更新:ニンテンドースイッチ『ニコニコ』アプリ配信開始。動画サービス一番乗り
ゲームの録画配信も頼みます
ニンテンドースイッチはWebKitベースのウェブ表示機能を備え動画も再生できますが、ストアやゲームニュースの表示、SNS投稿などの処理に使われるのみで、汎用のウェブブラウザアプリとしてユーザー向けには提供していません。
このため動画配信サービスのウェブ版を見ることもできず、ストリーミング動画配信サービスでスイッチに対応するのはニコニコが一番乗りとなります。
『niconico』の主な機能は動画の再生、コメントの表示と投稿、フリーワード動画検索、ランキングやおすすめ表示などひと通り。
公式生放送の視聴は今後のアップデートで対応予定。スイッチからの生配信や動画投稿には非対応 (スイッチは本体機能としてスクリーンショットは撮影できるものの、動画録画には対応していません)。
動画再生は全画面、情報画面(動画と情報ページ)に加えて、小さな窓でピクチャーインピクチャー表示する「ながら見」にも対応。動画を再生しつつ、ほかの動画をブラウズできます。
コメントは表示・非表示切り替えのほか、動画は「ながら見」の小窓や情報画面表示で、コメントだけは全画面にする「はみ出し表示」モードも搭載。流れるコメントを文字どおり流し見て雰囲気を感じつつ、気になったら動画に戻るような使い方ができます。
ニコニコ動画の視聴にはアカウントが必要ですが、登録していない場合、スイッチ版アプリからメールアドレス不要でそのまま登録して利用可能です。
【今夜】Nintendo Switch niconicoリリース!
— ニコニコ@ニコ動公式 (@nico_nico_info) 2017年7月12日
Nintendo Switchで動画を見ようhttps://t.co/OuOADTJOu9pic.twitter.com/aj3GZWOl1m
ゲーム機の動画配信サービス対応は、汎用性を高めデバイスの魅力にもなる一方で、ユーザーの時間を動画とゲームが奪い合うジレンマがあります。しかしユーザーによるゲーム動画投稿や中継が普及するにつれ、プレーヤーとの接点として、またコミュニティ育成にも動画サービスは欠かせない存在になりました。
一番乗りはニコニコですが、次はYouTube や Twitch、すでに任天堂と包括許諾契約を結んだ新興勢力 OPENREC、ワンチャンで mixer あたりへの対応もぜひ進めていただきたいところです。
更新:配信が始まりました。スクリーンショットはどの画面でも撮影不可。
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