井監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を観ました。なんというか、衝動が抑えられなかったんです。

何の衝動かってうまく説明できないのですが、あえて言葉にするなら、ルパート・サンダース監督が間違いなく攻殻機動隊の原作もアニメも大好きなことが伝わってきて嬉しかったのと、オマージュがたくさんあって「すべての攻殻を観直したい!」と思ったから。とにかく、監督の原作やアニメに対するリスペクトがハンパないです。

製作総指揮を務めた石川社長にインタビューした際に、

監督にルパート・サンダースを起用した人選も良かったし、CGや編集などを含めて、作り上がったものを積み上げていく彼のしつこいまでのこだわりも作品に合っていました。彼は、きれいな映像と、生活感のある映像、半ば矛盾していることを一緒に作れる奇特な監督です。それに、脚本に対する時間とお金のかけかたは日本の10倍、いや、100倍くらいのイメージです。100倍は言いすぎかもしれませんが、色んな脚本家さんに頼みながら、10倍以上は時間をかけて仕上げていました。そういったことを含めて、ハリウッドで良かったなと。

と言っていたり、記者会見のときにビートたけしさんが「自身が映画を撮るときとの違いについて教えてください」という質問に対して、

自分が監督をやるときはワンテイクでカメラも3カメくらいしか使わないで撮ることが多い。今回の現場はカメラの台数が5カメも6カメもあって、ただ歩くシーンだけでも、「よーいスタート!」で歩いて、監督が「グッド!」って言うので良かったのかと思うと、もう1回歩くことになって「ナイス!ワンモア」と。そのあとやると「ベリーグッド!ワンモア」「 エクレセント!ワンモア」「ジーニアス!ワンモア!」って歩くシーンだけで5回か6回歩いて、各カメラが各パーツを狙っていたり、全体を狙ったりして30カットぐらいある撮り方をしていた。これはお金がかかるなとつくづく思いました


と言っていたのですが、映像をみて納得しました。世界観や映像の作り込み、約2時間の中に攻殻機動隊を詰め込んだ脚本は見事だなぁと思います。


ちなみに、ルパート・サンダースは監督として正式にサインをしてすぐに、110ページにおよぶ原作のビジュアルをたくさん取り込んだグラフィック・ノベルを自作して、プロデューサーたちにイメージを伝えたそうです。こういうところからも本気度が伝わってきますね。



あと、忘れてはいけないのが主演のスカーレット・ヨハンソン。押井監督や石川社長が「少佐役はスカーレット・ヨハンソンしか考えられない」と言っていましたが、これは本当にそう思えるほどに少佐でした。人間でありながらも全身義体化によるロボットのような側面も持つ少佐をしっかり演じきっていました。

PRODUCTION NOTEによると、スカーレット・ヨハンソンは撮影の数ヶ月前から格闘技術の訓練に取り組み、武器の扱い方を学んで、すべての格闘とワイヤーアクションをやり遂げたそうです。指導を行った専門家によると「スカーレット・ヨハンソンはまばたきせずにマシンガンを撃てる数少ない人間のひとり」だそうで、こういうところも少佐にぴったりかもしれません。

ちなみに、戦闘シーンの多くを担当しているのはスタント界のベテランで、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で第二班監督/スタント・コーディネーターを務めたガイ・ノリスです。これだけで、アクションシーンに対する期待感と安心感を覚える人も多いのではないでしょうか。



▲アクションシーンの一部はこちらの予告編から観れます。

完全にパラレルな新しい攻殻



ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』のストーリーについて少し触れたいのですが、まずはあらすじを振り返って行きたいと思います。

近未来、脳以外は全身義体の世界最強の少佐は唯一無二の存在。悲惨な事故から命を助けられ、世界を脅かすサイバーテロリストを阻止するために完璧な戦士として生まれ変わった。テロ犯罪は脳をハッキングし操作するという驚異的レベルに到達し、少佐率いるエリート捜査組織・公安9課がサイバーテロ組織と対峙する。捜査を進めるうちに、少佐は自分の記憶が操作されていたことに気づく。自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと。―本当の自分は誰なのか?犯人を突き止め、他に犠牲者を出さないためにも少佐は手段を選ばない。


本作ですが、今までのどの攻殻機動隊とも違う完全にパラレルな世界でストーリーは進んでいきます。芸者ロボット、ゴミ収集車などなどお馴染みのものは登場しますが、舞台となる都市も西暦何年かも明かされていない新しい「攻殻機動隊」です。原作やアニメと密に繋がった攻殻を想像して劇場に行くと、少なからず驚くと思います。

でも、押井監督や神山監督の世界観とは違うのかと言えばそんなことはありませんでした。なんというか、攻殻の予備知識がない人にも「ゴースト」「自分は本当に存在しているのか?(模擬人格じゃないのか?)」といったテーマが理解できるように作られていて、攻殻の芯の部分は感じ取れます。また、今までの作品よりも、全身義体化している少佐の葛藤や不安など、内面を丁寧に描いているところなんかは新鮮でした。

と、これ以上話すと物語の核心に迫りそうでネタバレになってしまうのでこの辺で。ちなみに、日本語字幕はないですが冒頭の約5分は下記から観ることができます。この5分を観るだけでも「あぁ、攻殻機動隊だ」と感じれるかと思います。



結論、攻殻ファンには観て欲しい映画



冒頭に書いたとおりですが、筆者は『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観てすぐに、押井監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を観たほど映画の熱量にやられました。その後、『イノセンス』も観直して、原作を読んで、今は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を観直しています。4月7日の公開までに、なるべくたくさんの攻殻に触れて、1度目では気づけなかったオマージュや細かいところを観に劇場に行こうと思います。

攻殻ファンの期待は裏切ってないと思うのでぜひ劇場で攻殻を感じてください。

最後に。攻殻ファンとして思ったのは、『スター・ウォーズ』のエピソード7が公開したときに、往年のファンたちがエピソード7ではじめてスター・ウォーズを観る人たちを優しく導いたように、「ハリウッド版で初めて攻殻を知る人たちに優しくありたいな」ということ。せっかくだったら、実写版だけでなくアニメも原作も観て欲しいし、攻殻ファンになって欲しいですしね。

でも、攻殻は作品(監督)ごとにパラレルな世界だったり、難解な部分もあったり、どれから観るのが良いかもわかりにくいと思うので(どれから観てもらうのが一般的にいいんでしょうね)、何かしらお手伝いできたらなと。

余計なおせっかいかもしれないですけどね。でも、そうしろと囁くんです。僕のゴーストが。





■監督:ルパート・サンダース 『スノーホワイト』
■出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハンandジュリエット・ビノシュほか
■邦題:ゴースト・イン・ザ・シェル
■原題:GHOST IN THE SHELL
■公開日:2017年4月7日(日本)
■配給:東和ピクチャーズ
■公式サイト:http://ghostshell.jp/
(C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
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