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アップル、5G次世代通信の試験許可を取得。シリコンバレーの一角でiPhone、自動運転車での活用想定か

カルトすぎて伝わらないB級ホラー映画の街でテスト

Munenori Taniguchi
2017年7月28日, 午後12:45 in Internet
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米連邦通信委員会(FCG)が、アップルが提出した5G無線通信技術の試験許可申請を承認しました。これにより、アップルはシリコンバレーの一角にあるミルピタスで、ミリ波帯5Gモバイル通信を使ったサービスの実地試験を行うことが可能となります。

この分野にはすでにSpirintやAT&T、Verizonなど通信事業者からGoogle、Facebook、サムスンといったIT巨人たちがひしめき、それぞれの割り当てられた帯域で次世代通信網から全く新しい通信サービスの試験などをおこなっています。

アップルが試験に使うのは5G周波数帯の中でも28および32GHz帯という上の方の帯域で、ミリ波ブロードバンド通信における様々な通信環境でのリンク確立と通信の安定性評価などを計画しているとのこと。

電波は、周波数を高くすると多くの情報を詰め込めるようになるかわりに、建物などの障害物を回り込んで届く回折が弱まって屋内での通信に弱くなる問題が拡大します。現状でも700~800MHz帯のいわゆるプラチナバンドが建物内での通信に強いのに対して、2.1GHz帯を使う4G-LTEなどでは特にコンクリート建築内での通信が不安定になる経験をした人も多いはず。

これが数十GHzというかなり高い周波数帯をつかう5Gの場合はさらに電波の直進性が高くなり、障害物などの反射によって同じ通信が時間差や位相差を伴って届くマルチパス現象が起こりやすくなります。アップルはこうした通信環境下での通信安定性の評価をするとされています。

具体的な5G通信の活用としては、将来のiPhoneで...というド直球な使い方が考えられる一方、アップルが開発している自動運転車向け技術で、多数のセンサーからの大量のデータを吸い上げるための通信手段として使うことも十分に考えられます。

いずれにせよ5G通信規格はまだ実験段階であり、少なくとも2020年頃までの本格的な商用展開は想定されていません。われわれがその恩恵に預かるにはまだしばらくの年月がかかるはずです。

以下蛇足:

ちなみにアップルが試験を行うミルピタスの街は、現在こそシリコンバレーの一角としてIT企業なども進出しているものの昔はかなりの田舎町でした。そして1970年代には町おこしとしてB級ホラー映画「Milpitas Monster」を制作したことが知られています。この映画、日本でも「悪魔のゴミゴミモンスター」(毒々ではない)としてビデオソフト化されていたため、ひょっとしたらご存じの方もいるかもしれません。さらに驚くことにこの珍作は2014年に国内でDVD化されており、今でも購入可能です。

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