Sponsored Contents

wearableの最新記事

Image credit:

元Google XのVerilyが医療スマートウォッチ「Study Watch」発表。ユーザーの健康データ収集、難病研究に活用

継続的な健康管理が必要な人のために

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2017年4月17日, 午後05:30 in wearable
307 シェア
103
90
0
114

連載

注目記事

iPhone Xのナゾを実機でズバっと解決 カメラ機能はすべての面でワンランク上

iPhone Xのナゾを実機でズバっと解決 カメラ機能はすべての面でワンランク上

View

人気記事

Surface Book 2発表。15インチ追加、GTX 1060も選べる歴代最高性能ノート&第八世代Core i7最軽量タブレット
6

Surface Book 2発表。15インチ追加、GTX 1060も選べる歴代最高性能ノート&第八世代Core i7最軽量タブレット

View

Googleの親会社 Alphabetの傘下で、もともとはGoogle Xの医療関連研究プロジェクトだった企業 Verilyが、医療研究目的のスマートウォッチ「Study Watch」を発表しました。

Study Watchはスマートウォッチといいつつ、GoogleのAndroid Wearのようなスマートフォンへの着信やメッセージ通知、アプリ連携といった機能はなく、電子ペーパーのディスプレイに日付と時間、曜日、そして特定の指示を表示するだけ。

そのかわり、通常のスマートウォッチでは使わないような複数のセンサを搭載し、心電図(ECG)や心拍数、皮膚電気活動(皮膚を流れる電気の変化を計測)および慣性運動などをリアルタイムに計測、着用者の健康に関するデータを記録する機能を備えます。

最長1週間持続するバッテリーにより、Study Watchは大容量の内部ストレージにデータ圧縮も組み合わせて数週間分の計測データを蓄積可能。頻繁に同期する手間を省きます。

計測データは、セキュリティ対策のためすべて暗号化したうえでVerilyのクラウドにアップロードします。収集されたデータは、パーキンソン病の進行を追跡し、治療に役立てるための新しい生物学的マーカーを特定するPersonalized Parkinson's Projectや、約1万人の被験者を継続的に調査して健康な状態の基準(ベースライン)を定義するBaseline studyなど、Verilyの研究プロジェクトで、機械学習を通じて難治性疾病の治療の手がかり発見に役立てられるとのことです。


ちなみにVerilyは、涙に含まれるグルコースの計測することで糖尿病患者の血糖値管理を楽にするスマートコンタクトレンズの研究開発も行っています。ただ、やや進捗は芳しくない模様

Googleがスマート コンタクトレンズを開発、血糖センサと無線内蔵の医療用。LED内蔵も検討

一方で、つい先日にはAppleも採血不要でグルコースの計測を行えるデバイスを開発しているという話題が流れていました。こちらはスティーブ・ジョブズが指示したプロジェクトとされ、すでに5年以上の研究を重ね、臨床段階まで来ているとも言われます。

将来的には、Study Watchも様々なヘルスケアアプリケーションを組み込む予定だということなので、グルコースの測定も視野には入っているものと考えられます。

ウェアラブル、とりわけスマートウォッチはよく話題にはのぼるものの、いまだ一般消費者にまでひろく浸透しているわけではありません。ましてStudy Watchは一般消費者というよりは特定の病気を抱える患者および研究機関向けの製品です。ただ、日常的な医療データの測定が簡単にできるようになるのなら、継続的な健康管理が必要な患者に必須の製品として発展していく可能性は大いにありそうです。


307 シェア
103
90
0
114

Sponsored Contents