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VALUの優待で自分のVALU保有者たちとパーティしてみた : 情熱のミーム 清水亮

VALUもまたひとつのDecentralizedな例

清水亮 (Shi3z) , @shi3z
2017年7月18日, 午後06:00 in VALU
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去る7月15日土曜日、僕は六本木一丁目に居た。

店は言わずと知れた格之進グループ唯一の本格フレンチ、KABCO。
リーズナブルな価格でありながら本格的なフレンチと極上の熟成肉が味わえるという名店である(※筆者は格之進の千葉社長と個人的なつながりがあります)。

なぜ連休の夕方にこんな素敵なところにいるのか。
素敵な美女とデート・・・というわけではなく、自分のVALUを保有しているいわば、株主との食事会を設定したのだ。


VALUという個人貨幣というか個人株というか、そういうものが話題になってから数ヶ月が経過した。
当初は資金決済法だの出資法だの、いろいろ法的にどうなんだというツッコミはありつつ、これまでは非現実的だった個人上場、いわば個人IPOが可能になるという仕組みの面白さで、あっという間にアンテナと血圧が高めの人たちに広がった。


広がったはいいのだが、なかなか上場審査が通らない。
どうも殺到しているらしく、僕もVALUが上場されるまでに一ヶ月以上かかった。VALUがスタートしてからすぐ登録したはずなのだが。


現在のVALU保有者は50人弱。
ひとまず優待を用意しないとなーと思って、いくつかの優待特典を考えてみた。


そのうちのひとつが、会費制のパーティの参加権だった。
あくまでも「参加する権利」を優待するのであって、会費制の食事会である。

どのくらい来るのかわからなかったので、とりあえず5人くらいの枠で募集したら3人しか応募がなくて拍子抜けした。

当日は僕とマストドンで知り合ったLA在住の牡丹姉さん、そしてVALU保有者の3名の方々との食事会と相成った。



パリで修行したシェフによるKABCOの料理は非常に完成度が高く驚きが多いので、すぐに来場者全員が満足する顔を見れた。

一人は石川県から参加しにきてくれたAさん、深層学習に興味があるサラリーマンだった。もう一人は、enchantMOONユーザのBさん、自前のenchantMOONにサインを求められた。それを見て「え、サインとかしてもらえるんですか?」と驚いたのは起業家のCさん。

その様子を見て「え、清水さんて抱きまくらとか抱いてたり妄想で美女とデートするイタい人じゃないの?なんでサインもらって喜ぶの?」と爆笑する牡丹姉さん、という組み合わせだ。


今回、会場としてKABCOを選んだのには理由がある。
ひとつは、知人の店なのである程度融通が効くし、迷惑をかけてしまってもリカバリが効くということ。
また、よく知らない人たちと会うわけだから万が一トラブルが起きないとも限らない。実際、長く生きてるといろんなトラブルに巻き込まれそうになったことはある。そういう場合のことを考えても、知人の店の方がなにかと安心である。


もうひとつは、僕がバルセロナで出会って、「これは究極の白ワインだ」と絶賛した幻の白ワイン、Gramona Gessamiが、なんとおそらく日本で唯一、輸入されていてサーブしてもらえる店だということだ。



このワインが入荷したと聞いて、会場はKABCOしかありえないと思った。
僕がときどきブログなどで絶賛しているワインと料理を楽しめるなら、株主の皆様にもご満足いただけるだろうと思ったからだ。


そんな折、マストドンやニコ生でワイン好きで知られる牡丹姉さんがLAから東京に一時帰国するというので、せっかくだから参加してもらうことにした。


結果的には牡丹姉さんに同席してもらったのは正解だった。
なぜかというと、VALU保有者の皆さんはなかなか緊張してちゃんと喋れてなかったからである。

そこでちょうどいい距離感の牡丹姉さん(というか僕も初対面だが)がうまくそれぞれの参加者をイジっていただくことで緊張感もほぐれ、会話を楽しめる空気が生まれた。



KABCOのメインはやはり熟成肉のステーキ。

「しかし、どうしてこんなに参加人数が少ないんだろう。優待いらなかったかなあ」とこぼすと、参加者の一人である起業家のCさんが「いや、少人数だと緊張しちゃうからじゃないですか」と返してくれた。

なるほど少人数だと緊張するのか。
かといって何十人規模の会を開いて誰も来ないと赤字も甚だしいし、悩ましいところだ。

VALUの優待者向けの食事会を開いてみて思ったのは、やはりVALUというのは一度公開して誰かに所有してもらうと、ずっと残っていくというところがひとつのミソなんだなと思う。

僕はVALUを投機的な目的で持つことには懐疑的で、そういうこともあって自分のVALUを積極的に宣伝することはしてこなかった。

自分のVALUを実際に売ってみて感じたのは、空恐ろしさだ。
実際、ビットコインのハードフォークを受けてビットコインが下落する直前に日本円に交換したのだが、現金で30万円弱という大金になってしまった。特に何もしていないのに30万円弱もの現金を手にしてしまうと「本当にこれでよかったのだろうか」と不安になった。

この30万円というお金は、通常の講演でもらうギャラや印税とは異なり、一般の個人が僕という人間に期待して払っていただいたお金の総額である。

どのようにして恩返しできるかわからないが、とりあえず優待を更新することにした(https://VALU.is/shi3z/incentives)。

今のところ、このVALUというものの持つ価値はまだあまりきちんと議論されていない。株式と違って、発言権のようなものは認められていないし、VALUを売り出しているほとんどの個人は優待をつけることもしていない。


ひょっとすると優待とかいらないのかもしれないが、それでも手元に残った30万円という金額の重みを感じると、どうすれば長期的に見て株主にリターンを返せるか考えてしまう。
それは当然、自分自身が投資家でもあり、同時に投資鹿から投資を受ける会社の経営者でもあるという立場から想像することであり、普通はあまり気にしないのかもしれないが、みんながそれぞれ楽しい優待を提供したら面白いのになあと思うと少し残念ではある。


このサービスがいつまで続くのかわからないのだけれども、最終的にVALUそのものは基本的に何も価値がないところに価値を見出す仕組みなので、個人上場というよりも、個人通貨と呼ぶことが出来る。つまりその人のID(VALU)がひとつの貨幣価値を持ち、ビットコインと交換できるのだと考えるとわかりやすい。


今のところ、人だからまだ法的にもグレーだが、これがそのまま無税で受け取れるとなると税務署はどうするんだとか、人と会社が一体化してるような人、たとえばYouTuberはどうするんだとか、いろいろ考えるとなかなか奥深い。


これもまたひとつのDecentralizedな例なので、マストドンともども注目していきたい。

関連キーワード: cloud, columns, internet, mastodon, services, sns, VALU
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