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アップル、macOS High Sierraを正式公開。新ファイルシステム採用、写真/動画の標準フォーマット変更など

地味だけど大事な更新多数

Munenori Taniguchi
2017年9月26日, 午前06:00 in Personal Computing
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アップルが、macOS High Sierraを正式公開しました。Mac App Storeからダウンロード可能で、iMac、MacBookは2009年以降に発売のモデル(late 2009以降)、その他機種は2010年以降に発売されたモデル(mid 2010以降、Macbook Airのみlate 2010以降)で利用できます。

UIなど見た目の部分にもいくつか変更点はあるものの、最も大きな改善は標準のファイルシステムがHFS+からApple File System(APFS)に変更されているところ。APFSは、iPhoneなどではiOS 10.3から採用されているファイルフォーマットで、フラッシュストレージに最適化されています(HDDやFusion Driveは従来どおりHFS+)。

特に劇的な高速化を発揮するのがファイルのコピー。ファイルの実体はコピーせずに、ストレージ領域のどこにどのファイルが存在するという情報だけを複数作るCopy On Write(COW)機能を使い、処理的に"実際はしていないけどコピーしたつもり"にしておくことで、ストレージ容量の消費を抑えます。もちろん、コピー元もしくはコピーしたほうのファイルを編集保存した時点で実体データは別々に作成されるので、ユーザーは画面の向こう側で起こっていることを意識することなく、自由にファイルを扱えます。

もうひとつパフォーマンス向上効果を発揮するのがグラフィックスAPI。従来のMetalはMetal 2にバージョンアップし、マシンラーニングやVRサポートなど新技術への対応も含みます。

また、第6世代以降のCoreプロセッサー搭載Macでは、写真アプリが扱う標準の写真や動画のフォーマットが変わり、写真は従来のJPEGからHEIF形式(拡張子.heic)となります。HEIFは画質を保ったままデータ量が半分になるとされ、ストレージ容量の節約効果が見込めます。ただ、HEIF形式のファイルはアップル以外のデバイスとやり取りする場合、自動的にJPEG形式に変換して渡されます。またバッファローの「おもいでばこ」シリーズなど、フォトストレージ製品や他の画像を扱う周辺機器、クラウドストレージなども、それぞれHEIF対応状況を確認しておくと良さそうです(おもいでばこはHEIF対応を予定DropboxやGoogleフォト、Amazon Prime Photosは対応済み)。

なお写真アプリは編集ツールの充実やライブフォトのサポートなど、使い勝手の面でも大幅な機能向上が図られています。その他、標準の動画エンコードがH.264から最大40%も高効率なH.265/HEVCに変わり、肥大化しがちな4K動画も扱いやすくなるはずです。

そのほか地味に便利そうなのが日本語の入力作業。新たな日本語変換機能は、日本語入力モードでも英単語のつづりを入力すればそのまま英単語に変換することが可能になっており、英語/日本語の入力モード切り替えをほとんどせずにスムーズな入力が可能です。

※修正:冒頭に記したOSの対応機種を明確化しました
[Image : Apple]
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