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Apple Watch Series 3でLTE契約、その手順を調べてみた:石川温

SIMマニア心をくすぐる興味深い製品だ

石川温
2017年9月21日, 午後07:15 in apple
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Apple Watch Series3が9月22日より発売となる。

Apple Watchもついに3世代目。今回からLTE通信に対応するというのはとても大きな進化だ。LTE Cat-1(カテゴリー1)で通信が行え、しかもVoLTEで、iPhoneと同じ番号が使えてしまうというのはなんとも画期的だ。

しかも、アンテナをディスプレイ部に収めたことで、大きさは従来とほとんど変わっていないのも驚きだ。

しかし実際のところ、Apple Watchはどのようにしてキャリアと契約するものなのか。一足先に実機を入手したので、試してみた。

(※以下で説明する手順はSIMフリー版iPhoneの場合)
 

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まずは普段からiPhone用として契約しているau回線で設定してみた。

すでにiPhoneにはauのSIMカードが刺さった状態で、Apple Watchの電源をオンにしてみる。すると、「iPhoneをApple Watchに近づけてください」というメッセージが出るので、すかさずiPhoneに近づけてみる。するとiPhoneが反応し、Apple Watch側にもやもやした球体のようなものが表示されるので、iPhoneのカメラをかざすと、ここでペアリングが成立する。


▲Apple Watchの電源を入れると、iPhoneに近づけるように言われる。iPhoneが反応し、設定が始まる。


▲Apple Watchに表示されたモヤモヤした球体をカメラで撮影するとペアリングが完了する。

あとは、いつのバックアップデータから復活させるのかを選び、Apple Payの設定などの行程に進んでいく。ここまではいままでのApple Watchと一緒だ。

最後に「モバイル通信設定」という項目が登場するので、それを選ぶと、KDDIのサイトに飛んでいく。そこではiPhoneとApple Watchで同じ番号が使える「ナンバーシェアサービス」は月額350円が必要であること、2018年12月までの申し込みで最大6ヶ月は無料であることなどが記載されている。


▲設定を進めていくと、最後にモバイル通信の設定項目が登場する。

ちなみに、手続きには時間が決まっており、朝6時から夜22時までなのだとう。また、このページを表示すると、留守電/着信転送サービスが解除されてしまうので、継続して利用するには再設定が必要になるという注意もあった。

次に、auで契約したときに決めた暗証番号を入力。さらに名前、生年月日、現住所を入力すれば設定は完了する。この間、5分もかからなかったと思う。ちなみに、iPhoneがWi-Fiで接続されていると上手くいかないようなので、必ず4G接続で設定した方が良さそうだ。

これで、契約は完了し、iPhoneの電話番号と同じ番号がApple Watchで使えるようになった。

まさにApple Watchは「eSIMフリー」で、オンライン上で簡単に契約、番号が使えるようになってしまうようだ。


▲auのSIMが入っていると、KDDIのサイトに飛ぶ。名前や住所を入力するとあっという間に契約が完了する。

実際に、iPhoneを機内モードにして、設定した電話番号にかけてみたが、ちゃんとApple Watchが鳴り、着信して通話ができた。最初、Apple Watchを腕にしていなかったときは、留守番電話になってしまった。どうやら、腕に装着して、ロックが解除されていないと着信しないようだ。

実際に契約できたかどうかは、iPhone側のWatchアプリにある「モバイル通信」という項目で確認できる。

実際にチェックしようと項目を開くと、「新規プランを追加」というメニューがあるのを発見した。

「もしや、これは」と思い、すぐにauのSIMカードを抜いて、今度は普段、Androidで使っているNTTドコモのSIMカードをiPhoneに挿してみた。

すると、今度はNTTドコモ「ワンナンバーサービス」のサイトに飛んでいった。認証ページではすでに電話番号は入力済みであったので、暗証番号だけを入力。あとは「ワンナンバーサービスを申し込む」という項目にチェックを入れ、注意事項を読み、申し込むボタンを押したら、今度はNTTドコモの番号で、Apple Watchが使えるようになってしまった。

もちろん、KDDIの契約情報も残ったままだ。


▲auのSIMカードをiPhoneから抜き、今度はNTTドコモのSIMカードを挿してみる。するとauとの契約設定が残ったまま、NTTドコモの契約を進めることができた。


▲iPhoneにはauとNTTドコモの2つの契約情報が書き込まれている。

ここまで来たら、残るは一つ。NTTドコモのSIMカードを抜き、普段、アメリカ出張時に「アメリカ放題専用」として使っているソフトバンクのSIMカードを挿してみた。iPhoneのWatchアプリのなかにある「モバイル通信」という項目から「新規プランを追加」を選んでみた。

すると予想通り、ソフトバンクのサイトに飛んでいった。My Softbankのログインとして、パスワードを入力。あとは月額350円かかるがキャンペーンで無料であることを確認し、申し込みをし、「登録する」というボタンを押せば、Apple Watchでソフトバンクの電話番号が使えるようになった。


▲次にソフトバンクのSIMカードに差し替えると、ソフトバンクのサイトに飛ぶ。


▲サイトでの契約を終えると、アプリ上でソフトバンクのネットワークをアクティベーションすることになる。
 
この状態でWatchアプリの「モバイル通信」の項目を確認すると、KDDI、ソフトバンク、ドコモという3つのプランが登録されている状態となっていた。さすがにもう「新規プランを追加」という項目はなくなっていたが、SIMカードを抜き差しすれば、どのキャリアの番号でもApple Watchが使えるようになったのだ。


▲これで3つのキャリアの設定が書き込まれた。SIMフリースマホのAPNを複数、登録しておくイメージに近いのかも。

実際に契約作業をしてみると、思った以上に簡単で驚いた。「新規契約」というわけではなく、すでに持っている番号に追加する形式であるため、手続きも簡略化されているのだろう。

また、ひとつのキャリアしか契約できないかと思いきや、最大3つまでiPhone上で契約し、SIMカードを抜き差しすれば、それと同じ番号でApple Watchも使える仕様なのが面白い。

ひょっとすると、海外でApple Watchに対応しているキャリアを契約できれば、現地では海外キャリアのSIMカードを差し替えて、iPhoneとApple Watchで同じ番号、データ通信を使い、国内に帰ってきたら、また今まで通りの契約に戻すということが簡単にできてしまいそうだ。

今回のApple WatchはeSIMで、cat-1で、しかもiPhoneと同じ番号が使え、さらにiPhoneから簡単に契約でき、しかも複数のキャリアの契約情報を保持できる。

そういった意味で、マニア心をくすぐる、興味深い製品に仕上がっているのではないだろうか。

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