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Adobe、Flashの2020年末廃止を発表。HTML5やWebGL、WebAssemblyへの移行を推奨

「ジョブズの手紙」から10年後に終了へ

Munenori Taniguchi
2017年7月26日, 午前05:30 in Internet
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Adobeが、Flashのサポートを2020年で終了すると発表しました。理由はすでにFlashの利用が大幅に減ってきているため。2020年末にはFlash Playerのアップデートと配布を中止し、既存のFlashコンテンツを新しくオープンなフォーマットに移行するようコンテンツ制作者に勧めるとのこと。

この発表を受けてGoogleFacebookアップルマイクロソフトMozillaがそれぞれAdobeとのFlashサポートに関する発表を行いました。

実質的には、もうウェブ上においてFlashが必要な場面はかなり少なくなっています。Chromeブラウザーの統計では、2014年にはまだ80%あったFlash使用サイトは現在では17%にまで低下したとされます。また上記5社の提供するサービスやブラウザーもFlashからHTML5への移行をほぼ完了しています。

Flashの"終わりの始まり"は、やはり2007年にアップルのスティーブ・ジョブズが公開した文書「Thoughts on Flash」と言えるでしょう。ジョブズはFlashがAdobeの方針によって管理されるプロプライエタリ―な技術であることを指摘し、そのパフォーマンスやすでにオープンな代替技術があることを理由にして、あの手この手でFlash対応を迫るAdobeの主張を退け続けました。結果、Adobeは2011年にはモバイル向けFlashの開発終了宣言をするに至っています。

一方、デスクトップ向けのウェブブラウザー方面では以後もしばらくの間はFlashが活躍していましたが、2015年以降、MozillaのFirefoxがFlashの標準対応を終了し、macOSのSafariや、マイクロソフトのEdge、GoogleのChromeブラウザーもHTML5をデフォルトで使用するようになりました

Adobe自身、すでにFlashへのこだわりを捨てており、しばらく前からHTML5やWebAssemblyへの移行を推進するようになっていました。2015年の暮れにはオーサリングソフトのFlash ProfessiolnalをAnimate CCに改名し、FlashをHTML5に変換する開発者のコンテンツ制作の主軸をHTML5に移行させる対応をとっています。

最近では、Flashの名前が出るのは脆弱性の話題ばかりになりました。Flashの終了は、マクロメディア(Shockwave)時代を知るようなベテラン開発者/ユーザーにとっては感慨深いものもあるかもしれませんが、オープンソース支持者や最近のFlashしか知らない人たち、そして企業のセキュリティ管理者からすれば「やっとか」といった感想が最初に出てくる話かもしれません。

追記:ちなみに、Flashベースの単体アプリケーションとして動作するAIRに関しては、Adobe内の開発者から引き続きサポートが続けられる、という話も出ています。


Source: Adobe
関連キーワード: adobe, flash, internet
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