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おとめ座Ross 128付近から「不自然な信号」を受信。地球由来の原因を排除、SETIも協力して再観測中

アロウェイ博士を呼べ

Munenori Taniguchi
2017年7月19日, 午後06:00 in Space
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プエルトリコにあるアレシボ天文台が、おとめ座の赤色矮星Ross 128の方向で「不自然な電波」を観測しました。研究者はまだ信号が地球外文明が発したものである可能性を排除していません。

プエルトリコ大学アレシボ校のPlanetary Habitability Laboratory(PHL)所長のAbel Méndez氏によると、5月12~13日にアレシボ天文台の巨大アンテナで観測したRoss 128のデータを精査していたところ、約10分間のあいだ周期的に脈動する電波を捉えていたとのこと。
 
 
周期的に電波を発する天体としてはパルサーと呼ばれる天体があります。しかし、パルサーは多くが中性子星であり、赤色矮星のRoss 128がパルサーである可能性あまり考えられません。一方で、周期性は何らかの合図の可能性もあり、地球外文明がそこに存在する可能性もゼロとは言い切れません。

Méndez氏は、周期性ある電波の原因をいくつかあげて、その可能性を調べました。まず第1にRoss 128自身が発するフレア現象の可能性、第2にRoss 128の手前もしくは向こう側になにか別の天体がある可能性、そして第3に、人工衛星や地上からの電波の反射の可能性。

ところがそのいずれをとってみても、Ross 128の観測データに符合するものはありませんでした。

現在、PHLのチームはRoss 128に関するより多くのデータを取得し信号とみられる電波の出どころを見つけ出そうとしています。そのため、7月16日には再びアレシボ天文台でRoss 128の観測を実施しました。また。SETI研究所もこれに協力し、米ウェストバージニア州にあるグリーンバンク望遠鏡、カリフォルニア州のアレン望遠鏡網を使ってRoss 128を観測しています。

Méndez氏らのチームはこれら望遠鏡の観測データを分析し、できるだけ早い時期に結論を出したいとしています。

ちなみに、2016年にはロシアのRATAN-600でも「95光年先の深宇宙からの信号を受信」したのが話題となりました。ただ、やはりこの時も情報を精査した結果、数日後には「ほぼ間違いなく地球のどこかで発せられた」ことが判明していました。
[Image : PHL, AP Photo/Seth Shostak, SETI Institute]

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